2010年12月5日(日)、八ヶ岳の硫黄岳に行きました。
すっかり八ヶ岳病にかかってしまい、またフラフラと八ヶ岳に来てしまった。
夜明け前に空を見上げるときれいな星空が・・・
きっと今日は予報どおりの晴天になるに違いない。
直前まで、天狗岳と硫黄岳のどちらにしようか迷っていましたが、
迫力の眺望が望める硫黄岳にしました。
コースマップ
「みどり池入口」は、今回が初めてです。
他にも「本沢温泉入口」から登るルートもあるのですが、
どちらも私は初めてなので、コースの状況がわからない。
とにかく、赤岳の「県界尾根コース」のような藪道はイヤなので、
本(ヤマケイ・アルペンガイド『八ヶ岳』)でも紹介されていた
「みどり池~天狗岳」のコースとしました。
「みどり池入口」の駐車場を午前6時35分に出発。
(もう少し早く出発すればよかった)
日が登っても薄暗い樹林帯を進みます。
雪が、結構、積もってました。
1時間半ほどで、この看板が・・
みどり池まで『はっても30分』というのはウソですね・・。
この先、結構、急な斜面になって、普通に登っても30分位かかった気がします。
みどり池に到着する手前で、硫黄岳が見えました。
しらびそ小屋に到着
閑散として誰もいません。
みどり池は、しらびそ小屋の目の前です。
林の向こうに見える山は、東天狗岳。
写真を撮っていたら、しらびそ小屋から誰か1人出てきました。
挨拶をして、少しお話しすると、
昨日は、天狗岳山頂で20m/s以上の強風が吹いていたそうです。
これから下山されるそうで、今日、天狗岳に登ればよかった・・と後悔されていました。
さて私は、本沢温泉に向かいます。
みどり池~本沢温泉は、尾根を一つ乗り越えます。
静かな林間コースを進みます。
本沢温泉に到着。
ここには、野天風呂があるそうです。
少し先に野天風呂への分岐がありましたが、時間が無いので今日はパス。
これは、岩魚かな?
窓ガラスに写っているのは、私です。 偶然、写ってしまった。
夏沢峠からは、硫黄岳の爆裂火口が間近に見られます。
ここで、アイゼンを装着します。
そして、ストックをピッケルに持ち替えてっと・・・
「アレッ?」
「ウソ! ホント ? ・・・・・・」
「そ、そんな~ ピッケル、家に忘れてきたよ~!!」
先週、わざわざ買ってきたのに、間抜けな話だ。
仕方ない、ストックで登りますか!
でも大丈夫かなぁ。
硫黄岳から降りてくる人たち、みんなピッケル持ってるし・・
樹林帯を抜けると、硫黄岳への眩しい登り・・
昨日ほどでは無いにしろ、風が強くて寒い!
上半身はいろいろ着込んでいるので大丈夫だが、
下はカッパズボンを重ね着しただけで少し足りない。
「やっぱり、ちゃんとしたオーバーズボン買わなきゃ・・」
昨日、お店に見に行ったんだけど、思った以上に高かったので買わなかった。
こんな寒い思いをするんだったら、無理しても買っておけば良かった・・と後悔
さて、斜面の状態ですが、幸いにも、
積もった雪は、それほど固くなっておらず、
所々、踏み抜くことができて、ストックだけでも安全に登れました。
雪面がもう少し固まっていたら、ピッケル無しは怖かったかも知れない・・
ピッケル買う時、お店の人から
「使い方知らなければ、ピッケル買ってもアクセサリーですよ・・」と言われたが、
こんな斜面では、ピッケルを雪面に差して歩くだけでも安心感があるに違いない。
たとえ『アクセサリー』だと言われても、ピッケルはあった方が良いと思った。
登山道は、途中から爆裂火口のすぐ脇を通ります。
爆裂火口の淵までは1~2mしかない。 落ちないよう、慎重に歩きます。
そして、硫黄岳山頂に到着
わかってはいましたが、突然の眺望にサプライズ。 大感激です!
台座の頭(左)~横岳(中央)~赤岳(右)
赤岳(左)~中岳(中央)~阿弥陀岳(右)
中岳の右後に小さく見える山が、権現岳? 先週、登ったんだけど、ハッキリわからない。
横岳から突き出ている大同心も迫力
こちらは、中央アルプス?
赤い服の人、さっきから何してるんだろう?
まさか、こんな強風の山頂で昼ご飯?
北には、はるか向こうの蓼科山、そして西天狗岳、東天狗岳、根石岳・・・
硫黄岳の山頂標識
北斜面から硫黄岳を登るこのコース、
温泉・スリル・サプライズの三拍子そろって、なかなか良いコースです。
さて、時間はちょうど、お昼の12時です。
写真を撮り終えたら、下山の時間が気になってきました。
このままだと、駐車場に着くのは、午後4時を過ぎるかも?
駐車場は、山の東側斜面だから、暗くなるのも早い!
早く下山しなくちゃ・・と思い、10分足らずで山頂を後にしました。
帰りに、しらびそ小屋で見かけた犬。 朝は、見かけなかったなぁ。
この犬、私が歩いて来るのに気付いてから、ずーと威勢良く吠えていた。
ですが、カメラを向けたら、急におとなしくなった。
「あっ、この犬、カメラに弱いぞ!。 私と同じだ・・」
おもしろいので、しつこくカメラを向けて、からかっていたら、
この犬、恥ずかしがって、後向きになったり、隠れたり、雪をほじったり・・
さっきの威勢の良い吠えっぷりは、一体どこへ行ったのでしょう?
この犬、おもしろ過ぎ!
もう少し遊んでいたかったが、時間も無いのでお別れ。
・・・
駐車場には、午後3時45分に到着。
9時間10分の山歩きでしたが、山頂の眺望は期待通りのものでした。
今日は、本当によかった。
すっかり八ヶ岳病にかかってしまい、またフラフラと八ヶ岳に来てしまった。
夜明け前に空を見上げるときれいな星空が・・・
きっと今日は予報どおりの晴天になるに違いない。
直前まで、天狗岳と硫黄岳のどちらにしようか迷っていましたが、
迫力の眺望が望める硫黄岳にしました。
コースマップ
「みどり池入口」は、今回が初めてです。
他にも「本沢温泉入口」から登るルートもあるのですが、
どちらも私は初めてなので、コースの状況がわからない。
とにかく、赤岳の「県界尾根コース」のような藪道はイヤなので、
本(ヤマケイ・アルペンガイド『八ヶ岳』)でも紹介されていた
「みどり池~天狗岳」のコースとしました。
「みどり池入口」の駐車場を午前6時35分に出発。
(もう少し早く出発すればよかった)
日が登っても薄暗い樹林帯を進みます。
雪が、結構、積もってました。
1時間半ほどで、この看板が・・
みどり池まで『はっても30分』というのはウソですね・・。
この先、結構、急な斜面になって、普通に登っても30分位かかった気がします。
みどり池に到着する手前で、硫黄岳が見えました。
しらびそ小屋に到着
閑散として誰もいません。
みどり池は、しらびそ小屋の目の前です。
林の向こうに見える山は、東天狗岳。
写真を撮っていたら、しらびそ小屋から誰か1人出てきました。
挨拶をして、少しお話しすると、
昨日は、天狗岳山頂で20m/s以上の強風が吹いていたそうです。
これから下山されるそうで、今日、天狗岳に登ればよかった・・と後悔されていました。
さて私は、本沢温泉に向かいます。
みどり池~本沢温泉は、尾根を一つ乗り越えます。
静かな林間コースを進みます。
本沢温泉に到着。
ここには、野天風呂があるそうです。
少し先に野天風呂への分岐がありましたが、時間が無いので今日はパス。
これは、岩魚かな?
窓ガラスに写っているのは、私です。 偶然、写ってしまった。
夏沢峠からは、硫黄岳の爆裂火口が間近に見られます。
ここで、アイゼンを装着します。
そして、ストックをピッケルに持ち替えてっと・・・
「アレッ?」
「ウソ! ホント ? ・・・・・・」
「そ、そんな~ ピッケル、家に忘れてきたよ~!!」
先週、わざわざ買ってきたのに、間抜けな話だ。
仕方ない、ストックで登りますか!
でも大丈夫かなぁ。
硫黄岳から降りてくる人たち、みんなピッケル持ってるし・・
樹林帯を抜けると、硫黄岳への眩しい登り・・
昨日ほどでは無いにしろ、風が強くて寒い!
上半身はいろいろ着込んでいるので大丈夫だが、
下はカッパズボンを重ね着しただけで少し足りない。
「やっぱり、ちゃんとしたオーバーズボン買わなきゃ・・」
昨日、お店に見に行ったんだけど、思った以上に高かったので買わなかった。
こんな寒い思いをするんだったら、無理しても買っておけば良かった・・と後悔
さて、斜面の状態ですが、幸いにも、
積もった雪は、それほど固くなっておらず、
所々、踏み抜くことができて、ストックだけでも安全に登れました。
雪面がもう少し固まっていたら、ピッケル無しは怖かったかも知れない・・
ピッケル買う時、お店の人から
「使い方知らなければ、ピッケル買ってもアクセサリーですよ・・」と言われたが、
こんな斜面では、ピッケルを雪面に差して歩くだけでも安心感があるに違いない。
たとえ『アクセサリー』だと言われても、ピッケルはあった方が良いと思った。
登山道は、途中から爆裂火口のすぐ脇を通ります。
爆裂火口の淵までは1~2mしかない。 落ちないよう、慎重に歩きます。
そして、硫黄岳山頂に到着
わかってはいましたが、突然の眺望にサプライズ。 大感激です!
台座の頭(左)~横岳(中央)~赤岳(右)
赤岳(左)~中岳(中央)~阿弥陀岳(右)
中岳の右後に小さく見える山が、権現岳? 先週、登ったんだけど、ハッキリわからない。
横岳から突き出ている大同心も迫力
こちらは、中央アルプス?
赤い服の人、さっきから何してるんだろう?
まさか、こんな強風の山頂で昼ご飯?
北には、はるか向こうの蓼科山、そして西天狗岳、東天狗岳、根石岳・・・
硫黄岳の山頂標識
北斜面から硫黄岳を登るこのコース、
温泉・スリル・サプライズの三拍子そろって、なかなか良いコースです。
さて、時間はちょうど、お昼の12時です。
写真を撮り終えたら、下山の時間が気になってきました。
このままだと、駐車場に着くのは、午後4時を過ぎるかも?
駐車場は、山の東側斜面だから、暗くなるのも早い!
早く下山しなくちゃ・・と思い、10分足らずで山頂を後にしました。
帰りに、しらびそ小屋で見かけた犬。 朝は、見かけなかったなぁ。
この犬、私が歩いて来るのに気付いてから、ずーと威勢良く吠えていた。
ですが、カメラを向けたら、急におとなしくなった。
「あっ、この犬、カメラに弱いぞ!。 私と同じだ・・」
おもしろいので、しつこくカメラを向けて、からかっていたら、
この犬、恥ずかしがって、後向きになったり、隠れたり、雪をほじったり・・
さっきの威勢の良い吠えっぷりは、一体どこへ行ったのでしょう?
この犬、おもしろ過ぎ!
もう少し遊んでいたかったが、時間も無いのでお別れ。
・・・
駐車場には、午後3時45分に到着。
9時間10分の山歩きでしたが、山頂の眺望は期待通りのものでした。
今日は、本当によかった。