
ずいぶん遅い春の終わりと思うだろうが、エゾハルゼミが鳴き始めると
季節が一つ動いたような気になる。
このカラマツの木立の中にいると、うるさいほどの蝉時雨。
春の終わりのもう一つは、チューリップの花柄摘み。
いつも、惜しい気持ちになるが、次の花のために球根を肥やさなければ。
代わりに咲き始めたのが、地物のクロユリの花。
街の回りの湿地では、小群落を作るほど繁殖旺盛な花だ。
香りがきついので切り花には向かない。
赤屋根に白い壁、青空は三色旗を連想する。
その青空も、もはや初夏の空。
西洋ドングリの葉も、若葉から青葉に変わりつつある。
カツラのハートの葉脈もはっきりとしてきた。
草イチゴと園芸種のニオイスミレ。
小さな花だが、控えめに季節を主張している。
デッキからの景色も、葉陰が濃くなってきた。
この時期に、ゆっくりと芽出しを始めるのが、このイヌエンジュやヤチダモ、オニグルミ
などの晩生系?の木々。
霜などの低温に弱いのだろうか。
ユー地区はじめとする北の国では、6月の遅霜も時には降りる。
こちらも遅ればせながら、始末を始めた。
画像奥にある場所まで運んで摘むのだが、どうやら薪の下ろし場所を
誤ったようだ。
もっと近くにしておけば、運ぶ手間だけ省けたのだが…。
ここに下ろされて既に1ヶ月を過ぎ、薪には乾燥を始めたしるしのヒビが
入ってきている。
この薪は、次かそのまた次のシーズン用。
本当は、余り古くならないうちに使い切った方が良いのだが、手に入る
内にと思って購入するので、順繰りに古い薪を焚くことになる。
玉切りや丸太から作ることを考えると、割り薪で手にはいるのはありがたい。
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