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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

「言葉なんて無くっても心で感じて」

2009-05-05 | Southern All Stars
「ファイヴ ロック ショー」の第4弾 1980年6月21日発売の“ジャスマン(JAZZ MAN)”です。 精力的レコーディングで様々な表情を魅せる(見せる)中で、今回はJAZZ風(といっても笠置シズ子風)な、でもでも秀逸な心模様を描いた作品です。 クワタはルイ・アームストロング憑依で・・・素敵なシャウト!と聴かせてくれます。。。。

JAZZの要素を交えつつ、しかしザ・ジャパニーズ的風情は絶対に崩さない頑なさ。ドップリ傾倒するのではなく、どのように消化し昇華させて、世の中の紹介していくか?? そんな流れの中で好きなコトをやりつつ購買側の心理もしっかり掴みつつという戦略が、サザンが30年に渡り第一線で活躍できるパワーではないかと感じます。

何か懐かしい、憧れ、ちょっとエロ、海、湘南、江ノ島、横浜など。。キャッチーな響きを上手く活用してる(さりげなく)そして洋楽を吸収しつ、歌謡曲要素と融合、ケミストリーさせて、、ザ・サザンへと進化させていますね。 やっぱ凄いね。。 クワタもそうですが、バックで支えるメンバーの技量があってこその音圧ですよね。 ですからこの時期、充電した結果が今後のサザンを大きく深化させましたよね。。。 やはり新人時代から並ではないですね。。。

そんなB面は、、ムクちゃんの登場です。“ひょうたんからこま” ファイヴ ロック ショーではター坊に続いて、、クワタさん以外のメンバーの積極的な曲作りも程よい感じで。。。 曲はビートルス後半の感じをイメージもさせるような、夢心地のフワフワ感、クワタのコーラス、合いの手など、、♪恋なんかなりゆき・・のところの挿入の感じの抜群ですね。 行けそうで行けない。。男のセンチメンタリズム(前のフクラミだけは・・虚無感) =哀愁を感じますね。

何ってんのか理解できない。。クワタさんの言葉遊び的日本語の活用。でもでも歌詞と音と雰囲気と時代と、、色々なモノを加味して「言葉なんて無くっても心で感じて」そんなコトを聴く側も考えて聴かないとね。また聴き方も変わります。

色々なことも表面的な言葉に踊らされずに、本質を見極めないといけないね。言葉だけじゃなくココロで感じなきゃ。。。いけないね。


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