YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

有機的に絡み合う組織 「愉しみ」合うコト

2010-10-15 | The Rolling Stones
70年に入り、もっと自由に独立した形で作品が発表できるようにと、、ローリング・ストーンズレコードを設立。責任者にチェス・レコードの創始者の息子マーシャル・チェスへの就任を依頼。販売元はアメリカのアトランテック・レコードが行うことが決まる。
ビシネス問題は片付いていないままの船出だったが。。STONESの代名詞であるベロのマークも使われ始め(無名の美大生ジョン・パッシェが製作)次なる船出を向える。。。デッカ側からのもう一枚の契約が終わっていないと。。そこで“Cocksuker Blues”というとてもマトモに発表できないような曲をデッカに提供し、重税を逃れて英国から仏国へと移住することに、、
71年4月にシングル“Brown Sugar”そしてアルバム“Sticy Fingers”を発表します。斬新なアンデイ・ウォーホルのジャケとバイ・セクシャル的なキャラを演じたミック・・・そしてミック・テイラーの本領がまさに発揮され、、新しい息吹を70年代の幕開けのような。。音の数々。。ジャムセッションのノリ、雰囲気から「音」を固め、、プロデユーサーのジミー・ミラーとエンジニアのグリン&アンディ・ジョーンズのスタッフ陣とのタッグ、、、もちろんサポートメンバーのイアン、ニッキー、ボビーの力もこのアルバムの素晴らしさを引き立てています。。。

そんな充実ぶりと裏腹に、、ミック・キースなどはヘロインに影響をモロに受け、、ハード・ドラックであるヘロインを服用しHAPPY極み多幸感を味わい、、無くなると壮絶な苦しみが訪れる。。そんな中でも良いクスリを服用したのか、、ブラウン・シュガーのような大作を始め、、創作にも大きな影響を与えます。。
その時代を描写したハードな小説が、、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」ですね・・・ この中でも「ストーンズの新しいアルバムあるよ~」と、、登場しています。。


また村上春樹の「ダンス ダンス ダンス」では、、上巻で車の中でブラウン・シュガー流れてきて、、“僕は思わず微笑んだ。素敵な曲だった。「まともだ」と僕は思った”と記していますね。。



そんなこのアルバムから「愉しむ」極みを感じとります。滲み出る喜び、、激動の60年代を超え、、本当に自分達のやりたい環境でできた自分達を心底愉しみ創り上げた音がこの中に圧縮していると感じますね~

それぞれの役割の中でどのように「愉しむ」か・・・・ 無機質ではなく、心通った有機的な機能をしているか? 多くの人の関わり合いの中で、、どのように絡み合い、機能するか・・・。お客様を「愉しませる」事を全社でトコトン追求できているだろうか? 表面的ではなく、心の底から・・・

TOTP Live 1971 - Brown Sugar



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