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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

夜明け前が一番暗い・・・

2010-10-29 | The Rolling Stones
ミック・テイラー脱退後の新メンバー探し&レコーディングが74年12月から断続的に始まります。『グレイト・ギタリスト・ハント』と名づけられたセッションで多くのミュージシャンが参加します。ウェイン・パーキンス、ハーヴィー・マンデル、ジェフ・ベッグ、ロリー・ギャラガー、ウィルコ・ジョンソン、ミック・ロンソンまで。。。そして75年3月30日ロン・ウッドが顔を出すことに、、前作でミックにインスパイアを与え、、キースを兄のように慕い。。。Stones加入は時間の問題。。。かと、でもFacesもあり、6月からのツアーはサポート・ミュージシャンということで参加します。。ロン自身のこの75年は2つのバンドを掛け持ちして「人生で一番忙しかった時期だと・・・」しかし充実した時間が、、ロンの心をStonesへと大きく傾けるのでした。そして12月ロッド・スチュアートのFaces脱退の声明があり、、晴れて、、The Rolling Stones のメンバーとなります。1976年3月。。そしてこのアルバム“Black And Blue”が発表されることに。。。1976年4月23日発表。。

セッションを兼ねてレコーディングが進められてきたので、、ロン・ウッドの他にハーヴェイ・マンデルやウェイン・パーキンスのギターも聴くことができます。しかしロンは入ることで、、まさにブラック(漆黒の闇)からブルー(夜明け)へ向けて新生Stonesが胎動し始めたことを表しているようで。。。ジャケのバックの青と見開き内ジャケの夜明けの前の雰囲気が最高です。。
1曲目“Hot Stuff”のファンクノリからスタートし、、レゲェナンバーの“Cherry Oh Baby”そして、、ロンがインスパイアでクレジットされている“Hey Negrita”やフリージャズナンバーのビリー・プレストンインスパイアの“Melody”など、、、より豊な、、彩りが添えられ始めました。。
そして“Memory Motel”という名作の誕生。。。。旅暮らしのミュージシャンが、海辺にたたずむホテルで女性との思い出を綴る。次なるミックとキースのカタチを見る事ができます。。 このアルバムのもう一つのバラード系“Fool To Cry(邦題:愚か者の涙)”で夜を徹しての仕事に疲れ、ようやく帰宅した男が、娘を膝にのせて幸せを感じながら涙を流す、娘はどうして泣くのかわからずに。。その哀感の音色に心を打たれます。。ね。

キース&ロンの絡み合う音の融合、、NEXTの舞台へ・・・・ 

悩んで考えて、、苦しんで、、耐えて、、でもでも夜明けは必ず来ますね。だからその前が一番暗くなります。でももがき足掻きした分必ず明るい夜明けが。。。目の前に訪れることを信じて。。 諦めない。立ち止まらない。常に一歩を踏み出すことが重要ですね。

fool to cry original (名曲です・・・・・)


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