荒削りと精密機械のバント職人川相が同居する奇跡。
とでも言いましょうか、単調なるメロディで一定のリズムで、同じ言葉を何度も使って、
規則的なようで徐々に変化させています。
アコースティックと電子音は意外とよく合うんですよね。
サウンドプロヂュースは曽我部恵一さんでしょうか。たしかそうだったような気します。
見事でした。
さらに不意打ちのような言葉の暴力です。
ボーカルの子はささやき系の弱々しさで、朗読に近いんですが、
その歌と朗読の隙間にうまく入り込んでいます。
おいおいおいおい、と思ってたら畳み掛けてきます。巧みやね。
どれもが狂気です。
まるで狂気の沙汰、すべては幻想なのだから、大丈夫だよ。受け入れる覚悟はあるよ。
だから飛び込んでおいで、こちらに、この広い胸に飛び込んでおいで、と囁きかけてくるのは、
気のせいでない。
これは気のせいではないぞ、気をつけてください。
では、わたくしは防空壕に逃げ込み、冬を越しますのであしからず。
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