日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

NHKスペシャル「生活保護 3兆円の衝撃」の残念さ

2011-09-17 15:35:36 | Weblog
やっぱりな↓

http://news.livedoor.com/article/detail/5869951/

番組をみました。番組の最後に、湯浅誠さんと私の2人が専門家として登場し、お互いほんのちょっとだけ発言していますが、私の発言部分について、すさまじい編集ぶりで、正直、魂消るというか、青ざめる思いがしました。

(学習院大学教授-鈴木亘氏のブログより)


毎日、千数百円も食費を使ったあげく(ワーキングプアよりも余裕がありそうに見せて)、余った4万円を趣味のDVD収集に使うなど余裕のある生活をクローズアップさせるなんて酷い編集の仕方です。

あんな狭いアパートで車も持てずに、ガス代は? 電気代は?

NHKのディレクターの所得が極端に低いのかも知れませんが、居住費を除いた生活費が8万円以下の人間ですら羨ましく思えてしまう大不況にしてしまった、歴代政府の経済政策の方に問題があるのでしょうに。

これでは、もっと低所得者層への嫉妬心を呼び込むだけの恣意的な編集の仕方に他なりません。

生活保護者の増加は、厚生労働省が2010年春に65歳以下の現役世代への生活保護支給を各都道府県に指示したことから増えていったのですが、そんな金があるのなら公共事業で、働ける世代に道路を作らせた方がほっぽどマシだったでしょう。

公共事業を削って、生活保護者を増やしてきたのが小泉内閣以来の直近の政策だったのですが、民主党もピントがぼけているのですよね。


…という苦情を、NHKに送ろうと思う(笑)

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