リッスン・トゥ・ハー

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息継ぎをする金魚

2006-12-17 | リッスン・トゥ・ハー
前略

あなたのお気に入りのゆらゆらとゆれる海ぶどうがちょうど熟れてきました。ひとつつまみプチプチという音を立てて噛み潰します。塩辛くて食べれたもんじゃない。
だいぶ慣れましたが水温が高すぎて、鱗もろともを脱いでしまいたい気分です。
嫌われ者のツノザメがやってくると、騒がしい海は静まり返る。
そういうときに差し込む太陽の光は、とても美しい。

憶えてないですか?そういうささいなひとつひとつを忘れてしまいますか?

なんとなく息が詰まりそうだから、このきらきら光る宝石みたいな水面から顔を出し、息継ぎをしようと思います。そうしたらまた深く深く潜っていけそうだし。

潮の流れが突然変わって、いつか、また会うことができたら、それはとても素敵な事ですね。


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