「ささやくだけでいい よがり声にはなえてく」

5枚のシングル連発発売のいよいよ最終5作目、、“わすれじのレイド・バック”です。アメリカであれば、ポッカポッカ、、とお馬さんに揺られて夕日に帰る？みたいな感じかもしれませんが、クワタが歌うと、、高円寺で石鹸カタカタ下駄でカランコロンって（80年版神田川的）感じで、、

レイド・バックとはエリック・クラプトンとともに有名になった言葉のようです。「楽に行こうぜ」「リラックスしようぜ」のような感じでしょうか。。。
歌詞から観ると、、ベッドでの男と女の情事中のダメ男の心境になえちゃって、、期待に応えられなくて、、ごめんなさい。。とは女性の方が上手、、もしくは年上か？？　♪ささやくだけでいい　よがり声にはなえてく。。。って当時は意味わからなくて、、でも何かよがるって、、いい響きに感じました。エヘヘヘっ

クワタさんのダメ男の情景は最高に創造力が膨らむと共に、、「あるある」感がいっぱいで、、モテ男視点ではなく平民の立場でのモンモン＆体験談がココロに染み入りますね。
発売は1980年7月21日　折りしも日本ではイエスの箱舟が多数の女性と集団失踪から2年発見、逮捕があり、あの吉野屋が倒産し、、大平総理の急死に伴い衆参同時選挙で自民圧勝！！（来年2010年も起きるかな？！衆参同時で民主圧勝・・なんてなれば本物の政権交代ですね。その前に、、今年の衆議院選挙ですが、、）

いよいよ80年代に入り男女の関係を大きく変わる大転換期と合わせてサザンの曲は多くの人のココロに思い出として刻まれていくワケで。。。ね。

そんなワケでＢ面は、、“Five Rock Show”って5枚のシングルを総決算して、全員でパート分けてます。クワタのバラードから始まり、いきなりプレスリーで、、もう殆どごちゃ混ぜでやっちゃえ感イッパイです。　ハラボーは病気でお休みのため、クレジットでは　原　由子 Mind・・・・となっております。　優しさですね。

追伸：忌野清志郎さんがお無くなりになりました。北海道に住んでいた時、真駒内アリーナに、サザンＶＳＲＣサクセションのＬＩＶＥを観にいきました。　圧巻のライブパフォーマンスにこれが、、生清志郎かと、、感涙ながらに飛び跳ねていた思い出が強いです。　夜のヒットスタジオで、、いきなり、、♪ＦＭとうきょぉ～と全くリハと違う歌を歌い出して、、司会者（多分古館さん）が「えっ！！」て顔しているのが今でも憶えています。。。
あのよがり声のようなしゃくり上げ声で、、天国からJohnと共に、、歌いながらこの世を眺めて楽しんでいただきたいと・・

ご冥福をお祈ります。