YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

珠玉の時間を奏でる

2011-02-28 | Bill Evans
2月も終わりですね。。昨日と打って変わって・・・東京はちょっとみぞれも交じって、、、この天気を嫌だな~と考えるか、なんともしっとり趣き深い冬の終わりを感じるか。。。 心の持ちようですね。
こんなしっとりと気持ちよい月末は、、何となく・・Bill Evans の “Waltz for Debby”でございます。。名盤中の名盤で、、取り上げるまでもないのですが、、改めて、、深夜にしっとりと濡れた街(・・・といっても足立区のはずれなのですが) ちょっと明かりに揺れる中川を観ながら、、このAlbumを聴くと、、ちょっぴりニューヨークの川辺。。? 気分だけ・・ キラキラした川の流れが星が降ってきたようで。。支流の川のボート乗り場が、、何ともぼやけていい感じです。。 煙った・・スカイツリーも小さな照明が逆にその存在感をしてしているようで。。。 家にいても。。いい音があれば珠玉の時を感じさせてくれますね~

1961年6月25日にリバーサイド・レコードによってヴィレッジ・ヴァンガードでのビル・エヴァンスのトリオは録音されていました。 しかしこの日から11日後 ビルの片腕であるベーシストのスコット・ラファロが交通事故で他界してしまうという悲劇が。。。 そして、、ラファロ色の強い曲は、、“サンディ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード”へ収録し、、その他はこのAlbumへ収められることに、、このAlbumでももちろん、、スコットの名演をじっくり堪能できるわけですが、、このトリオのバランスの良さ。。エヴァンスを中心に優雅に心をしっとりとガゼーで包み込むような音粒たち・・ ポール・モチアンのブラシ・ドラミングと、、さりげないハットの開け具合とスネアの滑りが、、 これぞ三位一体の珠玉の音なんだと 50年の時代を過ぎても、、まったく色褪せることなく。。包み込んでくれます。 こんなエレガントな気分になる時間をココロゆくまで・・愉しめます。。

その詩的情緒溢れるシシリズム。。これぞ美学という信念を貫く・・・スタイルは唯一無二です。

人生でどれだけ珠玉の時間を奏でることができるだろうか? 何となくも一日は過ぎていく・・・あっという間に2月が終ったと感じるか、、珠玉と呼べる自分の日をどれだけ創れるか?で考え方も行動も変わるのではないだろうか?

-今日一日を珠玉の日と呼べるように、、日々の一分一秒を大切にした人生を送りたいですね。。。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする