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委員会の理事会-その2

○参議院委員会先例録24

委員長は、委員会の運営に関し協議するため理事会を開く

委員長は、委員会の運営に関し理事と協議するため必要があるときは、理事会(委員長及び理事の打合せ会)を開く。理事会の開会は、あらかじめ参議院公報をもって通知するのを例とするが、必要に応じ随時口頭により通知した例もある。(以下略)

委員会の理事会-その1」で、平成28年3月8日の参議院の常任委員会で、一委員会のみ理事会表示がなかった例について、その理由と併せて紹介しました。

今回は、参議院の議院運営委員会を除き、すべての常任委員会で理事会表示がない例を紹介します。
            
              平成28年8月3日 参議院本会議・委員会表示

上記の写真は、平成28年8月3日に筆者が撮影したものですが、8月3日は、第191臨時会の閉会日でした。

常任・特別の種別を問わず、会期末手続きのためにすべての委員会が開会されましたが、議院運営委員会と特別委員会以外は、理事会の表示がありません。議運委以外の常任委員会は、委員長及び理事の打合せ会として開かれました。

これは、「委員会の理事会-その1」と理由は同じですが、事情は少し異なります。

理由は、委員長は選任済みであっても、理事は一人も選任されていないこと、事情は、参議院通常選挙直後であったことが関係しています。

平成28年8月1日の本会議で、常任委員も常任委員長も辞任した上で、常任委員長は全員選任されましたが、その後、常任委員会で開かれたのは議運委のみであり、議運委以外は委員会を開会しない限り、理事は不在のままとなります。

他方、特別委員長は、特別委員会を開会しなければ委員長を互選できませんので、8月1日にそれぞれ特別委員会を開いています。よって、その時に理事も選任していますので、理事会表示は可能ということになるのです。
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