リッスン・トゥ・ハー

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嵐を呼ぶ男(2010年版)

2010-07-22 | リッスン・トゥ・ハー
そうさ、俺がそれさ。嵐を呼ぶ男さ。具体的には俺が走ると嵐がついてくる。吹き荒れる風、降り注ぐ雨、鳴り響く雷、頬にしたたる雫。飛んでいく看板、5人の嵐が俺についてくる。嵐の後ろには追っかけのファン。嬌声を上げて嵐についてくる。危険だということも知らずに彼女らは嵐のことになると夢中。嵐はシャツのボタンを多めに外し、胸を露出させてセクシー。とてもセクシーでファンの子は失神寸前。失神してる子もいるし、もうだめと歩けなくなる子もいる。俺が引き連れる嵐、どうして俺にそんな権力があると思うかもしれない。それは簡単だ、俺が石原プロだからだ。芸能界の地位的には、ジャニーズよりも石原プロが上。どちらも上位であることには変わりないが、石原プロの方が上だから、嵐だろうと、ぶいしっくすだろうと、すまっぷだろうと、きんききっずだろうと自由自在。今回は嵐の気分だったので、嵐にしてやったまでだ。しかし、世間の人気から言えば、俺よりも嵐のほうが上らしい。なぜなら、たまに、年配の人から、声がかかることはあるものの、嵐の追っかけから声がかかることはマズない。俺の頃をおそらく知らないのだろう、マネージャーかなにかだと思っているのであろう、扱いも乱暴。ファンの子の肘が俺にぶつかるたびに、嵐の面々ははらはらして見ている。そう、今後、この世界で生きていくためには俺の機嫌をうかがうことは必須だからな。大丈夫、俺はそんなケチな男ではない。少々の無礼は赦そう。嵐が時々俺をおちょくる、愛らしい奴だと笑いとばす。あくまでも俺は舘ひろし、猫ひろしとはちょっと違う。

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