日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

不況と、大相撲

2010-01-21 05:22:45 | Weblog
昨日は、母と妹が北海道から遊びに来るというので、大相撲のチケットを前もって買っておいたのですが、場所の前日であっても空席があるので、変だなとは思っていたのですが・・。

さて、その日は朝から忙しく、6時に起きて自宅で2人分のベッドメイキングと掃除、就職斡旋会社との面談、職安の受給認定があったのですが、それぞれ順調にすませることができたので、両国駅に着いたのは、まだ3時前でした。

時間も早かったので、国技館に向かう途中に一人前980円~というリーズナブルなちゃんこ料理のお店を発見しました。早速店に入り、レジ係りのおばちゃんと話して、6時15分に3人分の予約を入れておきました。

その後、駅から歩いて数分の国技館に着いたのですが、上京してきた人間と何かしらのイベント会場で待ち合わせるのは、かなり確実な待ち合わせ方法だったようで、難なく母と妹を発見。

僕より1時間ほど早めに入場していた母と妹は、「千代乃富士を見た」とか、「武蔵丸と握手してもらった」とか、「ここだと兄貴がやせて見える」とか、えらく興奮していました。

それはさておき、僕は相撲をあまり見ないので、朝青龍と、白鵬、魁皇くらいしか知らなかったのですが、普段のNHKのテレビ放映の仕方が、何十年も進歩してこなかったせいか、生で見ると面白かったですね。

朝青龍が立会い前の気合を入れた瞬間に、会場がドッと沸いたのは凄かったです。結果は、あの巨漢の把瑠都を、軽々と下手投げで勝ち、その日一番の取り組みでした。会場は大賑わいでしたが、嫌われていても、朝青龍が好きな人は多いようですね。なんだ、あの隆々とした攻撃的な筋肉は。

しかし、午後5時を過ぎても空席がそうとう目立っていたのですが、これでは大相撲改革が必要だと訴える貴乃花の危機感の方が、まともといえばまともです。これでは、チケットが簡単に取れるはずで、客の入りが悪いなら、札幌ドームみたいに終了一時間前になったら、千円くらいで売ればいいのにと思いました。

二所ノ関一門が、貴乃花親方を支持する6人の親方を破門するというニュースが先日ありましたが、日本航空と同じで、親方日の丸商売をやっていると、末路はこんなことになるのだなあと思いました。

最近のテレビを見ていて、テレビカメラも空席を映さないようにしていたことが判明したのですが、政府がデフレをようやく認めたのと同様に、いいっぷりこきを相撲界もしていたのでしょう。

相撲の不人気も、6割方は不況に原因があるとは思いますが、この不景気に、供給サイドの努力をしてこなかったというのもあるにはあると思います。

会場の急な階段は年寄りには厳しいのでバリアフリーの余地がありますし、ビールやつまみを売るビアガールがいれば、客も喜んで買うでしょう。入場の時にロック音楽をかけてもいいと思います。

舞の海や、益荒雄や、水戸泉が幕下で60歳くらいまで現役で食べていけるようにすれば、前座の時間も楽しいでしょうし、アイディアなどいくらでも沸いてきます。

弓取り式まで堪能した閉幕後は、予約したお店に直行しました。一人2500円の予算で、お腹一杯になったのですが、下手なちゃんこ料理屋よりもよほどボリュームがあって美味しかったです。元力士の経営する大半の両国価格は、ぼったくりです。

な~んてことを書いてしまいつつ、明日は成田山と千葉動物園に風太くんを見に行くという(笑)