セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

冬晴れ

2010-12-26 14:14:25 | 一本カラマツ
久しぶりに晴れ渡った。
これまでの暖気も失せ、早朝には氷点下16度ほどにまで気温が
下がった。

春先ほどではないが、湿った積雪が凍って表面が少し堅雪になった
ようだ。










赤屋根サイロにもちょこんとベレー帽。











冬木立となった一本カラマツ。











今年も残すところあと僅か。

変わり映えもしない画像となったが、冬のぐるりの空気感を
表現したことにしておこう。


家はとろとろ、外は吹雪

2010-12-23 20:15:13 | エトセトラ
押し詰まった休日、吹雪気味の一日となった。
重い雪がべったりと積もるような降り方は、北の国らしくないのだが、
そう言っても仕方がない。

こんな日は、薪ストーブをとろとろ焚きながら家の中に居るのが
一番いい。






しっかりと熾きになってしまったら、扉を開けても煙らない。
この状態にして、ピザを焼くと美味しいのができる。









とろとろしていたら、旧友からの荷物が届いた。
毎年忘れず送ってくれる。






「星子」という梅リキュールなのだが、ウメ以外のブレンドが特殊らしく
独特の風味がある。
口のところが、ちょいとクラシックになっている。

ラベルには、1979年から研究・開発をはじめ2005年に世に出た、と由来書き。
26年の開発期間を持つ梅酒(リキュール)というのはすごい。
星子のホシは、梅干しのホシかな?と思うのは私だけ?

ありがとう。












ちょっと外に出ていて戻ってみると、玄関先に荷物が二つ。
南方の遠い国からの荷を解いてみると、瑞々しいダイダイ。
送り主の庭に生ったのを手摘みしたものだ。

ダイダイは「代々」に通じ、縁起物との添え書きがあった。
南の国では、鶏鍋の醤油と混ぜたり、焼き魚やナマコのスダチ
として使われ、ぶ厚い皮はお風呂に浮かべるそうだ。

その、「ぶ厚い」皮をむくと、部屋中に南からの香りが立った。

ありがとう。











もう一つの到来は北の国の地酒、知る人ぞ知る北の銘酒だ。
銘は「十一州」とある。
その昔、ここ北の国が十一の州と八十六郡から成っていた
ことを由来とする。
酒造米「吟風」百パーセントの純米吟醸、まずかろうはずがない。
いい正月になりそうだ。

ありがとう。










午後やや遅くなって吹雪が止んだ。
湿気を含んだ重い雪は屋根に留まらず、軒下アルプスとなって
溜まる。

あんまり溜まらない内に「ママさんダンプ」にて移動することに
なるが…、今日は、たくさんの到来物に囲まれて豊かな気持ちの
まま、とろとろ燃える薪ストーブから離れないでいよう。


薪ストーブの周りは暖かく、
外は、また吹雪…。




年末恒例の

2010-12-19 21:54:15 | エトセトラ
今回は、どうもまとまりのないコトになりそうだ。

ユー地区の鎮守の森を裏側から見たところだが、前日からの
雪を纏ってこんもりと繁った姿がいい感じ。

ここに来たのにはワケがある。









コレ作りのためだ。
ちょっとグロだが、腸詰めされた豚肉である。
これを乾燥→燻煙→ボイルするとウィンナーソーセージになる。










途中、作業後屋の外に出ると太陽の東側に幻日ができていた。
淡く彩色かかっている。

この日は、夜9時過ぎまで燻煙をかけてソーセージを仕上げた。
燻煙作業の後は、着ている服がぜんぶ燻煙臭になる。
これも、恒例だ。











日も場所も変わるが、遠くにオホーツクの海。
昨夜仕上げたソーセージを、毎年楽しみにしている?所へ
届けに来たときの一枚。

ああ、やっぱりまとまりのない事になってしまった。



吹雪の後は…

2010-12-14 21:11:57 | 雪・シバレ

小さな吹雪で納まるかと思っていたら、大雪が来た。
一気に重い雪が40センチ余り降った。

北の国でも先頭集団に躍り出る。
そんなに飛ばさなくても良いのだが…。








母屋の軒下には雪の山。
薪小屋にも雪かきしないと行き着けなくなった。









夜明け早々に出動の除雪車。
家前の通り、ベテランのオペレーターが担当となったので
ほとんど雪を残さないで除雪してくれるのがありがたい。

除雪車の形式にもよるが、道路は空いても家前にたっぷり
雪を押されたりするとがっかりする。

実は、こんな苦情がとても多いそうだ。
限られた時間と車両で一気に除雪するためには、ある意味
致し方ないのだが…。










一本カラマツの枝も、重たい雪にぐんと垂れる。
玄関横からデッキまでの小径を付ける日々が始まる。

特段、無くても良い径なのだが、飼い犬を散歩していた
頃からの習慣だ。
あの、引き綱の重さも懐かしい。





小吹雪

2010-12-12 10:47:26 | 雪・シバレ

低気圧の通過で小さな吹雪が来た。
「根雪」になるという最後通牒でもある。









モノトーンの世界の入り口なので、いっそと思い
モノクロで風景を切り出してみた。









板壁と、ブドウ蔓のシンプルリースにも雪の飾りが張り付いた。

引き戸のガラスには、怪しげな黒い影。








薪棚では陽と雨、寒暖を繰り返す内に熟成が進む。
来シーズンには、とろとろと燃え、かんかんとしたいい熾きになって
くれるだろう。








こうなってはデッキでビールは無理だろうが、晴れた日なら
ホット系ならなんとかなりそうだ。
もちろん、圧手のダウンを着込んでの話だ。









カラマツ林もかすんでいる。










さすがに、二重煙突のトップでも吹き付けた雪が解けて
つららができている。

周囲に薪を焚く香ばしい薫りが漂ってきた。



雪の夜

2010-12-07 23:40:46 | ぐるりのこと
今年の冬の始まりは、積雪と暖気とが繰り返しやって来る。
道路も、圧雪、アイスバーン、ざくざく道と、日毎目まぐるしく
変化する。

そして、大雪(たいせつ)の朝、何度目かの雪が積もった。
暗くなる頃、やっと雪が止んだ。








デッキの照明を点けて雪を照らしてみた。









照明の点いたデッキ方向を見るよりも、デッキから雪の積もった
木々の枝を照らす方がずっとキレイだ。









庭のアカエゾマツの木も雪を纏い、オーナメントを飾ると
そのままクリスマスツリーになりそうだ。









玄関照明も心なしか寒々として見える。
明日も雪の予報。

今度は、根雪になれるかな?