リッスン・トゥ・ハー

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シンシロ/サカナクション

2010-06-14 | 若者的図鑑
基本厚めのコーラス隊が、重ねてしっかり主張してきます曲が印象に残りました。

ぐるぐるアップテンポな踊りだそうぜ。で溢れていますねえ。
ミドルテンポでも独特の盛り上がりで、足がステップを踏んで。うん。これがサカナクション。

ところでアルクアラウンドの映像は素晴らしいですよね。
あのアイディアというか、作り込み具合がもうたまらんと。
映像とあわせて見るバンドでしょうね。そういう意味で近代的、現代的、未来的。

ひっくり返しても同じ音。反対から聞いても同じ音。わあ新鮮。新鮮だけど懐かしい。なんだろう、しかし不思議。
上から読んでも下から読んでも同じ音。意図的に表情を出さないように音を作っているせいでしょうか。

これからの人たちですよ。熟れるでしょうよ。しっかり歩んでほしいですよ。
期待。

でもわたしはあんまりボーカルの声、好きではないですね、これは好みの問題。

ドラえもんの秘密道具が実現

2010-06-14 | リッスン・トゥ・ハー
まず実現したのが、翻訳こんにゃくである。こんにゃくにいかに翻訳機能をつけるかが鍵であった。が、発想の転換、翻訳家をそばに置けばそれでいいのではないか、というアイディアにたどり着いた。かくして実験的に戸田奈津子をこんにゃくの横に設置し、隠しカメラでその様子を撮影した。最初にやってきたのはアメリカ人、アメリカ人はこんにゃくを見つけ、何の迷いもなく食べた。オーなんなんだこの食感は、とかつぶやいた。すかさず戸田奈津子は翻訳する、日本人である我々はアメリカ人の言っていることを理解できた。するすると頭に入ってくる。誰も英語など話せないはずなのに。これはとても大発明なのではないか、夢の装置がついに完成したのではないか、と控え室は色めき立った。次にやってきたのはフランス人、フランス人はこんにゃくの見た目に戸惑いながらおそるおそるつつきはじめた。食べようとしない。フランス人は食にはうるさいだけあり、得体の知れぬものは口にしないのか、と思われたその時、一気に食べた。わー、ぷるんとしてて気持ち悪いよ、とつぶやいた。すかさず戸田奈津子は翻訳する。戸田はフランス語も話せる。フランス映画もたくさんあるから当然のことだ。アメリカ人の時と同じく、フランス人のつぶやきもちゃんと理解できた。いよいよこれは世紀の大発明だ、自信を確信に変えてみなはなおモニター見守った。次にやってきたのはトカゲだった。トカゲは有無を言わさずこんにゃくを食べた。それから、もっと血の滴るような肉が食いたいと叫んだ。戸田奈津子は翻訳した。次にきたのはミジンコ、ミジンコはこんにゃくの上で泳いで、ぬめぬめね、とつぶやいた。戸田は翻訳した。次に底力がきた。こんにゃくを力こぶに挟んで、こんなもんじゃ鍛えられんわい、と叫んだ。戸田奈津子は貴婦人風に訳した。すごいすごいぞこれは、どんなものにでも対応できる。世界は驚愕するぞこれは。語学なんて必要ない。このこんにゃくさえあれば、世界平和実現だ。戸田奈津子は番茶を飲んだ。翻訳こんやく開発チームの中でいちばん若い竹田くんが、ちょっといいですか、と立ち上がった。そして彼は、誰もが気付かなかった難点を指摘した。戸田奈津子ひとりしかおらん。あ!