日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

新年、おめでとうございます!

2011-01-01 02:35:07 | Weblog
新年、おめでとうございます。

先日テレビ東京の番組で、最近「黒い池上彰」といわれているジャーナリストの上杉隆さんが、菅首相について面白いことを言っていました。

「選挙演説を記者会見と信じこんでいて、国会の場で、今まで何千回も記者会見やってきたといってしまうなど、いろいろな『菅違い』をしている人」

「意外としっかりした総理であると最初は思われていた。十数年ぶりに二世ではない総理が選ばれた」

「総理になるために色んなことを考えてきた人。しかし、総理になったら何をやるかを決めていなかった人」

「菅政権というのは、仙石官房長官と、菅さんの奥さんの信子さん、この二人が決めたことで決まっている」

「菅総理は表向きと、裏向きが違う人で、基本はいい人」


ということを言っていたのですが、これはかなり当たっていると思われます。

要約すれば、「人は悪くないが、天然で、側近者の意見に(仙石+信子)影響されやすい人」といったところでしょうか。

昨日『上司は思いつきでものを言う』という本の話をしましたが、選挙中の消費税増税の話などはまさにそうで、こういう無用心で、天然なところが我が国の首相の正体なわけです。

否が応でも、我々はこの菅政権という船に乗っているのですが、それを踏まえれば今年の我々がどういう運命に晒されているのかを予測できると思われます。

といっても、「総理になったら何をやるのかを決めていなかった人」なわけですから、どの港に到着するのかを決めていない長い航路の途中に日本は晒されているわけで。

このシチュエーションは、映画「ケイン号の叛乱」を思い出してしまいますが、軍規を破ってでも艦長を追い出さない限りは、我々は救われないのかも知れません。

景気については、事業仕分けをしたところで、財源が無いとかいう不勉強さや、ブレーキを踏みながらの景気浮揚なんていうのは、やっぱり無理です。

仮に、コンクリートから人へ、公共事業から医療や福祉へといった、国のインセンティブ大変換が可能だとしても、もっとお金を入れないとGDPは伸びません。

庶民は、嘘の景気対策に踊らされて借金などしないように、節約しながら生きていくしかないでしょう。

どの職種の人も、生き地獄のようなキツイ仕事をしているでしょうが、失業の地獄よりはマシなはずなので、皆さんも、踏ん張って生きていって下さい。

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1 コメント

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あけましたね (hatimitutoringo)
2011-01-01 16:48:33
その通り。同感ですな。

途上国は従来の経済政策でやっていけるが先進国は、丹羽経済政策でないとだめですね。
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