2006/04/26(水) 河北新報
ナガイモ焼酎「六趣」純地元産に 青森・六ケ所
ナガイモを使った焼酎「六趣」
以前に六カ所沖で仕事をしていたとき、夕食時の晩酌に地元の焼酎「六趣」は、何度か飲んだことがあります。柔らかい口当たりで、匂いはきつくない感じでした。地元の新鮮な魚や採れたての山菜等を肴にしての楽しい語らいは、何とも言えないくつろぎの一時でした。
青森県六ケ所村産のナガイモを使った焼酎「六趣(ろくしゅ)」の生産工場が村内に完成し、25日、記念式典が開かれた。これまで宮崎県内の焼酎メーカーに生産を委託してきたが、入手困難で、一部では「幻の焼酎」と呼ばれていた村の特産品。6月に生産を始め、10月には新酒が誕生する。
式典には古川健治村長のほか、名付け親でもある土田浩元村長ら関係者約60人が出席。古川村長が「工場に農業と観光振興の懸け橋となってほしい」と完成を祝った。
六趣は、規格外で商品にならないナガイモの活用策として、1991年に生産委託を開始。芳醇(ほうじゅん)な飲み口が評判となったが、生産量が限られ、地元でも入手困難になっていた。このため、村では増産体制の確立と、工場を観光施設としても活用することを考え、建設に乗り出した。
「六趣醸造工房」と命名された工場の総事業費は約7億1500万円。95%以上が国の電源三法交付金で賄われた。年間約60トンのナガイモを使い、「レギュラー」(900ミリリットル、987円)6万本、3年熟成した「スペシャル」(720ミリリットル、3081円)8000本を生産できるようになる。これまでに比べ、約3倍の生産が可能になる。
工場の運営は、村内の六ケ所地域振興開発に委託。南部杜氏(とうじ)で、6趣の杜氏を務める高橋貞実さん(66)=岩手県紫波町=は「これまでの味と伝統を守っていきたい」と話している。
六趣の販売は村内の酒店のほか、今後は工場での直販も行う。青森県内の道の駅や青森空港での販売も予定している。
2006年04月25日火曜日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/04/20060426t22014.htm
ナガイモ焼酎「六趣」純地元産に 青森・六ケ所
ナガイモを使った焼酎「六趣」
以前に六カ所沖で仕事をしていたとき、夕食時の晩酌に地元の焼酎「六趣」は、何度か飲んだことがあります。柔らかい口当たりで、匂いはきつくない感じでした。地元の新鮮な魚や採れたての山菜等を肴にしての楽しい語らいは、何とも言えないくつろぎの一時でした。
青森県六ケ所村産のナガイモを使った焼酎「六趣(ろくしゅ)」の生産工場が村内に完成し、25日、記念式典が開かれた。これまで宮崎県内の焼酎メーカーに生産を委託してきたが、入手困難で、一部では「幻の焼酎」と呼ばれていた村の特産品。6月に生産を始め、10月には新酒が誕生する。
式典には古川健治村長のほか、名付け親でもある土田浩元村長ら関係者約60人が出席。古川村長が「工場に農業と観光振興の懸け橋となってほしい」と完成を祝った。
六趣は、規格外で商品にならないナガイモの活用策として、1991年に生産委託を開始。芳醇(ほうじゅん)な飲み口が評判となったが、生産量が限られ、地元でも入手困難になっていた。このため、村では増産体制の確立と、工場を観光施設としても活用することを考え、建設に乗り出した。
「六趣醸造工房」と命名された工場の総事業費は約7億1500万円。95%以上が国の電源三法交付金で賄われた。年間約60トンのナガイモを使い、「レギュラー」(900ミリリットル、987円)6万本、3年熟成した「スペシャル」(720ミリリットル、3081円)8000本を生産できるようになる。これまでに比べ、約3倍の生産が可能になる。
工場の運営は、村内の六ケ所地域振興開発に委託。南部杜氏(とうじ)で、6趣の杜氏を務める高橋貞実さん(66)=岩手県紫波町=は「これまでの味と伝統を守っていきたい」と話している。
六趣の販売は村内の酒店のほか、今後は工場での直販も行う。青森県内の道の駅や青森空港での販売も予定している。
2006年04月25日火曜日
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/04/20060426t22014.htm