キレンゲ日記

山もいいけど、
おいしいご飯が食べたいな~

乾徳山(けんとくさん)

2010年04月04日 | 山梨県の山
2010年4月4日(日)、山梨県山梨市の乾徳山(けんとくさん)に行きました。

徳和にある乾徳山登山口に車を止め、午前6時10分に出発。
歩いた距離約11Km、6時間30分の山歩きでした。

コースは、ヤマケイ・アルペンガイド「奥多摩・奥秩父」に載っていたものと同じ。
なんでも、山頂には怖い鎖場があるとか・・。 ドキドキ・・。


約3時間かけて登り、山頂が近くなると、岩場が多くなります。
ドキドキドキドキ・・・・。 (”ポレポレ隊が行く”のパクリです。すみません!)


そして、ついに出ました。 山頂直下の鎖場!
『でも、ん~。 思っていたほど垂直ではないな。 よかった~!』  

でも、出だしの1歩を掛ける場所がありません。
岩の角が丸くて、引っかからないんです。

『うっ、どうしよう。 余裕かと思ったんだけど・・。』  


そうこうしているうちに、さっきから何度か”追いつかれては離れる・・”を繰り返してきた、後続のハイカーが到着。

ここは一つ先を譲り、どうやって登るか参考にしようと思い、『お先にどうぞ!』と声を掛けたところ、
『いえいえ、そちらこそどうぞ・・』との返事。

『困ったぞ。 どうしよう』

実は私、高いところは怖くてダメなんです。
この鎖場に来る途中の岩場でも一杯一杯でした。
特に狭い岩場をトラバースする所なんて、本当に怖かったです。

後から来た方が先に登ってくれないので、仕方なく鎖に手を掛けたところで、
『そうだ、足を壁に突っ張った状態で、手で鎖をたぐって登ってみたらどうか?・・』
と思いつきました。
早速やってみたところ、腕力は要りますが何とか登れます。
『ヤッター! ヤッター!』 

そして、とうとう乾徳山の山頂(2031m)です。 あいにく空は曇りなので、景色は今一つです。
でも、最後の鎖場をクリアできたので、とても満足です。


そして、先ほど壁を登る順番を譲り合った方も登ってきたようです。
少しお話をしたら、12月はすごく景色が良いとのことなので、
『12月にまた来ようかな・・』と思って下山しました。


山梨から茨城に戻ったところで、桜が見たくなったので、
『牛久自然観察の森』の駐車場の桜を見に行きました。

まだ蕾がいくらかあり、満開ではなさそうです。
東京ではすでに満開との事ですが、茨城は2~3日後でしょうか。

八ケ岳/ 西岳~編笠山の周回

2010年04月04日 | 八ヶ岳
2010年4月3日(土)、八ケ岳の西岳~編笠山を周回しました。
距離12km、約8時間の山歩きでした。

コースは、ヤマケイ・アルペンガイド「八ケ岳」でも紹介されている初級コース。
まだ雪はあると思っていましたが、『今日は天気も良さそうだし、初級コースだから大丈夫、大丈夫!』
・・ということで、富士見高原の駐車場を午前6時30分に出発しました。


まずは、西岳(2398m)を目指します。

標高が高くなるに従い、登山道には氷が目立ち始めます。
適当なところで、アイゼンを装着しました。

氷だらけの登山道は初めてでしたが、アイゼンのおかげで難なく山頂に到着しました。
さすがに山頂は寒いです。暖かいお茶を飲んで休憩しました。


さて、西岳山頂からは、青年小屋を目指して林間コースを進みます。
でも、ここからが大変でした。

コースには結構な雪が積もっていて、深い場所ではヒザ上まで踏み抜けてしまいます。
コース自体もとても不明瞭で、先に歩いた人の踏跡と枝の赤テープを頼りに歩きます。
でも、途中でコースを見失ってしまいました。


GPSを確認すると、地形図上のコースと実際のコースが少し違うようです。
西岳から歩いてきたGPS軌跡に近づくように歩きます。

コースから外れた場所では、雪が深くて四つんばいでないと歩けないような場所も多いです。
10分ほど悪戦苦闘して、やっと踏跡を発見しました。

いやぁ~、本当に助かりました。 GPSのおかげです。頼りになる奴です。
でも、雪山をなめてはいけませんね。 思い知りました。


やっとの思いで到着した青年小屋は、お休みのようです。
入口が雪で覆われていました。


青年小屋から編笠山の山頂までは、約30分の登りですが、
先ほどのプチ遭難のおかげで、体力をかなり消耗してしまいました。
足がぜんぜん前に出ないので、休み休み登りました。

編笠山(2524m)からの眺めは、すばらしいです。

写真の右端は『権現岳(2715m)』で、その左が『ギボシ』。
中央部の奥は、たぶん『赤岳(2899m)』ですね。

編笠山の標識右後に見えるのが『横岳(2829m)』で、標識左は『阿弥陀岳(2805m)』でしょうか。


編笠山からの下山は、最初、大小の岩がゴロゴロと広がった岩場を下ります。
とても歩きにくいです。 
その上、風もとても強くなってきて、寒いのなんのって・・。

『もう直ぐ山頂 ダッシュだ!』と書かれた看板を目にした時は、思わず笑ってしまいました。
こんな場所でダッシュなんて、できるんでしょうか?

岩場が終わって樹林帯に入ると、やはり登山道は氷で覆われていました。

標高も下がり、氷が少なくなったところでアイゼンを外しましたが、
岩のコケが氷ついていて滑りやすい場所があり、2度ほど足を取られて転びました。
『痛かったなぁ~。』

見た目には乾いているのですが、滑りやすいので、とても怖いです。

仕方なく、緩斜面に入るまで再度アイゼンを装着して下りました。

下山後は、近くのヒルサイドホテル富士見のお風呂(600)で疲れを癒した後、
県道484沿いを東に戻る途中にあるレストラン「カントリーキッチン」で、
ステーキ定食(2580?)を食べて帰りました。 
店は空いていましたが、結構おいしくて量もあったので大満足でした。

さて、明日はどこにいこうかなぁ~。