日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

ビデオを見て、考えてみた。

2008-02-03 10:44:39 | Weblog
ここ2~3日急に冷え込んできたせいか、風邪を引いてしまい、会社を休もうと一瞬考えましたが、下請け勤め時代の貧乏性が抜けきれずに、出勤しました。

しかし、イブプロフェイン入りのエスタックイブ(と同じ処方の安い薬)というのは、とてもよく効きます。これと、ザ・ガード整腸薬をセットで買い置きしておくと、休まず働ける強いサラリーマンになれること受け合いです。

薬のおかげで働きながら元気になることができたので、家に帰って、HDDレコーダーに録っておいた昨年のNHK放送「日本のこれから-農業」を見ることにしました。

しかし農業問題を真っ向から取り上げるかと思えば、司会者があまりにも中立的すぎて、イライラしてきました。稲作がコメを一俵作るごとに赤字になってしまったということは、今が、稲作農家全滅の危機なわけですよ。まあなんていいますか、「てめぇの馬鹿さ加減には、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ!」と、あばれはっちゃくの父ちゃんじゃないけど、同じ日本人に向かって怒鳴りたくなる心境なわけです。

農家が言うべきことは、「日本はこれ以上自由化しなくても世界一の農産物輸入国だ。なんでトヨタや、キャノンのために俺たち農家が犠牲にならなければならないんだ!」と言えばいいだけでしょうに。

現在、A級の売国奴である経団連の御手洗会長が、オーストラリアとの新たな貿易協定の下準備をしているそうですが、今も昔も、家電や自動車の輸出系企業のバーターとして農業が、どんどん窮地に立たされている現状は、変わらないようです。どの国も日本より遙かに手厚い農業保護をして付け入る隙がない現状で、WTOの圧力などをまともにうけてしまう間抜けな日本という国があるのですから、アメリカも、カナダも、オーストラリアも圧力攻勢をしかけてくるのは、当たり前でしょう。

そんなことを考えつつ、もう一本HDDプレーヤーの「世界のニッポン」とかいう日本の意外なランキングを紹介する特別番組があって、今まで、日本の住居面積は狭いと言われていましたが、実は、世界で5位なんだそうです。

今までなぜこのような誤解があったかというと、フランスの外国人記者が日本の家屋を取材して「ラピット ケージ」(画一的な住居)と記事にしたものを、日本語で直訳してしまった人が「ウサギ小屋」と書いてしまったために、これがアッという間に広がってしまったのだそうです。世界の中で5位なら広いじゃない(笑)

心配なのは、子供の読書時間が、先進30カ国の中で最下位ということ。

これはもう、ダメですね。

彼らの情報源といえば、漫画、ゲーム紙、ファッション誌、ケータイくらいなものですから、本を読まない馬鹿を何百人も集めてメール交換したところで大した情報は得られないわけです。今や、テレビや新聞まで経団連のご用聞きになっているくらいですから、反体制がこれほど必要とされている時代に、それを固めるだけのロジックすら成立させられないのはこういうところに原因があるのかも知れません。

とか言いながら、たいがいの日本人は、人がいいとは思うんですけどね。

ドラマ「薔薇のない花屋」じゃないけど、人を疑うことを知らない香取慎吾演じるお人好しお父ちゃんが、日本にたくさんいるわけで。でも、もうお人好しを続けるのもいい加減にしなさいって。

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