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長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『バイオハザード:ザ・ファイナル』

2017-08-09 | 映画レビュー(は)

『Ⅲ』以後はどんな話だったかも思い出せないシリーズ6作目にして最終作(…と銘打ってはいるが、辞める気はさらさらなさそうな終わり方をする)。日本ではローラのハリウッド進出作として話題にもなった。端役ではあるものの、英語が堪能な彼女はゾンビ役だった中島美嘉よりもずっとマシな扱いだ。

毎回、言っているのだが『Ⅱ』で早々に世界が滅んでしまったせいで、敵役アンブレラ社が何をやりたいのか全くわからない。今回も従業員がたくさん出てきて命張ったり、クビとか言われているのを見て「世界が無くなっても酷使されるとかマジでブラックだなー」と思った次第。ゲーム中では最大の悪役であるウェスカーのあまりに愛のない扱いにもシラけるばかりで、スミマセン、こんな感想しか出てこない(笑)。

ところで、シリーズ1作目から登場している悪役アイザック博士を演じるイアン・グレンはここ7年、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョラー・モーモント役でキャスト陣の中では最大の出世頭になった。その効果か、本作では彼のクローンが複数登場し、“ちょっとイッパイいっぱいなジョラー”や“ミラ・ジョヴォヴィッチを殺した後にウィスキーを飲むダンディなジョラー”とか、色んなイアン・グレンを楽しめる祭り状態になっているので、ジョラーファンにはたまらないと思うよ。そんな人はわざわざこんな映画見ないか!

『バイオハザード:ザ・ファイナル』16・米
監督 ポール・W・S・アンダーソン
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ、イアン・グレン
 

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