雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の才能なし俳句「木枯らし」

2016-11-05 | 日記
   ◇木枯らしや 野外舞台で 舞う落葉

 木枯らし吹いて、屋外ステージで踊るかのように転がる落葉を見て一句ひねった。よく考えてみると、この句、「才能なし」以下で、俳句になっていない。みっともないことに季語が2つあるのだ。そこで次のように修正してみた。

   ◇落葉舞う ビルの谷間の 晴れ舞台

 これでようやく「才能なし」級に昇格したかな?

   ◇クリスマス 遠きに並木 はや聖樹◇ 

 クリスマスが近付くと、木の葉が散った木々はLEDを鈴生りにつけられる。熱くはないだろうが、樹々たちが「俺は生きているのだぞ」と、抗議しているように思えて仕方がない。

   ◇木枯らしや ビルの谷間を 暴れ竜

 歳を取ると、そう感じるものである。

   ◇木枯らしや 霜焼け指と また格闘

 気を付けていても、また今季も霜焼けに悩まされる。どうやら、小生の霜焼けは遺伝のようである。