さらに上流に進むと、いつもの林縁に来ます。
車道に面した山肌、見逃してしまいがちですが、実は植物の宝庫なんですよね~
地下水のせいか、少し湿っているのがいいのかもしれません。
もう見られないと思っていたムラサキニガナ。
旅立ち寸前の綿毛が、最後に残った花を応援!
ここのナツフジは豪華。たなびくように沢山咲いていました。
でもやっぱりイメージ通りには撮れない・・・
ちなみに、前回朝霧橋のたもとに咲くさん生えていたナツフジ。
まだ咲いているかと思ったら、こんな大きな実になっていました・・・(帰りがけに撮った写真です)
気を取り直して、辺りをキョロキョロ。
前回行った2週間前と同様、オニドコロの蔓が目立ちましたが、この葉は少し違う。
ひょっとして!?
お気づきでしょうか。葉の右手、オレンジ色の花が見えています。
やった!今年初見のカエデドコロです。
探しましたが、花はあまり咲いておらず、頑張ってこのくらい。
上の写真では分かりにくいですが、葉がカエデ状に切れ込んでいるのと、オレンジ色の花が特徴です。
もう一度見られたらいいのですが・・・
そのオニドコロですが、ますますあちこちで盛んに咲いていました。
雌花もあるはずですが、なぜか目立つのは雄花ばかり・・・
左手につり橋が見えてきます。
今年もあるかな~
やった! ちょうどいい感じに咲いていました!
こちらが私の今回の目的の花、コカモメヅル(キョウチクトウ科オオカモメヅル属)です。
なぜかつり橋脇のトイレの植え込みの中だけに毎年生えてくる・・・植物の不思議ですね~
直径4, 5mmの星形の花がとにかく可愛いです。
周りにミズヒキとイノコヅチが生えているのも例年通り。
いつもと同じように同じ花が咲くのが、最近とてもありがたいことと思うようになりました。
左がミズヒキ、右はあちこちに蔓を伸ばすコカモメヅル。
なお、去年までこの花を「コバノカモメヅル」と思い込んでいましたが、「コバ」の方は花が1㎝くらいあって、海岸沿いに生えるそうです。
今回はもうこれで満足。
気温が上がり、汗だくになってきたので、つり橋を渡って帰ることにしました。
(つづく)
【撮影:2019年8月12日 宇治川上流】