2007年8月18日(土) 東奥日報
「田名部まつり」が開幕／むつ
下北地方最大の夏祭り「田名部まつり」が十八日、むつ市で開幕した。京都祇園祭の流れをくむとされる豪華な五台の山車（ヤマ）が市内を勇壮に練り歩き、笛や太鼓の優雅なはやしを響かせた。二十日までの三日間、街は祭り一色に染まる。
まつりは、江戸時代に下北の総鎮守だった田名部神社の例大祭で、約三百七十年の歴史を持つともいわれる。
豪川組（横迎町）、義勇組（小川町）、共進組（柳町）、明盛組（本町・田名部町）、新盛組（新町）のヤマは、そろいのはんてんに身を包んだ若者や子どもたちに引かれて朝から各町内を運行し、午後には神社に集結した。
交差点や神社前では、男たちが「ヤデコラセーノ」の掛け声で一気に綱を引き、ヤマを方向転換。木製の車輪が音を立てて回ると、見物客から大きな拍手が沸いた。
夜は市観光協会が主催する恒例の「おしまこ流し踊り」も行われ、浴衣姿の踊り手たちが田名部地区の中心街をあでやかに彩った。
二十日は昼に合同運行が行われる。深夜には、神社を後にした五台のヤマがそろい踏みし、来夏の再会を誓って町内へ帰る「五車別れ」でクライマックスを迎える。
※写真＝田名部神社前に集結した山車
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070818212534.asp
昨年、訪れた時に撮った写真を掲載します。（2006年8月18日から20日）
http://www.geocities.jp/nawatii02/02gallery/2006tanabu/03/0819jinjya01.htm
