2011年7月15日(金)~17日(日)と、白馬岳~不帰キレットに行きました。
※猿倉~白馬岳~天狗山荘 は、(その1)に、
天狗山荘~不帰キレット~八方 は、(その2)に書きました。
白馬岳には、ツクモグサの咲く6月下旬~7月上旬に行きたかったのだけれど、
週末になると、天候が今一つだった。
今回、晴天かつ連休という事もあり、不帰キレットも合わせて歩くことにしました。
コースマップ 赤:7/15 青:7/16 緑:7/17
7/14(木)の夜、家を出発して、7/15(金)の午前1時半ごろ八方に到着。
午前5時ごろの八方第2駐車場です。 (無料)
平日なので、停まっている車はまばら。
駐車場内には、八方温泉(\500)もあります。
八方尾根を下山したら、すぐに温泉に入って帰りたかったので、ここに車を停めた。
でも、登山口(猿倉)までの路線バスは明日7/16(土)~運行開始だから、
今日はタクシーで行かなくてはいけない。
こんな早朝から、タクシー、営業してるだろうか?
そうこうしている間に、どこからともなくタクシーが2~3台集まってきた。
お客がいないか、探しているようだ。
準備を終えた人達が、2組ほどタクシーに乗って行く。
私も急いで準備をして、タクシーに乗って猿倉に向かいました。
猿倉には思ったより早く到着。
メーター見たら\3000越えてましたが、運転手さんから\3000で良いと言われた。
どうやら、八方~猿倉間のタクシー料金は\3000の定額制のようです。
バスだと\920だから、それほど高くない。
定額制なら、何で運転手さん、メーター回したのだろう?
お客から、高いって文句言われないためかもしれないなぁ。
(参考)猿倉荘のトイレの横にあったタクシー料金表
さて、カキ氷の旗を横目に出発です。
しばらくは、林道を歩きます。
仲良さそうに前を歩くカップル。
そして、今日の核心部はココ。
何てことない橋ですが、最後の橋の固定が不十分で、足を置いた瞬間、ぐらついた。
ほんと、ビックリしたな~。
白馬尻荘に到着。
おぉ~、大雪渓だ。
ここで、アイゼン(6本歯)を装着。
雪はそれほど緩くなくて、歩きやすい。 快調、快調・・・。
さっきから、冷たくて気持ちのよい風と、
生暖かくてムッと湿った風が数秒間隔で入れ替わって吹いてくる。
「暑・寒い風」としか言いようがない。
ガスってきた。
暑・寒い風より、こっちの方が気持ちいい。
大雪渓もそろそろ終わり。 葱平への登り口が見えてきた。
時間は十分あるから、アイゼン外して、ここで大休止。 みんな、ガンバレ~。
今日は、この程度の人出だが、明日の今頃はきっと行列登山だろう。
大雪渓の後は、急登がしばらく続く。
花に癒されながら登る。
葱平(ねぶかっぴら)の看板を過ぎると、・・
すぐに小雪渓のトラバースだ。
昨年8月に来たときは、小雪渓は溶けて無くなっていた。
初めての小雪渓に少し感激した。
小雪渓を渡ってから10mほど登ると、避難小屋がある。
「ここはトイレではない!」と書かれた注意書きがあった。
もうそろそろ、頂上宿舎がみえるはずだが・・・。
お昼前に頂上宿舎に到着。
頂上宿舎で野営料金(\500)を支払い、早速にテント設営。
白馬岳山頂に向かう。 青空が見えるから、気持ちも高ぶります。
そして、白馬岳山頂。
一応、晴天なのですが、下に雲が広がっていて、周囲の山並みは良く見えません。
でも何だかとっても嬉しくて、近くにいた青年に写真を撮ってもらった。
自分の写真を撮ってもらうなんて何年ぶりだろうか。
いつもは避けているのに、なぜか今日はお願いした。
白馬に来ると、いつも曇だったので、今回は本当に嬉しかったのです。
それにしても、隣の若者、かなりお疲れのようです。
テント場に戻ると、テントが増えていた。
暇だったので、草花を撮影。
イワツメクサ (たぶん・・)
シナノキンバイ (たぶん・・)
ウルップソウ (きっと・・)
夕日をあびた杓子岳(左)と白馬鑓ヶ岳(右) ※杓子:しゃくし ※鑓:やり
昼間、雲が出ていても、夕方になると収まる事が多いそうです。
-------------------------------------
翌朝(7/16)、目が覚めたら、外がガスっていたのでまた寝た。
でも、しばらくしてから外を見たらガスが取れてた。
急いで山頂に向かう。 気持ちはダッシュなのだが・・。
日の出を見終わって、戻って行く人々。 遅かったか~。
赤く染まった雲
山頂に到着したら、もう日の出は終わっていた。
杓子岳 その向こうは、白馬鑓ヶ岳
両手を広げて、気持ち良さそうに伸びをする女性。
白馬岳の影
ブロッケン現象も見ることが出来た。
山頂からの帰り道、
早朝(5:30)から営業している白馬山荘のスカイプラザ白馬で、
コーヒーとチーズケーキを食べた。 (計\850)
テント場に戻ると、ガラ~ン。
まぁ、今日は行程4時間程度。
急ぐ必要もないので、のんびりとテント撤収しましょ。
テント場の横の斜面は、お花畑。
午前8時ごろ、テント場を出発。
今日は快晴です。
杓子岳(左)に向かいます。
杓子岳への急登
そして、杓子岳の山頂。
白馬鑓ヶ岳に向かう。
振り返れば、旭岳(左)、白馬岳(中央)、杓子岳(右)
白馬鑓ヶ岳の山頂
南の方には、今日の目的地の天狗山荘が見える。
白馬鑓ヶ岳を下り、鑓温泉への分岐を通過。
もうすぐ、天狗山荘だ。
天狗山荘の手前には雪渓がありました。
ここを下りないと天狗山荘に行けません。
最後の最後に雪渓とは、ちょっと意外でしたね。
天狗山荘に到着。
まだ、お昼前です。 テントは1張りも無し。
とりあえず、キリン・フリーで乾杯。
最近、ノン・アルコールビールを好んで飲んでます。
普通のビールや発泡酒よりも、美味しいと思う時があります。
テント設営して、灼熱の午後を過ごす。
夕方までヒマだ~。 めちゃくちゃ暑いし~。
鳥などを撮ってみる。
雪渓の雪を盛んにつついてます。食べてるのだろうか?
何となく天狗の横顔のような雲。 天狗山荘に天狗雲だ~。
いつの間にか、テント場も混み合ってきました。
そして、夕方。
また、ご飯を炊いた。
5月に、雲取山に行って以来、家で毎日のようにご飯炊きをしてました。
おかげで、ご飯炊きはかなり上手くなりましたが、
標高の高い山でも上手く炊けるだろうか?
結果はコレ。
いつもの様には炊き上げられませんでしたが、まぁ何とかおいしく食べられました。
やはり、下界とは沸騰具合が違って難しい。
いつもより勢いよく沸騰するので、ついつい火力を下げてしまう。
このままだと、芯が残りそうだったので、水を多めに入れて沸騰時間を長くした。
下界でコレをすると、おかゆ状になってしまうのだが、
標高の高い場所では、こうするしかなさそうです。
今度、圧力鍋でも担ぎ上げようか・・。
2日目の夕焼けは、こんな感じ
さぁ、明日(7/17:日)はドキドキの不帰キレットだ。 ゆっくり寝よっと。
※猿倉~白馬岳~天狗山荘 は、(その1)に、
天狗山荘~不帰キレット~八方 は、(その2)に書きました。
白馬岳には、ツクモグサの咲く6月下旬~7月上旬に行きたかったのだけれど、
週末になると、天候が今一つだった。
今回、晴天かつ連休という事もあり、不帰キレットも合わせて歩くことにしました。
コースマップ 赤:7/15 青:7/16 緑:7/17
7/14(木)の夜、家を出発して、7/15(金)の午前1時半ごろ八方に到着。
午前5時ごろの八方第2駐車場です。 (無料)
平日なので、停まっている車はまばら。
駐車場内には、八方温泉(\500)もあります。
八方尾根を下山したら、すぐに温泉に入って帰りたかったので、ここに車を停めた。
でも、登山口(猿倉)までの路線バスは明日7/16(土)~運行開始だから、
今日はタクシーで行かなくてはいけない。
こんな早朝から、タクシー、営業してるだろうか?
そうこうしている間に、どこからともなくタクシーが2~3台集まってきた。
お客がいないか、探しているようだ。
準備を終えた人達が、2組ほどタクシーに乗って行く。
私も急いで準備をして、タクシーに乗って猿倉に向かいました。
猿倉には思ったより早く到着。
メーター見たら\3000越えてましたが、運転手さんから\3000で良いと言われた。
どうやら、八方~猿倉間のタクシー料金は\3000の定額制のようです。
バスだと\920だから、それほど高くない。
定額制なら、何で運転手さん、メーター回したのだろう?
お客から、高いって文句言われないためかもしれないなぁ。
(参考)猿倉荘のトイレの横にあったタクシー料金表
さて、カキ氷の旗を横目に出発です。
しばらくは、林道を歩きます。
仲良さそうに前を歩くカップル。
そして、今日の核心部はココ。
何てことない橋ですが、最後の橋の固定が不十分で、足を置いた瞬間、ぐらついた。
ほんと、ビックリしたな~。
白馬尻荘に到着。
おぉ~、大雪渓だ。
ここで、アイゼン(6本歯)を装着。
雪はそれほど緩くなくて、歩きやすい。 快調、快調・・・。
さっきから、冷たくて気持ちのよい風と、
生暖かくてムッと湿った風が数秒間隔で入れ替わって吹いてくる。
「暑・寒い風」としか言いようがない。
ガスってきた。
暑・寒い風より、こっちの方が気持ちいい。
大雪渓もそろそろ終わり。 葱平への登り口が見えてきた。
時間は十分あるから、アイゼン外して、ここで大休止。 みんな、ガンバレ~。
今日は、この程度の人出だが、明日の今頃はきっと行列登山だろう。
大雪渓の後は、急登がしばらく続く。
花に癒されながら登る。
葱平(ねぶかっぴら)の看板を過ぎると、・・
すぐに小雪渓のトラバースだ。
昨年8月に来たときは、小雪渓は溶けて無くなっていた。
初めての小雪渓に少し感激した。
小雪渓を渡ってから10mほど登ると、避難小屋がある。
「ここはトイレではない!」と書かれた注意書きがあった。
もうそろそろ、頂上宿舎がみえるはずだが・・・。
お昼前に頂上宿舎に到着。
頂上宿舎で野営料金(\500)を支払い、早速にテント設営。
白馬岳山頂に向かう。 青空が見えるから、気持ちも高ぶります。
そして、白馬岳山頂。
一応、晴天なのですが、下に雲が広がっていて、周囲の山並みは良く見えません。
でも何だかとっても嬉しくて、近くにいた青年に写真を撮ってもらった。
自分の写真を撮ってもらうなんて何年ぶりだろうか。
いつもは避けているのに、なぜか今日はお願いした。
白馬に来ると、いつも曇だったので、今回は本当に嬉しかったのです。
それにしても、隣の若者、かなりお疲れのようです。
テント場に戻ると、テントが増えていた。
暇だったので、草花を撮影。
イワツメクサ (たぶん・・)
シナノキンバイ (たぶん・・)
ウルップソウ (きっと・・)
夕日をあびた杓子岳(左)と白馬鑓ヶ岳(右) ※杓子:しゃくし ※鑓:やり
昼間、雲が出ていても、夕方になると収まる事が多いそうです。
-------------------------------------
翌朝(7/16)、目が覚めたら、外がガスっていたのでまた寝た。
でも、しばらくしてから外を見たらガスが取れてた。
急いで山頂に向かう。 気持ちはダッシュなのだが・・。
日の出を見終わって、戻って行く人々。 遅かったか~。
赤く染まった雲
山頂に到着したら、もう日の出は終わっていた。
杓子岳 その向こうは、白馬鑓ヶ岳
両手を広げて、気持ち良さそうに伸びをする女性。
白馬岳の影
ブロッケン現象も見ることが出来た。
山頂からの帰り道、
早朝(5:30)から営業している白馬山荘のスカイプラザ白馬で、
コーヒーとチーズケーキを食べた。 (計\850)
テント場に戻ると、ガラ~ン。
まぁ、今日は行程4時間程度。
急ぐ必要もないので、のんびりとテント撤収しましょ。
テント場の横の斜面は、お花畑。
午前8時ごろ、テント場を出発。
今日は快晴です。
杓子岳(左)に向かいます。
杓子岳への急登
そして、杓子岳の山頂。
白馬鑓ヶ岳に向かう。
振り返れば、旭岳(左)、白馬岳(中央)、杓子岳(右)
白馬鑓ヶ岳の山頂
南の方には、今日の目的地の天狗山荘が見える。
白馬鑓ヶ岳を下り、鑓温泉への分岐を通過。
もうすぐ、天狗山荘だ。
天狗山荘の手前には雪渓がありました。
ここを下りないと天狗山荘に行けません。
最後の最後に雪渓とは、ちょっと意外でしたね。
天狗山荘に到着。
まだ、お昼前です。 テントは1張りも無し。
とりあえず、キリン・フリーで乾杯。
最近、ノン・アルコールビールを好んで飲んでます。
普通のビールや発泡酒よりも、美味しいと思う時があります。
テント設営して、灼熱の午後を過ごす。
夕方までヒマだ~。 めちゃくちゃ暑いし~。
鳥などを撮ってみる。
雪渓の雪を盛んにつついてます。食べてるのだろうか?
何となく天狗の横顔のような雲。 天狗山荘に天狗雲だ~。
いつの間にか、テント場も混み合ってきました。
そして、夕方。
また、ご飯を炊いた。
5月に、雲取山に行って以来、家で毎日のようにご飯炊きをしてました。
おかげで、ご飯炊きはかなり上手くなりましたが、
標高の高い山でも上手く炊けるだろうか?
結果はコレ。
いつもの様には炊き上げられませんでしたが、まぁ何とかおいしく食べられました。
やはり、下界とは沸騰具合が違って難しい。
いつもより勢いよく沸騰するので、ついつい火力を下げてしまう。
このままだと、芯が残りそうだったので、水を多めに入れて沸騰時間を長くした。
下界でコレをすると、おかゆ状になってしまうのだが、
標高の高い場所では、こうするしかなさそうです。
今度、圧力鍋でも担ぎ上げようか・・。
2日目の夕焼けは、こんな感じ
さぁ、明日(7/17:日)はドキドキの不帰キレットだ。 ゆっくり寝よっと。