(沖縄編34)
盆地暮らし23年燃え尽きて2年、なので席に座ると、前に座ってた連れが気分悪いってトイレに駆け込んでく。古酒をたらふく飲み、頭を揺らし激しく揺らしたもんで、酒が回りまわったようで、吐いててん。
「ちょっ、もう、か、帰るわ」
「そう?」わたしは名残惜しそうに答えます。
「みんな、まだおったらええよ、ひとりで、帰るから」
「いや、そういうわけにもいかんでしょう?」
「いや、悪いし、ごめんねえ」
「そう?」わたしは名残惜しそうに答えます。
「ほな」
「大丈夫?」
「うん、歩ける」
「大丈夫かいな?」
「うん」
と、店を出るKさん。
まあどう考えてもひとりでは帰れそうになさそうやしね、少し遅れてわたしたちも続いて店を出る。名残惜しそうなのは、歌ってる人や店の人も。「あれ、帰っちゃうの?」「ごめんさないねー」
で、Kはその辺彷徨ってました。ほらね。
で、かえって、すぐ寝ました。わたしも酔ってたし完全に。
で、さっきまで気にしてたハウトゥプレイザギター、
灰になる。
盆地暮らし23年燃え尽きて2年、なので席に座ると、前に座ってた連れが気分悪いってトイレに駆け込んでく。古酒をたらふく飲み、頭を揺らし激しく揺らしたもんで、酒が回りまわったようで、吐いててん。
「ちょっ、もう、か、帰るわ」
「そう?」わたしは名残惜しそうに答えます。
「みんな、まだおったらええよ、ひとりで、帰るから」
「いや、そういうわけにもいかんでしょう?」
「いや、悪いし、ごめんねえ」
「そう?」わたしは名残惜しそうに答えます。
「ほな」
「大丈夫?」
「うん、歩ける」
「大丈夫かいな?」
「うん」
と、店を出るKさん。
まあどう考えてもひとりでは帰れそうになさそうやしね、少し遅れてわたしたちも続いて店を出る。名残惜しそうなのは、歌ってる人や店の人も。「あれ、帰っちゃうの?」「ごめんさないねー」
で、Kはその辺彷徨ってました。ほらね。
で、かえって、すぐ寝ました。わたしも酔ってたし完全に。
で、さっきまで気にしてたハウトゥプレイザギター、
灰になる。