セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

さらば八月

2015-08-31 21:28:06 | ぐるりのこと

とっくのとうに夏は行ったが、夏の大看板の八月も今日で仕舞い。

こぼれ種のコスモスが、色んなところで花開いている。

サイロの木蔦は青々しているが、冷え込みが増す毎に色合いも
変わりゆく。

 

 

 

 

 

 

それにしても青空にコスモスの花、似合いすぎ。

 

 

 

 

 

 

夏野菜も一段落、赤ジソの花穂も上がってきて、隣のニラは白い花が満開。

 

 

 

 

 

 

こちらの木陰では、銅葉のキミキフーガ(サラシナショウマ)間にお隣のクロコズミアが
花をほころばせていた。

クロコズミアの名は、ギリシャ語で「サフランの香り」を意味するらしい。

乾燥させた花を湯に浸すとそんな香りがするとのこと、まだ試したことはない。

 

 

 

 

 

 

この間使った、刈りたての芝生に斜光線。

タイトルに相応しい画像は、やはりこれになってしまった。

 

仕方がないので、この曲で八月にお別れ。

季節違いだし、“さらば”しか繋がりはないのだが…、まあいいか。

 

 


めっきりと

2015-08-25 21:26:36 | 庭・ガーデン

暑さ遠のき、今朝の最低気温は6.2度。

夕刻で20度近くあったので、朝夕めっきりととはいかないが、確実に
季節の峠を越えた感がする。

日差しも斜光線気味に当たるので、エキナケアやアニスヒソップも
普段より良く見える。

 

 

 

 

 

 

だから、日が西に傾いてからが平たい庭にも立体感がでる。

シャドウ効果と勝手に名付けている。

 

 

 

 

 

 

手前、大きめの葉のアイビー。

向こう、エリカとクリーピングタイム。

共に縁石からはみ出たのを剪定をかけたが、再びはみ出し組が見られる。

 

 

 

 

 

 

定点位置から。

日差しが強い分、影も濃い。

 

 

 

 

 

 

夕刻の一瞬、刈りたての芝にこちらも長い影を落とした。

季節の入り口に立ったことを、実感した。

 

この時期に、こんな歌

 

 


暑さ遠のく

2015-08-22 14:18:44 | 庭・ガーデン

過ぎて思う季節の習いにて、今シーズンも夏は大方去った。

もはや寝苦しい思いもすることなく、ジイジイと鳴くエゾゼミに季節の
名残を聞く。

 

曇り空なので、もう一つ色彩がパッとしないが今のフロントガーデン。

春から初夏の、輝くような面影はない。

 

 

 

 

 

 

とは言っても、この花は盛り。

夏から秋への橋渡しを担う、季節の主役級。

 

 

 

 

 

 

花びらの先は、風に吹かれ虫に食われて乱れてきたが、エキゾチックな花色は
健在。

立ち枯れて雪のぼんぼりを纏うまで、あと幾月か。

 

 

 

 

 

 

久しぶりの赤屋根サイロ。

去年秋深く、絡まる木蔦に強剪定をかけたためか、いつもの繁茂には
及ばないように見える。

実は、数日前にドアー周辺に密集したのを整理したばかり。

暑さは去っても、サイロが錦繍の粧いを纏うのはまだ先だ。

 

 


ぐすべりと灯籠と

2015-08-19 22:00:49 | ぐるりのこと

小さな頃から畑や林の縁にあった、ぐすべり。

それが、グースベリーというハイカラな名であることを知ったのはいつの
日か。

腹減らしの子どもにとっては、スモモやかりんず(カーランツ)とともに大切
な野のオヤツだった。

実を摘むとき、鋭い棘に血を滲ましたものだ。

わが家では、かりんずはジャムにしたが、ぐすべりがそのように使われた
記憶はない。

 

久しぶりの、懐かしい味がした。

 

 

 

 

 

 

半世紀前の、ユー地区灯籠行列。

寺から、近くの河原まで灯籠を持っていき、蝋燭を灯して流す。

 

 

 

 

最近では、河川管理・廃棄物処理の問題から、川辺で灯籠に火を付けて
“お焚き上げ”で送るようになった。

時代が変われば、仏様の行事のあり様も変わる。

 

明日の宵は、近くの川辺で流さない灯籠流し。

盆も過ぎれば、ぐすべりの実りとともに本格的な秋の気配につつまれる。

 

 


盆の入り

2015-08-13 16:51:55 | 庭・ガーデン

北の国、南部の海岸沿いなどで新暦盆のところもあると聞くが、ユー地区の
辺りは旧盆で迎える。

今日は、旧盆の入り。

全国的には、民族の大移動が始まっているようだ。

 

この庭は…、至っていつもと変わらずそのままに、そのままに。

 

 

 

 

 

 

バックガーデンの糸ススキの根元に植えた、新顔のヘメロカリスが初めて花開いた。

見てのとおりの白花で、ジェントルシェパードと名乗っている。

 

 

 

 

こちらも新顔で、濃赤色のシカゴアパッチ。

園芸種の名前には独創的なものがあるが、これも相当変わっている。

シカゴファイヤーというのもあるので、シリーズ化されているのかも。

 

両新顔ヘメロカリスとも、ゴージャス感のある(この庭には余り似合わない?)花だな。

 

 

 

 

 

 

まさに盆花、白色フロックスは、パニキュラータ・デービット。

俗名、オイランソウ。

この時期、ピンクのどぎついオイランソウを見るとなおさら暑くなるが、白花なので
清涼感があって気に入っている。

ただフロックス全般にいえることだが、切り花にすると日を置かずして花がぽろぽろ
落ちるので、その始末がちょっとたいへん。

大増殖系の宿根草。

 

 

 

 

 

 

エキナケア・ホットサマー。

何度も登場しているので、解説なし。

中央の蕊のところが、その名を示す「はりねずみ」状になってきた。

 

 

 

 

 

 

夏の日差しには変わりないが、一山越えたような空気。

秋にはまだ早い、いつもの中途半端な盆の入り。

 

 

 

 

 

 

大分年季が入って、継ぎ目から雨水がしみ出してきている集乳缶。

その昔は、搾った牛乳をこの鉄缶に詰めて集乳場に運んだ。

“コールドステーション”という洋風の名前にハイカラを感じたものだ。

 

 

ちょっと古い写真

昭和30年代中頃、毎日の往来でサビの付いていない集乳缶が並ぶ。

破風の白さと屋根のクルクル回る換気口と、コンクリートのプラットホームに
当たってガンガン鳴る缶の音を、何となく覚えている。

 

 


八月のフロント

2015-08-09 21:12:26 | 庭・ガーデン

久しぶりのフロントガーデン。

いつの間にか、少し季節交代が進んでいた。

 

うす紫色のホスタ類がこんなに花咲かすようになると、秋色の二文字が
浮かんでくる。

ちらちら見えるグラス類も、芒(のぎ)を伸ばして微風に揺れる。

 

 

 

 

 

 

芒といえばススキだが、こちらの矢羽根くんはまだ葉の季節。

グリーンの画の中に、マゼンタ花のフランネル草がアクセント。

 

 

 

 

 

 

アップすると和名に納得の、だんご菊。

へレニウム属は北米原産で40種ほどあるようだが、オータムナーレと呼ばれる種類に
この花の形が多い。

その名のとおり、秋咲き種だ。

 

 

 

 

 

 

エキナケア・パープレアで、これも北米原産。

属名のエキナケアは、ギリシャ語で「はりねずみ」の意味を持つらしい。

それは、この花の「蕊」の部分をよ~く見ると納得。

和名は、紫馬簾菊(むらさきばれんぎく)。

 

「はりねずみ」 なるほどう。(15年前の9月撮影)

 

 

 

 

 

 

ということで、既出のピンクのモナルダや手前ロシアンセージとともにフロントを彩る。

右手前の葉はシュウメイギクで、こちらは数ステージ先の出番を待つ。

 

 

 

 

 

 

木デッキに置かれた庭仕事の友。

長く使った細身のシャベルは溶接が取れて、所在なさそうに見える。

“主なしとて春な忘れそ”…秋を間近にそんな句が浮かぶ。

 

明日からは、お盆週間の始まり。

子ども達の夏休みも、折り返し。

ということで、この曲♪。

 

 


秋立ちぬ

2015-08-08 21:10:52 | ぐるりのこと

秋の気配が、ほの見える頃。

春夏は暦に比べると遅め遅めの季節回りだが、秋から冬の節気や候では
実気候が先取るように暦を追い越していく。

北の国ユー地区、秋立つこの頃がその分水嶺となるような…。

とは言ってみても、昼過ぎには28度近くまで気温が上がり夏日となった。

 

秋風吹くにはまだ早い。

 

 

 

 

 

 

フロントでは、夏から秋に咲く花々が揃い始めた。

 

 

 

 

 

 

やや濃い黄色のエキナケアも、その代表格。

ルドベキアに似るが、葉や咲き方はやはりエキナケア。

画面に見える蕾の数が、これからの咲きっぷりを表している。

 

 

 

 

 

 

そしてやっぱり、アニスヒソップ。

シロチョウが何羽も舞う。

 

 

 

 

 

 

シラカバの根元には、黄葉の始まり?

病葉なのだろうが、いつも一番に葉を散らす。

 

 

 

 

 

 

 

タイトル画像を撮った場所で足下を見やれば、若いクルミが数個。

これが落ちるようになると、またエゾリス・チビトトたちの出没が始まるか。

 

ユー地区、暑さ暑さも…立秋まで?

 

 


夏深し

2015-08-06 21:20:25 | 庭・ガーデン

暑さ、蒸し暑さも一段落。

今日は最高気温でも20度をほんの少し超えただけで、過ごしやすい
一日となった。

猛暑日続く彼の地の方々には、申し訳ない?

 

バックガーデンの片隅では、エキナケア・ホットサマーが盛り。

花数はまだ少ないが、まだしばらくは咲いてくれる。

 

 

 

 

 

 

バックガーデン、もう一つのエキナケアはレモンイエローのクレオパトラ。

三大美女の名を冠しているが、欧州に生息する同名のチョウの羽根の色に由来して
いるらしい。

花色はクリームイエローに変化しながら、長く咲いてくれる。

 

 

 

 

 

 

カラマツ林から庭に入り込んだ、ハタザオキキョウ。

小振りのキキョウが、花柄にずらりと並ぶ姿を旗竿に見立てたものか。

 

在来ではなく、カンパニュラ・ラプンクロイデスという外人?名を持つ。

カンパニュラというのは、ラテン語で小さな鐘を意味するという。

確かに、薄紫の花はそんな形をしている。

 

 

 

 

 

 

カラスの鳴き声がうるさいので、フロントの芝地に目をやると大群が占拠。

窓を開けてデジカメを向けようとすると、さすがに一斉に飛び立つ。

画像に残った黒い姿を数えてみると…40羽以上。

いくら野鳥ウェルカムでも、カラスが40羽はちょっと。

 

 

 

 

 

 

そんな中で、ひっそりと菊の葉に止まるのは、エゾスジグロチョウのオスの夏羽。

黒い筋は羽の裏側が顕著だから、この姿からは目立たない。

食草のアブラナ科のハタザオ類はこの辺りでもよく見られるので、この蝶にとって
住みやすい環境なのだろう。

 

さて、この涼やかな天気、いつまで期待できるのか?

とはいっても数日後には立秋。

夏が深まったということは、秋はすぐそこ。

 

 


夏の昼下がり

2015-08-03 16:20:43 | 庭・ガーデン

晴れても午前中はしのぎやすいが、お日様が南中を過ぎるととたんに
蒸してくる。

外に出ても、何となく日陰を探していることに気づく。

ベリー園を前にして、しばし佇む。

 

剪定をかけたブルーベリーからは、シュート(古い枝から発生する太く
長い新枝)がたくさん出て、来年に期待がかかる。

ラズベリーもずいぶん整理したと思っていたが、けっこうな実生り。

 

 

 

 

 

 

昨日収穫したばかりのはずだが、もう摘めそうな勢いだ。

生食に、ジュースに、ジャムにと、ブルーベリーとともにベリー類の優秀選手。

収量が安定しているので、加工用としてはラズベリーに軍配が上がる。

 

 

 

 

 

 

去年夏の売れ残りの小菊苗、確か“舞人”とかけっこうな名札が付いていたが、スプレー咲き
の良い花に育った。

花も蕾もたくさん付いて、仏花に多用されるのも解るような気がする。

 

 

 

 

 

 

アニスヒソップの花穂は、チョウをよく呼ぶ。

今日は、なぜかクジャクチョウばかり何羽も吸蜜する姿が見られた。

こんな時には、レンズを近づけてもお構いなしにしてくれるので、ありがたい。

 

 

 

 

 

 

今日はどうやら、ジュンベリーを収穫したようだ。

八月に入ってジュンベリーでもないが、ユー地区ではこれが毎度のこと。

種が大きくて酸味の少ないこの実、さて、何に変身するのかな?

 

今日はどうやら、少ししのぎやすい昼下がりのようだ。

 

 

 


夏雲ゆく

2015-08-02 16:49:51 | 庭・ガーデン

雨の後は、一転夏の日差しが戻ってきた。

それでも昨夜から朝にかけては、久しぶりに最低気温が13度台に下がり
爽やかな朝を迎えることができた。

でも、昼過ぎには29.7度まで最高気温が上がりニア真夏日。

 

夏空には、夏雲が流れる。(HDR画像)

 

 

 

 

 

 

 

ラベンダーは盛りを越えて咲き乱れてきた。

そろそろ、刈り取りの時期か。

 

 

 

 

 

 

赤い野草風は、ペルシカリア・オレンジフィールド。

オレンジと名は付くが、あまりそれっぽくない発色。

タデの仲間だから、どこかで見たようで野草っぽい。

 

 

 

 

 

 

コモンの糸ススキ。

夏には、こういった涼しげなグラス類が欠かせない。

さわさわと、風に揺れる風情こそ糸ススキの真骨頂。

 

 

 

 

 

 

 

フロントで満開は、ベルガモット(タイマツバナ、ヤグルマハッカ)。

増殖が過ぎるのと、うどん粉病に弱いのが難。

この春から二度のベンレート散布をしたが、先の雨と蒸し暑さで出てしまった。

ベルガモットは、たくさんの種類があるが、これはワイルドベルガモットに近い種類と思われる。

チョウやハチを良く集めるので“ビーバーム”と呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

 

アニスヒソップも代表的なハーブの仲間。

カワミドリという和種が河原などに自生するとものの本にはあるが、ユー地区では花壇にしか
見ない。

秋の斜光線になった頃が、この花穂の一番の見頃となる。

 

 

 

 

 

 

 

ようやくブルーベリーが収穫できるようになった。

ユー地区では、枝先がシバレでやられたり、積雪で折れたりするので、多くの収穫は
難しい。

それでも、つまみ食いを少しガマンすると、ジャムを何瓶か作れるほどには採れる。

 

八月葉月になると、ユー地区の短い夏の終わりが見えてくる。