リッスン・トゥ・ハー

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アデランス 外資側が主導権

2009-08-05 | リッスン・トゥ・ハー
日本の技術、日本の技術、まったくうるさいこと蝿のごとし、と鼻の高い専務はつぶやく。とっくの昔にそんなもんは消え去ったのだ、その幻想をいつまで追っているつもりなのだあの社員は。ベテランの技術一本でやってきた誇りを盾に外国モンに黒髪が商売できるかと怒鳴り込んできた。でも想像してごらん、さらさらに慣れるチャンスだよ。パツキンさらさらなんてあの頃の夢じゃないか、夢を実現できる時が来たのだよ。なんてラッキーなんだ僕。日本人に合うかそんなもん、とあの社員は言った。しっかりはげててアデランス着用している、剛毛のいかにもカツラですよと周りに気づかれている、あるいは気づかせている、自らが宣伝版として生活しているあの社員が、見て見たい、パツキンさらさらを付けてあぜんとする姿を、無理矢理着用し、むしり取る姿を、さぞ愉快な光景であろう。で、やってみました、羽交い締めにして付けたら最初こそ抵抗してたけど、次第に落ち着いて、鏡見ること見ること。すっかり気に入って、洋物万歳と表通りを歩いていったよ。ははは。

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