今日はこの季節のお楽しみ~のウツギとヤマボウシ。
普通のだけでは面白くない。
素敵なピンクをご覧くださいませ。
まず北部でしか自生がみられないタニウツギ。
「ウツギ」という名前が付く植物にはいくつか異なる科の植物があります。
そのうち、このタニウツギはスイカズラ科タニウツギ属。
スイカズラに似ている・・・か? まあ似ているということで。
5月下旬の京都北部の山を車で走ると、そこここにこのピンクの木が見られます。
こちらは園芸種ですが、フイリウツギ・・・って葉が写ってないやん!
その名の通り、葉に斑が入っていますが、タニウツギと同じ、スイカズラ科タニウツギ属です。
そうそう、ハコネウツギも仲間です。
咲いていたけど、写真撮り忘れた・・・大ボケばかりです。
同じくスイカズラ科のツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属)も地味~に咲いていました。
樹名板も付けてもらえず・・・
例のハナゾノツクバネウツギが同じ仲間ですね。
花が落ちた後、萼がツクバネ(羽根つきの羽根)のような形になるからだそうです。
こちらは綺麗なピンクと白のサラサウツギ。
こちらはアジサイ科ウツギ属の代表選手、ウツギの園芸品種です。
以前はユキノシタ科だったと思うのですが・・・
見事に咲いていました。
山野草の森には大きなサラサウツギの木が2本あり、遠目にも目立ちます。
で、その本家本元のウツギも満開でした。
宇治川の方で解説したので、こちらは写真だけ~
オレンジのリング(蜜腺)がよく見えています。
ちなみに、その他の「ウツギ」には、バラ科や、フジウツギ科、ミツバウツギ科などがあるようです。
興味がある方は、調べてみてくださいね!
さて、ピンクと言えば、山野草の森の入り口近くにある大きなヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)。
何かちょっと色が違うと思ったら、半分ピンク色でした~
元々ピンクの品種だったのか、徐々にピンクになったのか・・・
白もあるので、後から変わったのかなあ。
もちろん、普通の白もありましたよ~
普通に山でも見かけます。
例によって白い部分は花弁ではなく総苞片。中央に小さい花が球状に集合しています。
花部分をなるべく大きく写してみました。
沢山のおしべと、緑色の花弁、ひょろっとした花糸らしきものも見えますね。
ここが受粉後実になります。
熟すと甘くておいしいそうですが、食べたことがある方、感想をお聞かせください!
【撮影:2021/5下旬 わち山野草の森】