延命プラン

先日、テレビ番組で「寿命をワザ百科」というのをやっていたせいで、あちこちのスーパーマーケットでマイタケが品切れ状態だそうです。

本当かどうか買い物に出かけると、二か所のスーパーで品切れでした。

念のため「雪国まいたけ」の株価を調べてみると、番組の効果がそれほどでもなかったのか、まだ株価に反映されていないせいか、さほど上がってもいませんでした。

マイタケに含まれるMXフラクションに、脂肪燃焼効果あるという話なのですが、昨年もテレビで放映されたときに品薄状態が続いたので、たぶん一時的な現象なのでしょう。

他にも、高血圧に蕎麦がいいとか、脳梗塞や心筋梗塞に酢を加えたアサリスープがいいとか、メタボリック症候群に寒天がいいとか、要は和食を食えということでしょう。

但し、僕の周囲で早死にしている人の特徴は、自営業の借金や住宅ローンをかかえているとか、酒を多量に飲んでいるとか、家庭が不仲であるとか、そういう人が多いです。

番組では取り上げられませんでしたが、経済的に不安がないのも長生きの秘訣でしょう。

このまま不況が長引けば、日本の長寿世界一の座も譲り渡してしまうでしょうが、男性に関して言えば2005年に１位の座を明け渡して以降、2008年には世界４位ですから既に転落して久しいです。

しかも、少子化の時代ですから、若者の死亡者の絶対数が少ないので、それほど長生きとも言えないのでしょう。

そもそも日本が長寿国になったのは、1965年以降に死亡原因の１位であった脳梗塞の死亡者が血液の抗凝固薬によって激減したためなのですが、そう考えて見ると長寿国というのは経済成長と重なって、十分な治療が受けられるようになった最近の話だったのでしょう。

寿命でワーストの県は、青森、秋田、岩手の順だそうですが、塩っぱいものばかり食べていますからねえ。やはり、問題が解決されている循環器系の疾患が一番で、次に癌の心配が必要なように思われます。

メタボが心配されているようですが、少し小太りの人よりも、痩せている人のほうが寿命が短いようなので、これでいいのだ（笑）