日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

GDP18位時代の、「J.boy」

2008-05-28 13:53:47 | Weblog
いったい日本経済は、どれだけ弱体化してしまったのでしょう。

日本のGDPがOECD諸国の中で、18位まで下がったというので、それについて少々考察してみましょうか。

まず、内閣府発表OECD加盟国の一人当たりGDP順位(2006年度 単位:ドル pdfファイルにて注意)は、下記の通り。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/h18-kaku/percapita.pdf

1.ルクセンブルグ 88,840
2.ノルウェー    71,857
3.アイスランド   53,446
4.アイルランド   51,421
5.スイス       51,306
6.デンマーク    50,791
7.アメリカ      43,801
8.スウェーデン   42,264
9.オランダ     41,020
10.フィンランド   39,796
11.イギリス     39,573
12.オーストリア   39,064
13.カナダ       38,978
14.オーストラリア 37,710
15.ベルギー     37,674
16.フランス      35,572
17.ドイツ       35,368
18.日本      34,252
19.イタリア     34,252
20.スペイン     27,925


傾向的に、上位はEU加盟国などヨーロッパ諸国が中心です。

新自由主義を積極的に取り込んでいる、イギリス、アメリカ、日本は凡庸な順位で、この経済指針のどこがいいのか疑問を持つべき時期です。

1位はルクセンブルクですが、鉄工業と金融が強いという他には、不法滞在の外国人に労働力を頼り、人口も46万人しかいないので全く参考にはなりません。

2位のノルウェーは産油国というのもあり、平均収入が日本のちょうど倍くらいということです。

注目すべきは日本を上下にはさんだ17位のドイツと、18位のイタリアですが、GDPが同水準だとしても、日本より平均労働時間が年に500時間も少ないのですから、我が国は先進国といっていいものかどうか悩ましいところです。

そもそも、人生というものを、歌って、踊って、恋をして楽しんでいるイタリア人よりも、日本人が上位にあるなんて誰も思わないでしょう(笑)


こんな渇き切った日本に最もマッチングする歌は、浜田省吾の「J.boy」以外にありませんよ(↓)

「仕事終わりのベルに囚われの 心と体取り返す夕暮れ時
ho..家路たどる人波 俺はネクタイほどき
時に理由もなく 叫びたくなる怒りに」

「果てしなく続く生存競争(サバイバルレース)走り疲れ
家庭も仕事も投げだし 逝ったあいつ」

「そして俺は心の空白埋めようと
山のような仕事抱え凌(しの)いでる」

「J.boy 頼りなき 豊かなこの国に
J.boy 何を賭け 何を夢見よう…」


五臓六腑にしみわたるとは、この曲のことなり(笑)

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