潮風に乗って-北から南から

船や港に関係する地名を訪ねて、その土地の情報を発信します。

「ハタハタ」の産卵撮影に挑む

2007年05月03日 | 

2007/05/03(木) NHK
「ハタハタ」の産卵撮影に挑む

 NHKニュース おはよう日本で「海からのメッセージ」と題し、水中写真家中村征夫さんが撮影した「ハタハタ」の産卵の様子を、放映していましたのでし収録・編集して掲載します。

  http://nawata01.eco.coocan.jp/07TV_movies/NHK/NHK_akita_hatahata_20070503.wmv

「秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ」と秋田音頭にも謡われたハタハタは、江戸時代以前から秋田の食卓になじみの深い魚である。冬の雷が鳴る頃にハタハタが沿岸に集まるので、別名「カミナリウオ」とも呼ばれている。

 海が荒れる危険な時期にもかかわらず、ハタハタ漁は、慶長年間の文献にもその名が登場し、献上品としても200年間にわたって秋田の特産品を代表してきた。かつては、豊漁が毎年続き、捕れ過ぎで価格が暴落、「箱代にもならない」と言われるほど大漁貧乏が続いた時期もあった。

 だが、長い歴史を誇るハタハタ漁だが、開発による海洋環境の変化と乱獲などがたたって激減、大衆魚から高級魚になってしまった。平成4年、3年間の自主禁漁に踏み切り、禁漁期間中は、稚魚の放流が行われた。「育てる漁業」の実践である。
 解禁後も漁獲量の割り当て配分が行われ、確実にその数を増やしている。過去の大漁は、もはや昔話だが、ハタハタの大群が怒涛のように押し寄せる日を漁民はもちろん、県民も心から夢見ている。(八森町、男鹿市のPRより)