昨日、職場の派遣社員の人にこう聞かれました。
派「○○さん、住宅ローンとか詳しいっすか? 35年ローンとか使って俺マンション買えるか考えてるんだけどなあ」
僕「まあ、ちょっとは知ってるけど。月5万円とか、6万円でマンションが買えるとかいう広告がよく入ってくるよね」
派「そうそう。そうなんですけど」
僕「一見アパートの家賃みたいな金額なんで、買えそうな気がするけど、そういう広告の殆どは短期固定金利なんだよ。長い間金利が低くて済む長期固定金利は、年収500万円以上とかの人じゃないと貸してくれないよ」
派「短期固定金利って何すか?」
僕「短期固定金利は年収300万円以下の低所得者層でも利用できるようにした非常に手にしやすい金融商品なんだけど、簡単に言えば変動金利と、固定金利の中間みたいなもの。実は、これは2年前の倍近くまで金利が上がって、払えなくなったローン破産世帯が昨年からたくさん出ているんだよ」
派「なんか難しいですね…」
僕「それと月の支払いが5万円といってもボーナスでも引かれていたりするから、最低頑張って正社員にならないととてもむり。マンション買うなら公益費や管理費、固定資産税も考えないと」
派「そうなんすか。でも金利って誰が決めてるんですか?」
僕「日銀だよ。日銀の公定歩合の上げ下げで金利が決まってくるんだけど、海外じゃ十数パーセントまで金利が上がることがあるから、日本でもどこまで上がるかわからないよ」
派「僕じゃあ、無理っすかね」
僕「俺たちみたいに、いい年こいた転職組ってのは10~20年働いている正社員と同じことをやっていちゃダメなんだよ。最初の1年で結果を出さないと。見ての通り正社員だって追い落とされてるんだから。まず有給使っているようじゃダメ。ちょっと時間があいたからってタバコなんて吸ってないで自分で仕事を見つけてやるとか、休憩時間には標準書のファイル右から左まで全部目とおして勉強したり、家帰って毎日ノートにまとめたり、教えられた仕事は殆ど憶えたからもっと難しい仕事やらせて下さいって、上司に言えるくらいじゃないと」
派「え~無理っすよ~。○○さんは真面目ですね」
僕「自分のためなんだから、真面目で当たり前だよ。会社に出て来さえすれば正社員にしてくれるだろうなんて、人事を信用しちゃだめ。甘い考えで住宅ローン組んで、昔みたいに7%とか8%まで金利が上昇したり、会社クビになっただけでアッというまに破産しちゃうよ」
派「う~ん」
てな感じの会話でした(笑)
要点は、政府が失業対策やら所得の減少に対して財政出動を行わずに、派遣法改定という規制緩和や、日銀の金融緩和と金利の上げ下げだけで、景気回復を図ろうとするから、こんな会話になるのです(←分かりやすいでしょ!)
僕もゼロ金利時代につられて、住宅ローンを組んでしまった方なのですが、バブル時代の方がどんどん不動産価格が上昇していって、僕の住んでいた千葉市郊外でも50坪の建て売りが4~5千万円というのが当たり前でしたので、家を買うチャンスは非常に薄かったというのは確かにあります。ただ、それが良かったかどうかは、遠い将来になってわかってくるのでしょう。
しかし、僕の職場の派遣くんのように、仕事とか家計を甘くみている人には、賃貸に住むことを勧めてしまいます。
賃貸なら、将来月10万円とかアルバイト並に収入が減った場合でも、2万円~3万円のアパートに住み替えればいいだけですから、かなりの不況にも耐えられるからです。
本当はそちらの方が、よっぽど賢いと思っています。
派「○○さん、住宅ローンとか詳しいっすか? 35年ローンとか使って俺マンション買えるか考えてるんだけどなあ」
僕「まあ、ちょっとは知ってるけど。月5万円とか、6万円でマンションが買えるとかいう広告がよく入ってくるよね」
派「そうそう。そうなんですけど」
僕「一見アパートの家賃みたいな金額なんで、買えそうな気がするけど、そういう広告の殆どは短期固定金利なんだよ。長い間金利が低くて済む長期固定金利は、年収500万円以上とかの人じゃないと貸してくれないよ」
派「短期固定金利って何すか?」
僕「短期固定金利は年収300万円以下の低所得者層でも利用できるようにした非常に手にしやすい金融商品なんだけど、簡単に言えば変動金利と、固定金利の中間みたいなもの。実は、これは2年前の倍近くまで金利が上がって、払えなくなったローン破産世帯が昨年からたくさん出ているんだよ」
派「なんか難しいですね…」
僕「それと月の支払いが5万円といってもボーナスでも引かれていたりするから、最低頑張って正社員にならないととてもむり。マンション買うなら公益費や管理費、固定資産税も考えないと」
派「そうなんすか。でも金利って誰が決めてるんですか?」
僕「日銀だよ。日銀の公定歩合の上げ下げで金利が決まってくるんだけど、海外じゃ十数パーセントまで金利が上がることがあるから、日本でもどこまで上がるかわからないよ」
派「僕じゃあ、無理っすかね」
僕「俺たちみたいに、いい年こいた転職組ってのは10~20年働いている正社員と同じことをやっていちゃダメなんだよ。最初の1年で結果を出さないと。見ての通り正社員だって追い落とされてるんだから。まず有給使っているようじゃダメ。ちょっと時間があいたからってタバコなんて吸ってないで自分で仕事を見つけてやるとか、休憩時間には標準書のファイル右から左まで全部目とおして勉強したり、家帰って毎日ノートにまとめたり、教えられた仕事は殆ど憶えたからもっと難しい仕事やらせて下さいって、上司に言えるくらいじゃないと」
派「え~無理っすよ~。○○さんは真面目ですね」
僕「自分のためなんだから、真面目で当たり前だよ。会社に出て来さえすれば正社員にしてくれるだろうなんて、人事を信用しちゃだめ。甘い考えで住宅ローン組んで、昔みたいに7%とか8%まで金利が上昇したり、会社クビになっただけでアッというまに破産しちゃうよ」
派「う~ん」
てな感じの会話でした(笑)
要点は、政府が失業対策やら所得の減少に対して財政出動を行わずに、派遣法改定という規制緩和や、日銀の金融緩和と金利の上げ下げだけで、景気回復を図ろうとするから、こんな会話になるのです(←分かりやすいでしょ!)
僕もゼロ金利時代につられて、住宅ローンを組んでしまった方なのですが、バブル時代の方がどんどん不動産価格が上昇していって、僕の住んでいた千葉市郊外でも50坪の建て売りが4~5千万円というのが当たり前でしたので、家を買うチャンスは非常に薄かったというのは確かにあります。ただ、それが良かったかどうかは、遠い将来になってわかってくるのでしょう。
しかし、僕の職場の派遣くんのように、仕事とか家計を甘くみている人には、賃貸に住むことを勧めてしまいます。
賃貸なら、将来月10万円とかアルバイト並に収入が減った場合でも、2万円~3万円のアパートに住み替えればいいだけですから、かなりの不況にも耐えられるからです。
本当はそちらの方が、よっぽど賢いと思っています。
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