セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

四線湿地へ

2013-06-30 17:27:07 | 山や森や川や渓

水無月最後の日、ユー地区市街からほど近い四線湿地に足を延ばした。

ここは、昭和40年代に周囲に明渠(乾燥化用の素堀側溝)が掘られて、
ある程度乾燥化したが、笹の侵入を許すほどには水位が下がらず、奇跡
のように残った湿地だ。

それでも、いくつかの種は失われ、今また絶滅に瀕している数種の植物が
ある。

久しぶりの四線湿地は、春の花が終わり、エゾカンゾウやカラマツソウなど
初夏の花も終わろうとする微妙な時期だった。

強いてこの時期の代表選手を上げれば…、ワタスゲかな。

 

 

 

 

 

 

今年は、例年になく多いような気がするが、単にこの端境期に来ていなかった
だけということ?かも。

 

 

 

 

 

 

下弦の残月浮かぶ、四線湿地。

周囲をヤチダモなどに覆われて、中心部にぽっかりと湿性植物の楽園が広がる夢の
ような場所。

だが、こういった価値にたくさんの理解が及んでいないのが現実。

 

 

 

 

 

 

もしや、と思って来てみた、クロバナハンショウヅルがぽつりぽつりと開花していた。

絶滅危惧種に数えられるが、この湿地では極めつけの普通種。

ここからほど近い六線湿地にも多く生育しているので、当面、絶滅の心配は薄い。

肉厚でもじゃもじゃの花が下向きに咲く風情が、玄人衆に人気だ。

 

 

 

と、いうことで、もうワンカット。

エゾカンゾウをバックにした、クロバナハンショウヅル。

 

 

 

 

 

 

 

湿地の仲間、サワギキョウ(左)は、生育途上。
多様な花色を見せるショウジョウバカマは、もう花が終わっていた。

 

 

 

 

 

 

ヤマドリゼンマイかな?と思われる、シダの原を抜けて…、

 

 

 

 

 

 

ヤチダモの林に踏み入り、エゾハルゼミの時雨に濡れる。
(動画挿入)

 

 

 

 

 

 

湿地を囲む林の中では、コバイケイソウが満開。

 

 

 

 

こんなに満開の時期に、ここに来なかったのかも知れないが、足の踏み場もない
ほどの満開。

 

 

 

 

 

 

ついでに、で悪いが、ウバユリの大きなつぼみがそこここに見られたから、これが
開花の時期に来ると、また違った林の表情に会えるかも知れない。

 

 

 

 

 

 

湿地の端では、まだ、カラマツソウの白い花が風に揺れていた。

 

 

 

 

エゾカンゾウもつぼみはあるが、最盛期を過ぎて終わりに近い。

ユー地区の初夏は、夏本番へと動く。

 

 


6月の庭

2013-06-29 22:20:10 | 庭・ガーデン

この間、庭を抜かしたので、6月の終わりに庭を少し。

開花は全体的に遅れ気味か、というところ。

ゲラニウム類が比較的早いことは、以前書いたが、バックガーデンでも
この、ゲラニウム・マクロリズム・アルバムが早かった。

マクロリズムの仲間は、花が香るのを特徴とするが、はっきり言って
「良い香り」と感じる人はあまりいないかも知れない。

丈が低く、花付きがいいので、カバーに向いていると書いている解説も
ある。

この庭でどう納まるか、貴重な早咲きなので様子を見ていこう。

 

 

 

 

 

 

バックガーデン全体は、こんな感じ。

株もまばらな感じだが、去年から作り始めた庭なので、この程度だろう。

しかし、植え付けの時と比較すると、ほとんどがポット苗だったものが、1年でここまで
大きくなるのは植物の生命力を感じる。

中央のホリホックにはたくさんの蕾が付いているので、その内豪華?に咲いてくれる
ことだろう。

サルビア類やフロックスも花茎を上げてきている。

ジキタリスは昨年咲かせて、種を大盤振る舞いに撒き散らしたので、一面が苗畑に
なっている。

今年は、開花後のコントロールをしないと大変なことになるだろう。

 

 

 

 

 

 

意外だったのが、この外見グラスの株。

ただ?のグラスだと思っていたら、青紫系の小さな花を付け、おまけに実まで付けた。

どうやら、ニワゼキショウ(アヤメ科)だったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

アニスヒソップのゴールデン葉。

これも去年ここに移したが、居心地がいいとみえて、周囲には既に実生苗がたくさん生えている。

ゴールデンというだけあって、明るい葉はシェードでよく目立つ。

 

 

 

 

こちらが普通のアニスヒソップだから、葉色の違いは歴然だ。

 

 

 

 

 

 

ゴールデンといえば、こちらはトラディスカンティアのサンシャインチャーム。

黄色葉系のツユクサだ。

トラディスカンティアといえば、斑入りの観葉植物を思い浮かべるが、こちらは耐寒性が
あって、この地でも宿根して毎年花を咲かせてくれる。

 

 

 

 

 

 

去年もらって植えたイワミツバに、アオハナムグリが来ていた。

花に集まるコガネムシの仲間、グリーンメタリック系で花に似合う。

 

 

 

 

 

 

フロントの普通種のジキタリスは、ぼちぼち開き始めた。

こちらも、種を撒いたらしく、いつの間にやら株が増えている。

今年は、こちらも種まき制限種。

 

 

 

 

 

 

林の中に植えてある、ミヤコワスレ。

名前で得している花のひとつ。

でも、しっとりとした風情があって良い花だ。

 

 

 

 

 

 

午後になって、Yo市のTa家さんから苗が届いた。

去年、いただいたアサガオを種から植えて青色の花を咲かせたが、どうした
ことか種が入らず、今年は諦めていたら、苗にしたのを送ってくれたのだ。

アサガオばかりでなく、後ろにある鉢に仮り植えしたエトセトラも。

こちらは、定植してから徐々に登場してもらおう。

当面の心配は、このアサガオの根が張って蔓を伸ばすようになること。
しばらくは、ここで養生してからかな。

 

 


残照

2013-06-28 21:33:30 | 庭・ガーデン

家に戻ると、ギリギリでバックガーデンの一部に夕日があたった。

しばらく曇り空が続いたので、新鮮に目に飛び込んだ。

ルピナスもなんだか、高貴な花に見えてくる。

 

 

 

 

 

 

こちらの糸ススキも、普通に撮ると周囲の緑にとけ込んで「グラス感」が
出ないが、そこだけ西日スポットがあたるといい感じ。

夏至を過ぎて、日の出の時間は遅くなってくるが、日の入りは7月初めまで
延びてくる。

もうちょっとの間、日のあるうちに帰り着けるかな。

 


6月の庭や畑や林

2013-06-23 22:00:30 | ぐるりのこと

6月も最後の週、カラマツ林ではサイハイランが咲き始めた。
5・6本の花茎が立ち、なかなか見事で良い。

小さな林だが、カラスの置きみやげか、植生は意外と豊か。

 

 

 

 

 

 

小さな小さな花を付ける、コケイラン。

でも、小さいのにきっちりランの形をしているのが良い。 

 

 

 

 

 

 

これも、小さな株しかないゴゼンタチバナ。

小さくとも、しっかりとした葉と花の風情が良い。

 

 

 

 

 

 

林の縁のルピナスが咲き始めた。
林の中には似合わないが、庭と林をつなぐこの場所にはしっくりする。

そんな様子を見ていたら…、

 

 

 

 

どこからともなく、お客さんが来て留まった。

川縁から百メートルは離れているここに迷い込んだのは、カワトンボくん。

見事なグリーンメタリックな姿にしばし見とれる。

これも、良い。

 

 

 

 

 

 

林を離れて、植え足りない野菜の苗を求めて隣のN頓別へ。

途中、牧草地の中の側溝にちょい寄りする。

 

 

 

 

 

緑ばかりで分かり難いが、一面のセリ畑。

鎌で刈るようにして、すぐに収穫終了。

 

 

 

 

案の定、何か別物の葉っぱも混ざっている。
これは後で、慎重により分けねば。

セリは、6月を代表する香り。

季節そのものを味わうようなもの。

 

 

 

 

 

 

車慣れしたキタキツネくんが道路脇で見つめてくる。

まだ若い個体のようだが、もっと野生を取り戻すようにと意見する。

 

 

 

 

 

 

本日購入の野菜苗は、カボチャ数株、レタス類が数種類、サンチェ、白菜、それと
イタリアンパセリ。

左側は、セロリが30株。
セロリ好きには、このくらい植えないと安心できない。

 

 

 

 

この後、雨が来てジャスピンの定植タイミングだった。

お日様をしっかり浴びて育ったものは、少し筋っぽかったりするが、スーパーに並んでいる
のとは別物の味がする。

タイトルを、6月の庭と畑と林としたが、どうやら庭が抜けてしまった。

こちらは、また、その内に。

 


夏至の翌日

2013-06-22 21:36:46 | ぐるりのこと

昼が一番長い日の翌日、坊主を付けたネギが元気だ。

しばらく日照りが続いた後の雨で、野菜や草花たちは生き返った。
雑草も元気を吹き返したが、これは致し方ないか。

それでネギだが、そろそろ葱坊主を摘んでやらなければ。

 

 

 

 

 

 

いきなり、夕刻の画像に飛ぶが、カマボコ車庫裏のコーナーの薪積みを終えた。

きっちり積んだ薪の上に、波トタンと重し代わりの古タイヤを乗せると作業終了。

今年の薪はやや小振りだが、街のじじばば達にはこのくらいが丁度良いのだろう。
お任せなので文句は言っていられない。

 

 

 

 

 

 

あちらのコーナーの薪積みは終えたが、全部の薪を積んだわけではない。

トラック二台分の内、5分の2くらいはこの状態で残っている。

これは、また別の場所に積み込む予定で、その場所は…。

 

 

 

 

 

 

こちらの小屋の、入り口の左側。
いつもの場所だ。

ただ、築十数年を経て板壁の塗装が剥げてきているので、どうしようかと思案中。

壁塗りをするとなると、薪を積むのはその後ということになる。
まだ、塗料の用意もしていない。

まあ、もうちょっと考えてから。
野良作業は、思案が大事。

思案倒れになることも、ままあるが…。

 

 

 

 

 

 

 

ということで、薪積みの後の野良仕事は、エンドウ豆の手(支柱)立て。

種まきが遅れたので、まだこんな状態だが生育が早いので、そのうち追いつくだろう。

絹さやのみそ汁は、もうしばらくのお預け。

 

 

 

 

 

 

この時期、外仕事は切れ目なくあるのだが、こちらさんが大きな鳴き声で威嚇するので
なかなか捗らない。

別に、悪いことをした覚えもないのに、何の恨みだいハシボソガラスくん。

近くのカラマツの梢に巣をかけたのは、キミ達だよ。

 

 

 

 

 

こんな姿を見ると、ほほえましいのだが、隣人にちょっかい出したらいけないな。

タマには、散水栓の横の桶から水を飲んだり、畑に捨てた生ゴミもらっているだろう。

共存共栄、互いの日常は尊重する方向で願いたいもの。

 

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに、高かったお日様も傾いてきた。

手前のフロントガーデンも、花を咲かすものはまだ少ないが、ぐんぐんと葉を茂らせて
次のステージに向けた準備を着々と進めている。

 

 

 

 

 

 

 

暮れて東の空には、満月が浮かんだ。

「月は東に日は西に」の句は、この季節だったか。 

 


ちょっと冷えた夜は…

2013-06-20 21:35:05 | 薪・ストーブ

外から帰ると、家の中が冷え冷えしているので、ストーブに火を入れた。

こんな時の薪ストーブからは、熱の外に何かほこほこしたものが伝わって
くる。

炎は踊り、すぐに部屋は暖かくなる。

 

 

 

 

 

 

数日前から、ヤマブキショウマの花が開き始めた。

山取してきたばかりの頃は数本の花柄を伸ばすだけだったが、抱えられぬほどの
大株に育った。

図鑑によれば、「山吹升麻。雌雄別株」とある。
花の様子から、どうやらこの庭のヤマちゃんは雄株のようだ。

ちなみに、似た種類に「サラシナショウマ」(晒菜升麻)がある。

ヤマちゃんはバラ科だが、サラちゃんはキンポウゲ科と素性が異なる。
雌雄同株だが、両性花の外に雄花も咲かせるというのがサラちゃんの特技?

園芸種で「キミキフューガ・シンプレックス Cimicifuga simplex」と名が付くのは、
サラちゃんの仲間だ。

その内に、ご紹介します。

 

初夏のストーブをテーマにしようと思って始めたが、こちらがメインぽくなって
しまった。

 


日照りとフウロソウ

2013-06-15 21:08:16 | 庭・ガーデン

6月に入って、雨らしい雨が降らない。

ほとんどの草花たちが水不足で伸び悩む中、フウロソウ(ゲラニウム)の
仲間は次々と開花を始めている。

それで、中途半端なタイトル名になってしまった。

もちろん、両者に相関関係は、ない。

 

タイトル画像は、この地でも自生しているチシマフウロ。
この仲間は花の色が繊細で、淡い青色からピンク系まで変化が多い。

天候や光の具合ばかりでなく、デジカメの特性やパソモニター画面の再現性も
あって、見た色に中々ならない。

それにしても、チシマフウロ系の花には良く蟻が付いているが、蟻さん好みの
蜜を出すのかな。

 

 

 

 

 

 

 

ヒメフウロは、跳び種であちこちから発芽していると思っていたら、いきなり咲き始める
ので間引きのタイミングを逸してしまう。

生き残り戦略に、こんな手もあるのだな。

 

 

 

 

ここの庭で一番青い、通称ゲラニウム・ブルー。

「ブルー・サンライズ」という品種があるが、これに近いかも知れない。

繁殖力も旺盛なので、少し増やしてみようと思っているゲラくん。

 

 

 

 

 

 

ゲラニウム・ビルウォリス。

ビルウォリスは、このような小さなマゼンタ系の花と、ステム(花茎)が濃赤色なのが
特徴。

拡大画像のステムは余り赤くないが、根元に近づくとしっかり色が付く。

これも、種になった花柄を手折って、適当な場所に置いておくと芽出しするので増やし
やすい。

 

 

 

 

これは、チシマフウロによく似ているのだが、矮性で花もやや大きいので改良された
園芸種かも知れない。

 

 

 

 

 

 

去年から手がけ始めたバックガーデンの近況。

日照りの影響で、どれも伸び悩んでいる様子が見て取れる。
このまま、まだしばらくお湿りが無いと、十分に育っていない苗は枯れる心配も出て
くる。

ここは有料苗が多いので、枯らしてしまうのはもったいない。

 

 

 

 

 

 

本日、今期4回目の芝刈りをしたが、さすがの芝も黄色くなってきた。

このくらいで枯れることはないのは解っているが、雑草はまだ青々していて格?の
違いを見せている。

 

 

 

 

 

 

カラマツ林の中のほだ木には、黄色い色も鮮やかなタモギタケが出てきたが、
こちらも水分不足でしっとり感がなく、薄っぺらくカラカラしている。

こういったものは、虫出しも兼ねて水に浸けておくとやや回復する。

好みもあろうが、この汁物はたいへん旨い。

 

 

 

 

 

 

軒下に置いたダブル天水桶。

天水は、底の方に僅か溜まるのみ。

雨の予報が出るまで、蓋をしておかないとボウフラの増殖装置と
なってしまう。

 「雨乞いの儀式」でもググってみるかな。

 

 

【追記】

去年のブログを見ていたら、同じような時期に同じような内容のものがあって
苦笑してしまった。

やはり、季節は繰り返しているのかな。

 

 


アイスランドポピーと

2013-06-11 22:13:36 | 庭・ガーデン

宿根草や球根と違って、一年草は開花期を過ぎ秋深まるとともに消えゆく運命にある…、
が、草花たちは自(おの)が子孫を残すために、旺盛な生命力を発揮する。

このポピーも、咲いた株は一年で消える運命にあるのだが、種(芥子粒)をばら撒いて
翌年に備える。

そうして、長い間近くの庭に留まり、6月初めのこの時期に明るい表情を見せてくれる。

 

 

 

 

 

 

西比利亜雛罌粟、学名:Papaver nudicaule は「シベリアヒナゲシ」で、英名のアイスランド
ポピーは俗称のようだ。

学名後半の種名は「裸の茎」で、毛のない花茎を意味するらしいが、この花茎には立派な
毛がある。

どうやら、いろいろな園芸種があるようだ。

北の国、ユー地区からほど近いR尻島には、型が少し小さな「R尻ヒナゲシ」という固有の
種が自生している。

こぼれ種からの発芽は、場所をあまり選ばないようで、砂利を敷き詰めたような花壇とも
言えない場所にも良く育つところは同じ。

咲くのは隣の庭だが、こちらの庭と続きなので、管理は一体。
雑草を除くときに、削ってしまわないよう気をつけよう。

 

 

 

 

 

 

春が終わった花壇に、遅咲きのチューリップが咲いていた。
バックは、高山性のツガザクラの園芸種と思われる。

季節のつなぎ目に、こういった花々が庭を飾ってくれている。

タマにはレンズでも向けてみないと、叱られそうだ。

 


春の終わり・夏の始まり

2013-06-09 21:22:16 | ぐるりのこと

ずいぶん遅い春の終わりと思うだろうが、エゾハルゼミが鳴き始めると
季節が一つ動いたような気になる。

このカラマツの木立の中にいると、うるさいほどの蝉時雨。

 

 

 

 

 

 

春の終わりのもう一つは、チューリップの花柄摘み。

いつも、惜しい気持ちになるが、次の花のために球根を肥やさなければ。

 

 

 

 

 

 

代わりに咲き始めたのが、地物のクロユリの花。

街の回りの湿地では、小群落を作るほど繁殖旺盛な花だ。

香りがきついので切り花には向かない。

 

 

 

 

 

 

赤屋根に白い壁、青空は三色旗を連想する。

その青空も、もはや初夏の空。

 

 

 

 

 

 

西洋ドングリの葉も、若葉から青葉に変わりつつある。

 

 

 

 

 

カツラのハートの葉脈もはっきりとしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

草イチゴと園芸種のニオイスミレ。

小さな花だが、控えめに季節を主張している。

 

 

 

 

 

 

デッキからの景色も、葉陰が濃くなってきた。

 

 

 

 

 

 

この時期に、ゆっくりと芽出しを始めるのが、このイヌエンジュやヤチダモ、オニグルミ
などの晩生系?の木々。

霜などの低温に弱いのだろうか。

ユー地区はじめとする北の国では、6月の遅霜も時には降りる。

 

 

 

 

 

 

こちらも遅ればせながら、始末を始めた。

画像奥にある場所まで運んで摘むのだが、どうやら薪の下ろし場所を
誤ったようだ。

もっと近くにしておけば、運ぶ手間だけ省けたのだが…。

ここに下ろされて既に1ヶ月を過ぎ、薪には乾燥を始めたしるしのヒビが
入ってきている。

この薪は、次かそのまた次のシーズン用。
本当は、余り古くならないうちに使い切った方が良いのだが、手に入る
内にと思って購入するので、順繰りに古い薪を焚くことになる。

玉切り丸太から作ることを考えると、割り薪で手にはいるのはありがたい。

 

 


仲良きことは美しき哉

2013-06-04 21:58:49 | いきものたち

このカップルを見ていると、そんな武者さんの言葉が浮かんできます。

コムクドリさんは数は多くないけれど、毎年、この季節に寄ってくれる
馴染みの客

以前、サイロの穴から雛が巣立ったこともあった。
(2011.6.27の最後の画像)

 

 

 

 

巣立った雛が、今年来てくれたお二方のどちらかだったら良いけれど、それは
聞いてみないと解らない。

聞けないけどね。

 

 

 

 

 

 

でも、何となくいいんだよな、この二人。

 

 

【追記】
ユーチューブ「手乗りのカラ達」、100回再生達成!
(naomintにとっては、驚きの回数)

 


しっとり芽吹きと遠来の客

2013-06-02 21:37:09 | ぐるりのこと

六月・水無月に入った。

日曜日の午後は柔らかい雨となり、芽吹きの木々をしっとりと
濡らした。

グリーン・オン・グリーンのカツラのハート。

 

 

 

 

 

 

ミズナラの若葉は、少し下向きに開く。

 

 

 

 

 

 

こちらは、北欧産のドングリの木。

葉の形はカシワに似る。

この庭に植えられて20年余り、毎年、大量のドングリを生産するまでになった。

今年も、たくさんの花房を垂らして、豊作?の予感。

 

 

 

 

 

 

雨の中、珍客が姿を見せた。

1週間ほど前から、真っ黒の姿を見ていたが、ようやく画像にすることが
できた。

少し不鮮明だが、くちばしと目の回りが黄色い外は真っ黒くろすけの姿は
クロウタドリ(黒歌鳥)の特徴を備えている。

英名は姿のとおりの「ブラックバード」で、ビートルズに同名の曲がある。

1968年にP・マッカートニーが作った曲だが、アコーステックなギターに
乗せたバラードがなかなかいい。

 

 

 

【追記】
翌日の朝も顔を出してくれたので、もう一枚追加。
相変わらずぱっとしない画像だが、警戒心が強いのでこの程度。

大陸から東南アジアが生息範囲の黒歌くんは亜種らしい、どうやら
北の国での記録はほんの数例しかないようだ。

その後、スウェーデンの国鳥であることが解った。
ユー地区属するイー町は、スウェーデン中部のコミューンと姉妹提携
している。
そして、ただ今、訪問団がまさに出発しようというところ。

ただの珍しい黒い鳥が、特別の鳥に見えてきた。