なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

山肌で生き生き咲いてます♪~宇治川散策2019年4月 (4)

2019-04-20 05:40:34 | 植物

一昨日見ていただいたケシ科たちもそうなのですが、宇治川左岸の山側には所狭しと花が咲いています。
それほど珍しい花はないのですが、どうしてこんなに狭い場所に・・・と思います。
そんな花たちをご覧ください。

え~今日は鳥じゃないの?
せっかくポーズとってあげたのに・・・
セグロセキレイに文句を言われましたが・・・



気にしないでスタートです!
今年、ビックリするくらい沢山咲いていたのがこちら。
京都府立植物園でもご紹介したスズシロソウ(アブラナ科ヤマハタザオ属)です。



去年も少しだけ見ましたが、今年はちょうど旬のシーズンだったのでしょう。
山肌一面に咲いている姿を見て感激!
近畿以西に分布する花で、ダイコンの花に似ているからスズシロソウと名付けられたとか。
そういえば、同じアブラナ科でダイコンソウというのもありますが、あちらは黄色。
なぜ、黄色いのにダイコンなのかはナゾですが・・・




こちらは特に珍しくない花ですが、群生ぶりが群を抜いていました。
ミドリハコベ(ナデシコ科ハコベ属)です。
何気に撮った写真に赤蕊が写っていたので、もっと真剣に探せばよかったと思いました。
花弁は5枚ですが、深く切れ込んでいるので、10枚に見えます。
もう少ししたらウシハコベも咲き始めますが、ウシハコベの花柱が5裂なのに大して、ミドリハコベは3裂です。
まあ、そこを見なくても、ウシハコベは葉っぱも巨大なので分かりますが・・・




群生ぶりがハンパないです。

                 


お次は覚えておられるでしょうか、あの旋回していたシロバナタンポポの蕾(キク科タンポポ属)。



同じ花かどうかはわかりませんが、同じ株に花が咲いていました!
・・・普通でした。



よく考えたらこちらも「白」ですが、関西ではわりと普通です。
日本在来種で関東以西に分布するそうです。
こちらでは、庭などに勝手に生えてきたりしています。

        


在来種、といえばこちらも。
そこだけスポットライトを浴びた、カンサイタンポポ(キク科タンポポ属)



ね、総苞が反り返ってないでしょう。
今の時期はカンサイタンポポの群れにはセイヨウタンポポも入り込めないそうです。




お次は紫系を・・・
お馴染み、カキドオシ(シソ科カキドオシ属)が咲き始めていました。
香りもお味もいいので、私には食材にしか見えないのですが、よく見たら花もとっても可愛いです。




最後はこちら。これだけ、右岸で見つけました。
キランソウ(シソ科キランソウ属)です。
別名のジゴクノカマノフタは、根生葉が地面を覆うことを、地獄の釜の蓋に例えたそうですが、想像力豊かすぎ・・・
それよりも、民間薬として使われることから、「地獄の釜に蓋をする」(病気を治す)という由来の方がまだしもでしょうか。
花の美しさは、地獄とは無縁です。




まだあるけれど、今日はここまで。
見てくれてありがとう!



もうカタツムリも活動開始してるんですね!

〔撮影:2019年4月13日 宇治橋上流左右岸〕 

コメント (4)
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