雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺のエッセイ「ヒー」

2016-02-03 | エッセイ
 猫爺は、酒もダメなら、ピリ辛もダメという、人生の楽しみの半分は損をしている。その猫爺が、最近「◇×△ヤ」の「辛ムーチョ」なるポテト・スナックを食べ始めた。周りの者が不思議がっているのだが、訳はこうである。

 根っからの「いやしんぼ」なので、食間につい菓子を口にしてしまう。酷いときは、菓子で腹が膨れて食事の時には既に満腹であったりもする。「辛ムーチョ」は、この防止策なのだ。
 細い棒状のポテトを一本口に入れて、袋のキャラクタ「ヒー婆ちゃん」よろしく「ヒー」。スナックは長持ちするうえ、口寂しいのも解消する。

 最近、当ブログに来られる方々の中で、「猿轡小説」で検索されておられるのが目立ってきた。「どれ」と、「猫爺 猿轡」でグーグル検索をしてみると、当ブログの記事が五つもヒットした。なるほど、猫爺は猿轡小説を書いていたのだ。
 だが、決して「SM小説」を書いているつもりはない。事件の小道具として猿轡を登場させているのだ。もう一件。どこかで「男色爺の小説」と書かれていた。こちらも「猫爺 男色」で検索してみると、二つヒットした。いずれも、弁解の余地なしか。

 そう言えば、「歌をわすれたカナリヤ」の歌詞を、SMみたいに茶化した掌編があった。

   ♪歌を忘れたカナリヤは、柳の鞭でぶちましょか♪

 あの一節に、猫爺は「ローソクを垂らす」を加えた。立派なSM掌編だ。こちらは、カナリヤが「ヒー」