日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

JA解体と、食料安全保障について。

2014-06-22 13:17:10 | Weblog
山田正彦先生に「JAを解体すると、借金の多い農家が多いのだから、普通の銀行の不良債権処理のように扱われたら、つぶれる農家がたくさん出てくる」と言うと。「そうだな」と、ハッとしたような顔をされていました。これもTPPと併せて、日本農業を破壊する政策ですが、そんな自給率では冗談抜きに飢餓地獄になります。

現状でも、先進国一低い自給率の日本は飢餓地獄と背中合わせです。

東北大震災の時のように、あれほど豊富にあった食料が、あっという間に姿を消してしまう日が、いつかまたきます。あの時は、パン、カップ麺、ミネラルウォーターなどがスーパーの陳列棚から瞬く間になくなりました。東北の避難所では、おにぎり一個を複数で分けあいながら、飢えをしのいでいた報道も思い出されるでしょう。なるべく被災地に食料を届けるという考えから、周辺の都道府県のコンビニが、しばらく在庫不足になりました。

日本は、在庫を極力持たない高度な流通システムで、スーパーマーケットやコンビニの商品陳列は続いていますが、これは非常時には本当に危ういのです。

たった1周間くらいの供給不足で、といいますが、人間は1週間も食べられないと餓死する人が大分出ると思います。

このように頼りない日本の食料事情や、TPP、JA解体でそれを破壊していこうという愚策の乱立です。

更には、そのか細い腕で集団的自衛権を連呼すると言うのですから、開いた口がふさがりません。

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