キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

2011年8月27~28日 飯豊山

2011年08月28日 | 福島の山
2011年8月27日(土)~28日(日)、 飯豊山に行きました。

今週末は、黒戸尾根で甲斐駒ケ岳・・の予定でしたが、、
前線が関東甲信越地方の真上にあって天気がよろしくない。
東北地方なら天気が良さそうだったので、飯豊山にしました。

飯豊山はキツイって聞くけど、本当にきつかった。
とにかく稜線に出るまでが暑い。 
今回は幸い曇りだったので何とか登れたが、晴れてたら無理だったかもしれない。
やっぱり、もう少し涼しくなってから来ればよかった。


コースマップ


御沢キャンプ場。
ここは、喜多方市なんですね~。


飯豊山、隣の県の山なのに、ほんと遠かった~。 
家から300km以上あった。 

高速を下りてからは、真っ暗な田んぼの中を走った。
夜の田んぼは、たくさん虫が飛んできて気味が悪い。
他に走ってる車なんていなくて、
途中、1軒だけあったコンビニの前を通った時はホッとした。
 
川入までの道路は一部工事中で未舗装状態の箇所がありました。 
土砂崩れの修復をしているような場所もあったが、3月の地震の影響だろうか?。

さらに、川入~御沢キャンプ場の約2kmくらいの林道は、細くて未舗装の凸凹道。
深夜に走っていて、本当にこの道でいいの?・・と不安になった。

 
駐車場は思ったより空いて、心配する必要はなかったみたい。
前日の雨のお陰で、涼しく車中泊できたのも良かったな~。


さてさて、午前6時前に登山口を出発。
朝の空気が涼しくて気持ちいい。


しばらく歩いて、橋を渡ると、・・


飯豊山登山道への分岐だ。


長い階段を登ると、すぐに汗が噴き出てきた。



歩き始めて30分もしないうちに、頭が汗でぐっしょりしてきた。
汗が目にしみる。
帽子じゃダメで、タオルを頭に巻いた。
そのタオルもすぐにグショグショになる。
噴き出た汗の匂いに虫がまとわり付いてきて、うっとうしい。
虫除けスプレーも効き目無し。

暑くてキツイ。 
「今日はダメかも?」・・とへこたれながら、少しずつ足を進める。


約20分間隔で出現する休憩場所で小休止を繰り返す。
頭に巻いたタオルを絞るたび、汗がボタボタ~と地面に落ちる。

下十五里                        中十五里
 

上十五里                        笹平
 

横峰                          横峰小屋跡
 

暑い暑い・・と言いながらも、標高が高くなると少しは涼しくなってきた。
横峰小屋跡で長かった急坂も終わり、なだらかな道に変わった。
やれやれ・・。


そして、お待ちかねの水場。 冷たくて美味しい水がたまりません。
一瞬、放射能は大丈夫か?・・と思ったが、もう飲んじゃったから手遅れです。 



剣ヶ峰の岩場。
それほど高度感はありませんが、
重いリックに体が振られて怖いから、慎重に登りました。



やっと、三国小屋。 思っていたより綺麗な小屋でした。
ここに荷物を置いて、飯豊山をピストンする人もいるようです。


小屋番のおじさんに、今日はテント泊だと告げたら、
「飯豊山は避難小屋がたくさんあるからテントは要らない。
 朝日連峰なんかテントは全面禁止になってる。」・・だそうです。

理屈はその通りでしょうが、
人とお話するのが苦手の私には、やはりテントの方が良いのです。

三国小屋から先は小さなアップダウンを繰り返す。
ガスで見晴しが良くなかったので、とても長く感じた。

ようやく切合(きりあわせ)小屋に到着。



切合小屋の裏のテント場。 

まだお昼の12時だから、さすがにテントはないですね。
最初は、ここでテント張ろうと思っていましたが、
時間は十分あるので、一休みしてから本山小屋まで行くことにしました。


御秘所の岩場


あれが飯豊山か? ・・と思って地図を見たが、どうも違う。
飯豊山は、この山のさらに奥にあるはずです。 


1時間ほど、ひ~こら登ってテント場を通過。  
風除けの石が積んである。
本山小屋も、すぐそこに見えます。


本山小屋では、蝶の回りに人が集まってました。
”アサギマダラ”という蝶だそうです。
台湾の方から飛んでくるらしい。 へぇ~。



突然、1人の女性が暴挙に・・。  一体、何するの?



落書きされたアサギマダラ。  「やめて蝶!」と言ってる。



テント場に戻って、テント設営。


水場は、テント場から東斜面を少し下りたところにある。
冷たくて美味しい湧水です。


飯豊山頂に向かう。
何となく燕岳に向かう道に似てるかも?


飯豊山頂


本山小屋を振り返る。


御西岳方面


山頂では、いわきから来たという方とすこし歓談。

雲行きが怪しくなってきたのでテント場に戻る事にしたが、
途中、雨が降ってきてビショ濡れになった。
体が冷えて、少し寒い~。

そして夕方、今回も御飯炊き。
向こうのテントの人達、何やら美味しそうな料理を作っています。


夜は風もそれほど強くなく、ぐっすり寝られた。
イビキも聞こえなかったし、涼しくて快適だった。


そして翌朝、朝日が眩しい。


でも、今日もガスっぽくて、ガッカリ・・。


飯豊山頂も景色が良く無さそう。
今日は山頂へは寄らず、すぐに下山することにした。



午前7時前、テント撤収して下山する。
三国岳がはるかかなたに見える。 
あそこまで歩くのか。 遠いな~。 



姥権現(うばごんげん)から御秘所を振り返る。



飯豊山のガスが少し取れてきた。 でもこの後また、すぐにガスで見えなくなった。



この後の下山も、本当に長かった。
昨日のうちに本山小屋まで登っておいて、良かったな~。


下山後は、「いいでの湯」で汗を流した。
この温泉、少ししょっぱくて美味。
最初、自分の汗の味かと思ったが、温泉自体が少ししょっぱいです。


会津坂下ICへ向かう途中、飯豊山方面を見ると、雲がすごかった。



飯豊山、とにかく水の美味しい山でした。  
まぁ、それだけ暑いってことですが、美味しい水場がいくつかあったので救われました。
でもやはり、真夏には行かない方がいいかも?

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