昭和一桁生まれ、平成31年4月没。
まさに2つの時代を生きたその人は庭の花をこよなく愛していました。
その人の名はハハ。
寝る間も惜しんで花の世話。
これらの写真を撮ったのは真夏。
日の出から日の暮れまで、野良仕事ならぬ庭仕事三昧の日々。
その甲斐あって、花たちはいつも精一杯綺麗に咲いてくれていました。
たまたま家に残っていたのがこんな写真だけでしたが、春は足の踏み場もないほどのパンジーにサクラソウ。
花が終わっても丹念に採種し、次の年に蒔いて育てていたのを覚えています。
特にパンジーにはこだわりがあり、しょっちゅうHCへの運転手を仰せつかり、多いときは3箇所くらい回りました。
こちらは駅前花壇のパンジーですが、普通の色なのでハハの気には召さないかもしれません(笑)
そんなハハの庭も無人になってはや8年。
年に数度の剪定と草取りのみのお手入れで、この4月にはこんな状態に・・・
強いラベンダーだけが繁り・・・
後は見渡す限りのスズメノエンドウ。
でも形は違っても花好きはしっかりとムスメに受け継がれ・・・
春にはハナミズキが咲き乱れ
ちょうど2年前の今頃ポット苗で購入したキンギョソウ、絶えたと思っていたらまた花を咲かせてくれました。
こちらもすっかり枯れてしまったと思っていた〇イソーのハナキリン、ハハの逝った朝に、小さな一輪の花を咲かせていました。
私なりにこれからも花と向き合っていきますので、どうぞ見守っていてくださいね、おかあさん。