以前作った作品を新作と飾りたくなることがある。
今回は11年に作った”うねり”を新作のタペストリー”絶壁の火山島”と飾った。
今回のテーマである無人島漂流の舞台である伊豆の鳥島にはアホウドリが渡ってくるのでハマナタマメに和紙を貼りアホウドリに見立てて使っているがいい具合に”うねり”は鳥のようにも見える。
13年にツルを縫うシリーズに木の皮を組み込んで花器を作ったのに面白い姿に成長し花も付いた多肉植物を飾ったが上が重すぎたのかひっくりかえり根元から折れてしまった。
この花器に飾りたかったので折れた根元に楊枝をくっつけて差し込んだ。
3センチほど短くなったが何とか許せる形でサボテン並みに花も元気に咲いていたがまた転倒。
上げ底にするため新聞紙を丸めて使ったが石を使えばよかったと悔やまれた。
今回はこの場所に違う作品を飾り替えた。
15年に作ったツルを縫うシリーズに錆びた鉄を使った作品だが買ってくださる人がいた。
離れがたい作品だったので眺めているうちに反対にしてみくなった。
反対にすると花を生けたくなった。
シュウメイギクの実と紫色のハーブの花。
今年の新作底のない花器に通じるものを前年に作っていたのを発見。
錆びた鉄くずがなかなか拾えず素材が手に入らないが手に入れば錆びた鉄くずを使い底のない花器をツルを縫うシリーズとして作りたい。