2007年08月21日火曜日 河北新報
勇壮にねぶた、ロスで跳ねる 日系人街に登場
【ロサンゼルス１９日共同】日本の夏の風物詩「青森ねぶた祭」のねぶたが１９日夜、米ロサンゼルスの日系人街、リトルトーキョーに登場、勇壮な武者灯籠（とうろう）が宵闇の中を練り歩き、本場さながらの熱気に包まれた。米本土でねぶたが披露されるのは初めて。
戦国武将・武田信玄をテーマにした高さ約５メートル、幅約９メートルのねぶた１台が約１．２キロの巡行を始めると、大勢の見物客で埋まった沿道からは大歓声が上がった。青森からの参加者を含む約２００人のハネト（踊り手）も笛や太鼓の音に合わせて「ラッセラー」の掛け声とともに跳ね踊り、興奮は最高潮に。
青森市から米国に留学中の平井彩乃さん（２０）は「ねぶたの迫力、ハネトの躍動感がロサンゼルスで味わえるなんて」と喜んでいた。
リトルトーキョーでは毎年夏、日系人による「二世ウイークフェスティバル」が開かれており、今回のねぶたは地元の日系企業関係者らが青森市などに要請。同フェスティバルのパレードの目玉として実現した。
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/08/20070821t25030.htm
