日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

日本の教育

2008-10-06 10:24:29 | Weblog
昨日のNNNドキュメント'08では、「貧困社会ニッポンの教育」という番組を放送していましたが、育英会の奨学金制度を含めて、この国の指導者たちには教育に力を入れようなんて気が、サラサラもないことがわかりました。

OECD加盟30ヶ国の中で、高校の入学料や授業料が無料でないのは、「日本、韓国、ポルトガル、イタリア」の4ヶ国だけです。

可哀想なことに、学費が払えないという理由で、高校や大学を中途退学している若者が大量に出ています。

無利子であった育英会の奨学金制度も、中曽根内閣の時に有利子制に変えられて、今では返済のタイトさも、民間融資並みで、返済の延滞には厳しいペナルティ加算が採用されているようです。大学を出てもまともに就職できない時代に、500万円の借金を返済していくのは大変なことだそうです。あげくの果てに、小泉の特殊法人改革によって民営化される方向なのだと。

教育費を削っておいて、何が米百俵だ(笑)

僕が日本でもっとも優れた政治家だと思っている亀井静香さんは、かつての総裁選の時に、高校までの義務教育と学生の全寮制を公約していたのですが、自民党員も広い意味での国民も、小泉純一郎を首相として支持してしまいました。

実際に会ってみれば亀井静香さんのハートフルな性格がよくわかるのですが、テレビ時代というのはルックスや、だみ声が欠点になり、かえって真実が判らなくなってしまうようです。

「人は見た目によらない」というのは昔からある言葉ですが、「人は見た目が9割」という本がベストセラーになってしまう昨今ですからねえ。

僕に言わせれば、国民がどんなに苦しもうとも、自業自得です。

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