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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

映画が教えてくれたこと(30)-要求はローリンング・ストーンズ日本公演-

2010-10-10 | Movie
DVD棚から何かないかと・・おっ忘れてた~と発見したのが“太陽を盗んだ男”(監督:長谷川和彦 主演:沢田研二 1979年10月公開)です。。。

いやいや、じっくり見てみて改めて再発見ですね。。。面白かった。。時間も147分と案外長いのですが、、引き込まれて観ちゃいました。普通の中学の普通の教師が原爆を作っちゃう話。。とってもトンデモなんですが、、面白いですね。ジュリー(沢田研二)の飄々とそして両性的な魅力で、男前の演技と少しバイセクシャルな雰囲気がかもし出す雰囲気がいいですね。やっぱりイイ男ですね。当時はアイドルの頂点のような位置にいましたよね。そんな中でこのような配役で演技ができるのですから・・・・現在のキムタクやフクヤマくんがここまで出来るか。。。事務所側が完全NGですよね。
皇居へ天皇陛下に合わせろ!と突っ込むシーンや国会のシーンなどは許可なくやっちゃったとか・・・時代ですね。カーチェイスも本格的で今ものより迫力ありますよね。。
最近の映画技術から見ればチャチで映像もいかにも合成的でミエミエな部分もありますが、、時代の息吹とまだまだ元気な日本の荒いけどハチャメチャできる可能性みたいなものを感じます。。だって原爆作ろうと決めて。。一人で東海村の原発へ乗り込んで、奪っちゃったり、、自宅アパートで原爆製作して。。でもでもそんな発想で、、でも迫真迫る感じが凄く良かった。

ナイターの延長を要求したり、、ストーンズの来日を要求したり、、、そんな発想も素敵です。実際山下刑事(菅原文太)との格闘シーンはストーンズの来日が実現して、武道館近くの科学館屋上で争い、、もう死んでるだろう~くらい打ち込まれても執念で生きてる山下刑事・・・・。

痛快活劇として大変堪能できました。。

福島のプルサーマルの問題や福島知事の汚職事件と最近の検察の不祥事など、、、表には出ないで事実とは違う捻じ曲がった情報が私達に伝えられている可能性もあります。
この映画のようなことが本当に起こったとしても多分真実は伝わってこないかもしれませんね。 小沢さんの政治献金や沖縄の問題、、その根本である日本の敗戦、GHQ・CIA・・・サンフランシスコ条約の内容。 そして現在へ繋がる綿々とした陰の歴史。。

真実と事実、、マコトかウソか、、聴こえない声を見えないモノを見る力を養っていかないといけないですね。

太陽を盗んだ男・予告編



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