ついにこの日が来ました。
待ちに待った、この花が開花!
その花とは・・・
そう、コチョウラン(胡蝶蘭)です。
ふっふっふ、私でもコチョウランくらい育てられるんですよ!
・・・な~んて、一回言ってみたかったのです。
でもやっと一輪開いたコチョウランの全体像とは・・・
これこの通り、ビヨ~ンと伸びた花茎の先の方にぽつぽつ付いた蕾を見ても最大6個・・・
でもまさか咲くとは思っていなかったので、嬉しさマックスです!!
そもそもなぜわが家にコチョウランがあるのかというと・・・
一昨年の秋(コロナ前ですね)、たまたま職場でお祝い事がありコチョウランを数鉢購入。
花が咲いている間はあちこちに飾ってあったのですが、花が終わった後は「好きに処分してください」。
かなり大きくて重い鉢だったのですが、迷わず「持って帰ります!」
その後、2階の出窓に置いて時々お水をあげるくらいで、ほったらかしにしていました。
それでも葉は青々とし、時には新しい葉や気根も出てきていました。
「観葉植物としても楽しめるね~」と言ってたのですが、あるとき「気根」が上を向いて伸びてきました。
ピンボケですがこんな感じ。
下の方の緑の根のようなものが気根ですが、上を向いて伸びたのはひょっとして花茎!?
(2021/4/17)
あわてて調べてみると、「花茎は最初は気根と見分けがつかないが、上を向いて伸びてくる」とありました。
間違いなさそうです。
そのうち花茎はひょろひょろと伸びてきて・・
(2021/5/18)
先の方に蕾らしきものが付いてきました。でもこの長さでたったこれだけ?
(2021/5/28)
それでも徐々に蕾が膨らみだすと、期待も膨らみます。
(2021/6/2)
この後長い間変化がなかったのですが、つい先日いつものように花を見ると、咲き始めてる!
(2021/6/18)
やった!この写真は朝撮りましたが、夜にはすっかり開いていました。
(2021/6/18)
そしてその翌朝、記念すべき最初の一輪を激写したというわけです(笑)
もう少し同じような写真を見てやってくださいませ。
もともとはこんな感じで花も蕾も明るい方向を向いて咲いていました。
驚くほどお日様に敏感で、どんどん窓の方に伸びてぶつかりそうになります。
なので、鉢をくるくる動かしても、翌日にはまた窓の方に伸びていました。
外の光が大好きなんですね。
最後になりましたが、コチョウランについて少し・・・
ラン科コチョウラン属のPhalaenopsis aphrodite がいわゆるコチョウランとして流通しているお花のようです。
アフロディテ(ギリシャ神話の美の女神)という種小名、ぴったりですよね。
フィリピンから台湾が原産なんだそうです。
→ Wikipediaを見ててっきりアフロディテだと思い込んでいましたが、どうもアマビリスのようです。
冬湖さん、ありがとうございました!
咲くとは全く思っていなかったのでうれしくて仕方がありません。
隣の3年間全く変化がないタニクちゃんたちも、お祝いしているようでしたよ~
【撮影:別途記載したもの以外、2021/6/19 自宅】
車に乗っていて道の脇の花が気になることってありませんか?
あ、もちろんわき見運転はダメなんですが、前を向いていても嫌でも目に入ってくるというような。
先日宇治川沿いを走っていた時、道路脇に沢山のオオキンケイギクが咲いているのが見えました。
ところが信号待ちのときによく見てみると、オオキンケイギクだけではなくもう一種類黄色い花がある!?
間違いないです。数年前に初めて宇治川の堤防でみつけたあの花です。
というわけで時間が出来たときに徒歩で見に行ってみました。
沢山のチガヤに守られるように、咲いていました。コゴメバオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)!
言っちゃ悪いけど、これがあまり見栄えしないんですよね~
というのも、咲いたと思ったら茶色く枯れてしまって、全体としてはじじむさい感じになってしまいます。
ぶつぶつ言ってないで、とりあえずちょこっと解説。
コゴメバオトギリはヨーロッパ原産の帰化植物で、ただ今売り出し中。
地下茎を伸ばして増えるので、群生するのが特徴です。
その名の通り葉が小さいのですが、対生で整然と並ぶのは他のオトギリソウ属同様。
花の縁に黒点が沢山あるのも特徴です。
宇治川では2017年に初めて見ましたが、その後ガードレール下の斜面に安住の地を見つけたようです。
こうやって花を見ると、いかにもオトギリソウの仲間で結構可愛い。
ここでマイアルバムにある、オトギリソウ属のお花を少しご紹介~
在来種のオトギリソウがこちら。去年の9月にやんたんで見かけた花です。
ひいき目かもしれませんが、上のコゴメバオトギリより上品な感じ。
後は最近あちこちで見かける園芸種(いずれも木本)をどうぞ。
昔から人気があるのがこちらのビヨウヤナギ(美容柳)。中国原産の落葉低木です。
蕊の多さと長さに、見た人みんながうっとり。
駅前の植え込みで咲いていたヒペリカム。
(ちなみに、ヒペリカムはオトギリソウ属のラテン名で、園芸種の総称となっているようです。)
大輪のこの花はヒペリカム・ヒドコートと思われます。
忘れてはならないこちらがわが家に咲いている「ヒペリカム」。
本名は、ヒペリカム・アンドロサエマムという貴族的な(?)名前のようです。
こうやって見ると小さい花ながら、蕊の長さ・多さ、赤い実が楽しめるなど、優れものですね。
ということで、今日はオトギリソウ属総集編でした~
あとはオマケ。コゴメバオトギリを撮った日と同じ日にみた宇治川の植物です~
はい、前にもご紹介した自立してないセイヨウヒキヨモギばかりでした・・・
ちょっとなんとかしてえな。迷惑してるねんけど。
・・・とアカツメクサが言ってるとか言ってないとか。
あとはブタナと
まだ咲いていたナヨクサフジと
ついに咲き始めたヤブガラシの花くらいでしたね~
この小さい蝋燭のような花をみると、スズメバチが来るのではとビクビクします。
ということで、今日はこれでおしまい。
【撮影:2021/6/6 宇治川】
じいちゃん庭の庭仕事を少しずつするようになり、バンバンお見せできるお花が咲いてくる!
のが理想ですが、現実は厳しく、日々倒れ掛かる竹や、やたらと巻き付くつる植物に悩まされています。
咲く花といえばドクダミとコモチマンネングサばかり・・・
それでは自宅はといえば、今は忍の時期。
増えはしないけど減りもしないことで良しとしています。
そんな庭にもいくつか花が咲きました!
どうぞご覧くださいませ~
まずは新顔のゼフィランサス(ヒガンバナ科タマスダレ属)
ご町内のお宅の玄関先にぽつんと置かれた鉢。それがゼフィランサスでした。
その鉢からは、全く何のお手入れもしていないようにみえるのに、毎年びっくりするほど沢山ピンクの花が咲きます。
そんなとき、生協の宅配カタログで見つけたゼフィランサスの球根。
ついつい衝動買いしてしまいました。
植えたまま放置していたのですが、なんと気づいたら一輪だけ花が咲いていました~
ヒペリカム・アンドロサエマム、最後の花が咲いていました。
すでに赤い実も見えます。
その赤い実と葉っぱ。葉が赤くなっているのは弟を切った血のり!?
表の鉢にはまたキンギョソウと、待ちに待ったデュランタ・タカラヅカ。
プランターには枯れかけたパンジーがいっぱい。
そのわけは・・・
(虫が嫌いな方はここで閉じてください)
ツマグロヒョウモンの幼虫でした!赤と黒のとげとげの姿はすごく目立ちます。
そろそろ抜こうと思っていたパンジー、抜けなくなりました。
そして、一匹が羽化し、休んでいるところ。
羽を広げてほしかったです。
じいちゃん庭には、うちのミカンを食べて育ったと思われるアゲハチョウ。
同じく羽乾かし中。
そして今回改めて発見したのがこちらです!
じいちゃん庭のアジサイ。
ちょっと花が華やかです!
花のアップ。八重になっていますね!
この色が好きなので、ついつい沢山載せてしまいました。
これだけです・・・
【撮影:2021/6上旬 自宅】
皆さん、お待たせしました!
・・・って、待ってるのは多分お二人だけかも。
そう、もうお忘れの方が99%だと思いますが、6月11日投稿したアカメガシワの蕾が雄木か雌木か。
attsu1さんとfukurouさんは雌木、なつみかんは雄木かも~とコメント欄でお話していました。
これは実際に見に行くしかない!とこの間の日曜日に雨の中ビュンと出かけてきました。
で、答えはこちら。
わ~、皆様のご指摘通り雌木でした!
☆投稿した蕾の写真はこちら→ (クリックすると大きくなります)
まだあまり咲いていませんでしたが、徐々に蕾の形が変わり、少しずつ咲き始めていました。
せっかくなので、今日はあちこちで見かけたアカメガシワ大放出~
今の時期はどこでも花が咲いているのが見られます。
上の写真の木のすぐ近くには、雌木と雄木が隣り合わせです。
こんな感じ。受粉し放題ですね。
しっかりと花が咲いた雌木です。
花柱は3裂し、子房には沢山のトゲがあるそうです(見えませんが)。
これまでにも何度か(何度も)ブログに出してきましたが、このアカメガシワは荒れ地などに最初に生えるパイオニア植物。
わが家の庭にも生えてきています。(荒れ地か!)
雄花は黄色いポンポンのようで、とても可愛いです。
こちらは別の場所の木。雄木のようです。
赤い部分があるのが雌木、と聞いたので蕾を探してみました。
確かに、赤くないですね。
ところ変わって、別の晴天の日に、下流で見かけたアカメガシワの花です。
日当たりがいいので、よく咲いていました。こちら雄木です。
ポンポンだらけ~
隣にはちゃんと雌木もありました。雄木に比べると花付きが少ないです。
3裂した柱頭がよく分かりますね。この花にはほとんど赤い部分がありません。
ということで、アカメガシワの雄花と雌花特集でした。
attsu1さん、fukurouさん、教えてくださってありがとうございました!
【撮影:2021/6/11, 6/13 宇治川】
6月初めの宇治川散歩、最近は週に1、2回歩いています。
さすがにこんなに頻繁に歩いていたら撮るネタがなくなりそうですが、それがあるんですよね~
こちらをご覧くださいませ。
右岸で見かけた、地面に落ちる赤紫の粒。
下で何かを見つけたら上を見る原則・・・なのですが、これの場合は難しい。(理由は後出)
そこで、急ぎ足で志津川の合流地点あたりに移動しました。
やった!今年は間に合いました!
ナナミノキの花が咲いていました!
ナナミノキはモチノキ科モチノキ属。
他のモチノキ科同様、幹はなめらかで、葉はやや硬質でごく浅い鋸歯があります。
最初にこの木を見たとき、赤い実が生っておりひょっとしてクロガネモチ?と思っていました。
でも何となく違和感があり、花が咲く時期まで待ったところ、一昨年初めてこの赤紫の花を見ることができました。
赤紫の花が咲くモチノキ科は間違いなくナナミノキです。
雌雄異株で、この木は実が生るので雌株です。
じつはこの付近、アラカシだけではなく、ナナミノキの宝庫なんです。
背がすごく高いので、花が落ちているからと見上げても通常は肉眼では確認できません。
上の写真の木はずっと低い位置の志津川沿いに咲いているので、目の前で花が観察できるレアな木なんです。
ご参考までに、2019年6月に見たナナミノキの花が散っていた道。
おそらく地面に落ちているのは雄花なのではないかと思います。
これまで雄花が咲いているところを見たことがなかったのですが、なんと、別の日にこんな木を発見。
え、全然分からない?
少し近づいて・・・
まだわかりにくいでしょうか。ではもう少し近づいて・・・これでどうだ!
まるで赤紫の泡がくっついたような姿。葉は先ほどのナナミノキそっくりです。
ひょっとしてこれこそ!?ということでさらにクローズアップ!
え~い、もう一声!
いかがでしょうか?無数の細かい赤紫の花が群がって咲いている様子、おわかりでしょうか。
雄蕊もちゃんと見えています。これこそ、ナナミノキの雄木。
地面が赤紫に染まるほど落ちていたのは雄花でした。
近くの雌花はしっかり受粉を済ませ、小さい実もでき始めていました。
めでたし、めでたし。
これでおしまいなのですが、折角なので6月5日の他の様子も少しだけ・・・ワンパターンで恐縮ですが。
ダムの放流は250m3/秒前後。
志津川からの合流地点も穏やかです。
なんと、キリの花がまだ咲いていました。びっくりです。
ホタルブクロもまだまだ綺麗。
こちらは雄蕊が向かい合わせで、葉が少し小さめで側脈が見えず先がとがっていない・・・
ネズミモチ認定します!
ちなみに上の写真で葉脈くっきりの葉はアラカシですので念のため~
そしてそろそろ咲いているかと思ったこちら、ムラサキシキブはまだ蕾でした。
ということで、楽しい宇治川散歩、あ、あの蕾がどうなったか見に行かなくっちゃ。
と延々と続けているわけです。
それではこの続きはまた数日後に!
【撮影:2021/6/5、6/13 宇治川】