「情報がないだけで、わからんもんやから」
「そうですよね、なにが本当かなんて誰にもわかんないんだから」
「まきこまれたとして考えといた方がええな」
「そうかもしれません」
「じゃ、このトマトを投げてください」
「なんでですか?」
「トマト祭だから」
「トマト祭じゃないです、平凡な日々です」
「トマトがこんなにあるのに?」
「そんなにありません、ちょっともらっただけです」
「投げなきゃどうやって処理するの?」
「投げて処理することはあまりありません」
「私は食べませんよ」
「つる子さん、そんなトマト嫌いなんですか?」
「トマト食べるぐらいならセンター試験を棄権できるね」
「あ、無意識的にトマト使ってたかも」
「大丈夫、さりげなくよけて捨ててるから」
「言ってくださいよ」
「私、大人よ」
「だからなんですか」
「さりげなく、波風立たず」
「別にあたしに言ってくれても立ちませんよ」
「わかりません、烈火の如く怒りだして、無理矢理食べさせられるかもしれない」
「あたしをなんやと思ってるんですか」
「天狗」
「天狗ではないです」
「じゃあ、河童」
「河童でもないです」
「鬼?」
「違います」
「エリマキトカゲ」
「なんで急に実際にいる生き物出てきたんですか」
「春子ちゃん襟巻きよくするから」
「エリマキトカゲは襟巻きしません、襟巻き最初からついてるんです」
「そうなんや?」
「そうです」
「じゃ、ダンゴムシ」
「虫ちゃう!」
「そうですよね、なにが本当かなんて誰にもわかんないんだから」
「まきこまれたとして考えといた方がええな」
「そうかもしれません」
「じゃ、このトマトを投げてください」
「なんでですか?」
「トマト祭だから」
「トマト祭じゃないです、平凡な日々です」
「トマトがこんなにあるのに?」
「そんなにありません、ちょっともらっただけです」
「投げなきゃどうやって処理するの?」
「投げて処理することはあまりありません」
「私は食べませんよ」
「つる子さん、そんなトマト嫌いなんですか?」
「トマト食べるぐらいならセンター試験を棄権できるね」
「あ、無意識的にトマト使ってたかも」
「大丈夫、さりげなくよけて捨ててるから」
「言ってくださいよ」
「私、大人よ」
「だからなんですか」
「さりげなく、波風立たず」
「別にあたしに言ってくれても立ちませんよ」
「わかりません、烈火の如く怒りだして、無理矢理食べさせられるかもしれない」
「あたしをなんやと思ってるんですか」
「天狗」
「天狗ではないです」
「じゃあ、河童」
「河童でもないです」
「鬼?」
「違います」
「エリマキトカゲ」
「なんで急に実際にいる生き物出てきたんですか」
「春子ちゃん襟巻きよくするから」
「エリマキトカゲは襟巻きしません、襟巻き最初からついてるんです」
「そうなんや?」
「そうです」
「じゃ、ダンゴムシ」
「虫ちゃう!」