セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

水無月末の上天気

2016-06-29 21:33:22 | 庭・ガーデン

長かった寒空天気も、ようやくここに来て回復。

六月は、末に押し詰まって上天気の一日となった。

 

タイトルは、カラマツ伐採跡に勢力を伸ばしたハイキンポウゲ群落。

ハイキンポウゲは這金鳳花で、ストロンを伸ばすようにして増え
続けている。

こういった場所でなければ、なかなかこうは行かない。
(以下、ガーデン関係は特派員撮影)

 

 

 

 

 

 

ほぼ満開となった、ナチュラルカラー系のルピナス。

これまでの間、雨風に吹かれ降られたので、花姿がやや乱れている。

 

 

 

 

 

 

糸ススキの根元の、白色ミミナグサ。(正式名称は忘れました)

 

 

 

 

 

 

フウロソウの仲間の、ゲラニウムマクロリズムアルバム。

花弁の長い、芳香?のするお花。

蕾を見て解るように、これからしばらく花期が続く。

 

 

 

 

 

 

去年辺りから花数が増えてきた、アストランチャベニス。

イングリッシュガーデンには欠かせない花、と、ある本に書いてあった。

イングリッシュガーデンは目指していないが、雨風にも強く、花期も長い
ので良い花だと思う。

 

 

 

 

 

 

こちらでは、エゾネギのぼんぼりが満開。

あちこちに種が飛んで、この頃になると葱坊主の原となる。

 

 

 

 

 

 

こちらは、野草のごとく増えたミヤコワスレ。

カラマツ林で半日陰になっていた頃には、こんなではなかった気がする。

手前にクサイチゴ、奥はハイキンポウゲの続き。

 

 

 

 

 

 

カツラの木の下右の淡色葉のトラディスカンシアは、薄紫のツユクサ花が
咲き始めた。

 

 

 

 

 

 

朝一番の赤屋根トリオ(奥の三角屋根は葉隠れに見えないが)。

夏の日差しを浴びて、木陰が涼しそう。

 

水無月晦日前のこの日、ユー地区は最高気温28度。

野やガーデンの花々にとって、いい日がしばらく続きそう。

 

 


水無月夏至過ぎ

2016-06-27 21:23:54 | ぐるりのこと

ずいぶん過ぎた夏至過ぎだが、ここのところずっと寒く日差しのない
日が続き、デジカメを向ける気分にならなかった。

ということにしておこう。

 

寒く、日差しがなかったので、ルピナスもようやく盛りに近づいたところ。

背景が黄色くもやっているのは、カラマツ林の伐採跡で盛り返した
ハイキンポウゲが満開を迎えているため。

庭花同様、野の草花もお日様を待つに変わりないが、子孫を残すことの
貪欲さがより強いということか。

 

 

 

 

 

 

フロントでは、日照不足がたたって緑一色。

 

 

 

 

 

 

次の主役のデルフィニウムも、ようやく花穂を上げてきたところ。

ここには写っていないが、白色ヤナギランも葉ばかり。

 

 

 

 

 

 

矢羽根ススキも茂ってきたが、肝心の矢羽根模様はこれから。

今のところは、ただのススキにしか見えない。

 

 

 

 

 

 

カツラが茂ったので、赤屋根トリオが見えづらくなった。

若葉を過ぎて夏木立姿。

 

 

 

 

 

 

遡って、朝イチ画像。

西洋シラカバの根元のアイビーが若葉を出して、去年の葉とコントラストを
見せている。

これも、適度な剪定が必要な仲間。

 

 

 

 

 

 

赤屋根トリオの見えないところは、こちらから。

右下にカツラの茂みが見えている。

 

早いもので、水無月も最終週。

これで、日差しと暑さが戻れば、一気に庭の花々が暴走する気配が。

牧草の一番草にも天候の回復が待たれる。

 

 


水無月断片

2016-06-07 21:20:56 | ぐるりのこと

六月水無月に入って、一週間が経った。

フロントでは、ゲラニウムがいい感じで咲き始めた。

ここの花は、地物のチシマフウロに似るが、花が密集して丈が短い。

改良を加えた園芸種と思われる。

 

 

 

 

 

 

ゲラニウムの仲間は、種になっても独特の造形を楽しめることもあり
気に入りだ。

 

 

 

 

 

 

カツラの木の下の、ヘメロカリスとトラディスカンシア。

種類は違うが、葉色のコントラストが良くて並べて植えている。

奥には、ツルニチニチソウのじゅうたんが広がる。

 

 

 

 

 

 

視線を上げると、イヌエンジュの芽出しが始まっている。

マメ科らしい形で、柔らかな薄緑の新芽が出てくると、さすがの
この地域も霜の心配が遠のく。

冬には、デッキに来たエゾリスがこの枝を伝って帰っていく。

どこかの枝に、小さな爪痕が付いているかも知れない。

 

 

 

 

 

 

赤屋根トリオも、向こうの三角屋根は木の葉で隠れて見にくくなった。

水無月のこの頃、その葉色もだんだん濃さを増す。

 

ユー地区にも遅い初夏が近づいている。

今日は、朝からハルゼミの鳴き声がしていた。

 

 


鳥の巣の物語

2016-06-04 21:07:16 | いきものたち

カリンズの木の中に作られた、ある鳥の巣の一週間を追う。
(何れも、特派員撮影)

 

 

 

 

 

 

〔一日目〕

小さな巣に、卵が一つありました。

 

 

 

 

 

 

〔二日目〕

翌日、卵は二つになりました。

 

 

 

 

 

 

〔三日目〕

翌々日、卵は三つになりました。

 

 

 

 

 

 

〔四日目〕

その又翌日、卵は四つになりました。

 

 

 

 

 

 

〔五日目〕

そしてこの日、卵は五つ。

一体いくつまで増えるのでしょう?

 

 

 

 

 

 

〔六日目〕

卵が五つになった翌日、雨が降りました。

そして、小さな巣の中には葉っぱが数枚…

この短い物語に、終わりが来てしまいました。

 

 

雛が孵って巣立つまで見届けられなかったのは残念ですが、
自然界の厳しさを思い知らされた一週間でした。

 

残された謎が二つ。

この巣と卵の主は?

この卵をネコババした主は?