ヤマシャクヤクなど見ながら散策を続けているとどこからともなくバナナアイスの強い匂いが漂ってきました。
こ、これは間違いなくあの木!
ということで、水辺ゾーンの方向に向かいました。
すると・・・
「お疲れ様っす!」
まだ冬芽の殻を頭につけたカラタネオガタマに敬礼されました。
カラタネオガタマはモクレン科オガタマノキ属で中国原産。
日本に自生するオガタマノキと同じ属です。
この木が有名なのはその香り。
バナナの匂いと称されますが、昔食べたバナナアイスの匂いに近いです。
こちらの木は赤みが強いですが、宇治市植物公園にある木は色までバナナ色(左)
冬芽のもこもこも結構可愛いです(右)。
カラタネオガタマにダイミョウセセリが止まっていました。
カラタネオガタマの木の近くにコアジサイ発見!
今年初見です~
花茎の赤紫色が結構印象的なんですよね。花が散っても血管のように残っています。
おや、コアジサイの後ろにある、あのツルになった木はなんでしょうか。
沢山花が咲いているようです。アップで撮ってみると・・・
どこかで見たような気が・・・
思い出しました!これはキウイフルーツ(マタタビ科マタタビ属)の花です。
最初は白っぽくてのちに黄色くなるみたいです。
雌雄異株で、この木は真ん中に白い雌蕊が見えるので雌木のようですね。
近くに雄木はあるのでしょうか。見た感じ1本しかなかったのですが・・・
蕾の写真を追加しました!
葉もマタタビよりは丸みがあり、先がとがらないでむしろ凹んでいる葉もあります。
やっと水辺に移動…と思ったら、小鳥がひゅんと顔をかすめて飛んで、近くの木に止まりました。
何? あわててカメラを向けると・・・ホオジロでした!
しかも口いっぱい、青虫頬張ってる~
気を取り直して、ようやく水辺。
咲いてる、咲いてる! スイレン(スイレン科スイレン属)です。
水滴がついて綺麗ですね~
蕊のアップ。
アサザ(ミツガシワ科アサザ属)も咲いていましたが、遠くてよくわかりません。
え、水辺ってこれだけ?
はい、これだけです(笑)
仕方がないので、気根とじゃんけん。あいこでした~
瑞々しい緑のラクウショウが笑って見てましたよ。
しつこく、あと一回続きます。クイズもあるので見てくださいね~
【撮影:2021/5 下旬 わち山野草の森】