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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

どのように創造し表現するか

2011-02-08 | Jazz
夜中・・・ちらちらを舞い散る雪。東京でも今週はしっかり雪が降るみたいですね~ ちょっと情緒的な夜はこんな曲で・・・
Stan Gets - Charlie Byrd “Jazz Samba”でございます。。紆余曲折の道から北欧に魅せられ、コペンハーゲンで住居を構へ結婚、その後1961年にアメリカへ帰国・・・当時注目されていたブラジル音楽のボサノヴァを採り入れたAlbumを作成します。。それがこの作品ですね。1962年2月13日ワシントンD.C. にて録音。。。

ブラジル本場のボサノヴァ界の超大物ジョアン・ジルベルトからけちょんけちょんに「そんなのボサノヴァじゃね~」のようなことを言われたゲッツですが・・あまり小難しいことを考えず、、心地よい音を無心に奏でる。。そんな姿勢と枠を取っ払った発想がこのような素晴らしい音へと構築されていきます。。 そしてJAZZ界へのまた新しい風を送り込みます。。そしてジャズ界のボサノヴァ第一人者として位置づけられることになりますね~

この前編に渡る通り過ぎる心地よい風・・・・見えない風が。。このAlbumが流れると。。目の前をソヨソヨと通り過ぎます。。なんと心地よい時間。。スタン・ゲッツの奏でるテナー・サックスの音色。。独特のマウスピーズを吹くときの、ブレスの半分以上は外へ洩れちゃって~いうスカスカ感。これが魅力的な音へと。。繊細でクールなメロディーが夢心地へと誘います。。 色々な苦悩を超えたからこそたどり着いた昇天の音。。 酸いも甘いかぎ分けた心だから吐き出せる音なのかもしれませんね~
夏に聴くのも良いですが、、こんなチラチラ舞い散る夜にも最高の時間を提供してくれます。。

また、、ゲッツと両輪で曲に素敵な味付けを添える、、チャーリー・バードのギター。。この融合により、、生み出されたこの秀作。

基本や原点は守り、、その中からどのような変化を創造するか・・・固定的発想に囚われず、、守破離の思考できちんと基礎を固めてそこから一歩距離を置いて眺め。。発想を離れてみる。 新しい創造を生み出し、、新しい表現をする。 仕事も同じですね。今までに囚われず。。とんでもないことが案外当たり前になっちゃたりして、、、創造力を高め・・表現力を強めていかないといけないですね。。


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