なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

ピンクのウツギとヤマボウシ~白もあるでよ

2021-06-02 05:39:58 | 植物

今日はこの季節のお楽しみ~のウツギとヤマボウシ。
普通のだけでは面白くない。
素敵なピンクをご覧くださいませ。

まず北部でしか自生がみられないタニウツギ。
「ウツギ」という名前が付く植物にはいくつか異なる科の植物があります。
そのうち、このタニウツギはスイカズラ科タニウツギ属。


スイカズラに似ている・・・か? まあ似ているということで。
5月下旬の京都北部の山を車で走ると、そこここにこのピンクの木が見られます。


こちらは園芸種ですが、フイリウツギ・・・って葉が写ってないやん!
その名の通り、葉に斑が入っていますが、タニウツギと同じ、スイカズラ科タニウツギ属です。
そうそう、ハコネウツギも仲間です。
咲いていたけど、写真撮り忘れた・・・大ボケばかりです。


同じくスイカズラ科のツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属)も地味~に咲いていました。
樹名板も付けてもらえず・・・
例のハナゾノツクバネウツギが同じ仲間ですね。
花が落ちた後、萼がツクバネ(羽根つきの羽根)のような形になるからだそうです。


こちらは綺麗なピンクと白のサラサウツギ。
こちらはアジサイ科ウツギ属の代表選手、ウツギの園芸品種です。
以前はユキノシタ科だったと思うのですが・・・


見事に咲いていました。
山野草の森には大きなサラサウツギの木が2本あり、遠目にも目立ちます。


で、その本家本元のウツギも満開でした。


宇治川の方で解説したので、こちらは写真だけ~
オレンジのリング(蜜腺)がよく見えています。


ちなみに、その他の「ウツギ」には、バラ科や、フジウツギ科、ミツバウツギ科などがあるようです。
興味がある方は、調べてみてくださいね!

さて、ピンクと言えば、山野草の森の入り口近くにある大きなヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)。


何かちょっと色が違うと思ったら、半分ピンク色でした~
元々ピンクの品種だったのか、徐々にピンクになったのか・・・
白もあるので、後から変わったのかなあ。




もちろん、普通の白もありましたよ~


普通に山でも見かけます。
例によって白い部分は花弁ではなく総苞片。中央に小さい花が球状に集合しています。


花部分をなるべく大きく写してみました。
沢山のおしべと、緑色の花弁、ひょろっとした花糸らしきものも見えますね。
ここが受粉後実になります。
熟すと甘くておいしいそうですが、食べたことがある方、感想をお聞かせください!


【撮影:2021/5下旬 わち山野草の森】

コメント (12)
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