なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

自立してちょうだい、セイヨウヒキヨモギ

2021-06-07 05:30:42 | 植物

梅雨の中休みが続いたとある日、今日はどこへお散歩行こうかな~
そうだ、放流も落ち着いたから、前に行った宇治川右岸のお散歩道にしましょう。



目は河川敷の植物に・・・あの黄色いお花はなんでしょうか。
近づいて見てみました。
セイヨウヒキヨモギです。
この光景、よく見ておいてくださいね。



さらに背後にはセイヨウヒキヨモギの群生が。
ピンク色のアカツメクサと、明るい黄色とのコラボが素敵です。


ところがこのコラボには、セイヨウヒキヨモギの深謀が隠されているのですよね~
ここで、セイヨウヒキヨモギの復習。
ハマウツボ科セイヨウヒキヨモギ属。
そう、あの寄生植物がひしめくハマウツボ科の仲間なんです。
一見全く普通の草に見えますが、別の植物に寄生して栄養分を奪う半寄生植物です。
緑の葉でちゃんと光合成をして栄養分を生産しているのに、なぜなんでしょうか。





寄生する宿主はマメ科やイネ科と言われています。
確かに、最初の写真で、ネズミムギやアカツメクサが一緒に写っていますね。

以前はゴマノハグサ科に分類されており、花の感じはいかにもゴマノハグサ科っぽい唇形花です。
ちょっとちょっと、あまりほかのひと(草)に頼ったらあかんよ~


先に進むことにします。
チガヤが満開。


ヒメジョオンも。


ここより上流ではハマクマツヅラばかりでしたが、ここではまだアレチハナガサが主流でした。


可愛い花ですね~帰化植物ですが。


大放流でこのあたりの高水敷は水没していたようです。
ヨシ(ススキ?)が横倒しになっています。


両側は、前にススキの道としてご紹介したところ。


すっかり乾いて歩きやすい~と思っていたら、なんと!
途中で大きな水たまりに行く手を阻まれてしまいました。


水たまりに写る青空が綺麗でした~

ここでおしまいなのですが、ちょっとおまけ。
近くで撮った夕焼けの写真です。
載せる機会がないので、一緒に見てくださいませ~




ということで、今度こそ本当におしまい。
また宇治川でお会いしましょう!

【撮影:2021/5/30  宇治川】

コメント (14)
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