なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

生態園のミニ群生~京都府立植物園2019年4月 (4)

2019-04-11 05:32:38 | 植物

先週末にお花見に出かけた京都府立植物園。
今日からは、私の行きつけの生態園の花や木々の芽吹きをご紹介したいと思います。
第一回は、生態園で見かけた春の花の群生です。
群生といっても、他の皆様が投稿されているような、林下一面に広がるような群生ではありません。
ほんのささやかなものです。
それでも、ほんの2週間前には何もなかったところに、ここまで花が咲き乱れるなんて、誰が想像できるでしょう。
普段よりは混んでるとはいえ、桜林に比べたら人も少ない生態園のちっちゃな群生をどうぞご覧くださいませ。

最初はこちらです。ちょっと分かりにくいですが、みんな大好きニリンソウ(二輪草;キンポウゲ科)です。
花弁のように見える白い部分は萼片だというのは有名な話。
また、二輪だけではなく、三輪になっているものも多数みられました。
花言葉は「ずっと離れない」だそうですよ~

        

花のアップです。別の場所のものですが、少しピンクがかって可愛かったです。




お次はこちら。 なんだか雑然と白いものが散らばっているように見えますが、何でしょう。
近づいてみます。

        

こちら、スズシロソウ(蘿蔔草;アブラナ科ヤマハタザオ属)でした。
いつもは他の花に混じって、雑草然と咲いていますが、こちらでは単一で群生していました。
近くでみると結構可愛い花です。
それにしても、漢字名の難しいこと!




三つ目も白です。
小さくて見難いですが、セントウソウ(仙洞草;セリ科セントウソウ属)です。

        

セリによく似た切れ込みのある葉に、白い小さな花をつけます。
よく見るとこちらも可愛いです。比較的地味ですが、春の訪れを感じさせる花の一つです。
銭湯草ではなく、仙洞御所の仙洞が正解です。





4つ目は、前にも咲き初めを紹介したレンプクソウ(連福草;レンプクソウ科レンプクソウ属)です。
半月ですっかり花が咲ききってしまったようです。
緑一色の群生。



前にも紹介しましたが、最初に天辺の花が咲き、その後、側面の4つの花が咲きます。
上の写真は、天辺の花がもう枯れてしまい、横の花だけが残っている状態です。
福が連なるという名前は、縁起がいいですね。

下の写真は、2週間前に投稿した、天辺のみ咲いている初々しい花です。

        


最後が一番感動した群生。 まずは説明ナシにご覧くださいませ。



いかがでしょうか? 
先月はたった一輪しか咲いていなかったラショウモンカズラ(羅生門葛;シソ科ラショウモン属)が満開になっていました!
腕の切り口のような花とのことですが、どうでしょう。
近くから見てみました。




お髭が生えていますね~
私には綺麗な花としか見えません。
横顔はどうでしょう?

       

写真の撮り方が悪いのか、こちらも切り落とされた腕には全く見えませんね。
名前を付けた人は、相当想像力が豊かだったと思われます。
花言葉は「幸せを招く」ですって。 確かに、招いているような花の形ですね!


さて、生態園特集第一回はミニ群生でした。
次回は何が出てくるでしょうか?
明日は都合によりお休みするかもしれませんが、期待しないで待っていてくださいね!

〔撮影:2019/4/6  京都府立植物園〕

コメント (8)
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