セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

名残長月

2015-09-29 21:17:50 | 庭・ガーデン

この青空からは信じられないような、照ったり降ったりの変わりやすい
空模様。

雨と雲を縫うようにして、庭を巡る。

白のシュウメイギクも、絡まったようなロシアンセージも、右からちらり
見えているヤバネススキも、九月長月の名残の面々。

強い秋の日差しさえも、今日はあてにならぬ。

 

 

 

 

 

 

フラワーシャワーの、レンガの小径の向こうには…

 

 

 

 

 

 

咲く花々と、散る花びらと

(ちなみに、これがフラワーシャワーの正体!)

 

 

 

 

 

 

ヤバネススキは穂出しが遅く、斑入りの葉を愛でる期間は長い。

それでも霜が降りるようになると、葉色も褪せてくる。

 

 

 

 

 

 

フロントから離れて、バックガーデン。

朝は、カラマツ林の上に陽が上がるまで木漏れ日の中。

そろそろ糸ススキに、斜光線が当たり始めた。

 

 

 

 

 

 

 

一雨降って夕刻一瞬、少しだけ焼けた雲と青空が顔を見せた。

望楼の隣に、陽がすとんとつるべ落とし。

 

名残長月、明日一日。

 

 


定点撮影

2015-09-27 21:42:54 | 「ユー」のそと

ある日、ある時、ある処。

解説なしの定点撮影。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲と、青空と、遠くの山脈(なみ)がいい画を作ってくれた。

遠い昔に歩いた稜線を思い出した。

 

 


お彼岸アスターと楡の物語

2015-09-25 21:21:26 | 庭・ガーデン

秋分は過ぎたけれど、いつもこの時期になると咲いてくれるアスター。

密かに、“お彼岸アスター”と呼ばせてもらっている。

以前、オープンガーデンのショップで購ったものだが、同時に移植した
ピンク色のアスターはまだ蕾。

秋の空気に、淡い青紫の菊花はよく似合う。

 

 

 

 

 

 

本当の名は、“アスタープロフェクサーアントンキッペンバーグ”だけど、
これはとても覚えきらない。

秋の彼岸の頃に咲き始める、“お彼岸アスター”で通してもらう。

 

 

 

 

 

 

朝露をまとった、ペンスラモン・ダークタワーズ。

春から夏の開花期にかけて、葉や柄が黒っぽくなるのでダークタワーズ。

その葉が、いったん緑がかってから紅葉を始める。

一夏の変化を見ていると、面白い植物だ。

 

 

 

 

 

 

70年生のカラマツを伐採する際、何とか残してもらったハルニレ三本。
(一本は、二本のやや大きなハルニレの間)

かなり大きくなっているが、元をただせば風で飛んだ実生苗からこれまでに
育ったもの。

多分、赤屋根サイロのすぐ脇にある、大楡が母樹と思われる。

木は早く育てようと大きな苗を移植すると中々伸びないが、実生木などは
気づいたときには、こんなになっていたりする。 

 

 

 

 

 

赤屋根サイロと赤屋根小屋の間に、その大楡の太い幹が見えている。

(手前はスモモの老木)

 

推定樹齢150年ほどの、ハルニレの木。

元は旧河川の低い崖縁に育った、これも多分実生木。

御維新の頃、ようやく数メートルの幼木としてユー地区の原野にアタマをもたげて
いたと思われる。

 

 

 

 

以前、太い枝が道路上にせり出して、落雪の危険から枝を伐採
してもらったときの画像。(2008年)

半世紀近く前、その道路用地の造成で根元が1m以上埋まったが
樹勢は衰えず、毎年初夏になると大量の種を風に乗せてばら撒き
続けている。

 

 

 

 

〔追加画像〕

大枝伐採前の状態。

枝に積もった雪が固まり、暖気になると路上に落ちる。

樹形としては、こちらが断然良いのだが…。

 

 

 

 

 

 

 

今年は盛んに芽出しをしていた頃、遅霜にやられて勢いが削がれたホトトギス。

秋も深まってきて、ようやく花を付けた。

画像で見るとおり、複雑な造りにハデな配色で、小さな花なれどよく目立つ。

 

これもまた、この地の“彼岸花”の一つに加えて良いかもしれない。

 

 


秋晴れ続く

2015-09-23 22:01:15 | ぐるりのこと

ここ数日、気持ちの良い秋の天気が続く。

サイロの木蔦は青々としているが、裾の方ではちらほらと紅葉が
見え始める。

 

 

 

 

 

 

路地のミニトマトもここに至ってこの青さならば、完熟はおろか赤くなるのも
間に合わぬと見た。

青いトマトの料理法を思案した方が、良さそうだ。

 

 

 

 

 

 

フロントガーデンのエキナケア、花の真ん中が盛り上がり、その名の由来となった
ハリネズミのような姿になってきた。

雨風にも倒れず長く咲くこの花は、この庭の優等生。

ホシ、みっつ~

 

 

 

 

 

 

秋分の日の今日、没する日の位置が凡その真西。

午後5時には山の端に姿を消すようになり、日一日と短日が進み
秋が深まっていくのだろう。

家人が畑で、雪虫を見たと言っている。

雪は先にしても、霜くらいは遠からず降りるくらいの季節になって
きた。

 

 


秋の朝

2015-09-22 21:11:37 | 庭・ガーデン

日中気温がいくら上がっても、彼岸の頃ともなると朝方に白露が
降りている。

グラス類に付く露は、朝日に照らされて小さく輝く。

長く咲いたエキナケアも、そろそろラスト。

 

 

 

 

 

 

グラスではヒゲ?の数だけ、水滴を数える。

風が吹いたり、長く陽が当たると消えてしまうので、この一時の季節の演出。

 

 

 

 

 

 

そのグラス、糸ススキの傍らには晩生咲きのお菊さん

不思議気な波模様を一つ一つに付けて、蕾を堅くしている。

 

 

 

 

 

 

ここに来て、春先剪定をかけたエリカが花穂をもたげてきた。

秋が深まった頃切り詰めておけば、来シーズンはもっと密集して咲かせそう。

 

 

 

 

 

 

色づく前のハルニレ、シラカバの明るい葉陰。

左奥はラズベリー、右手前はラミウム山。

それぞれが、それぞれに秋の粧い。

 

 

 

 

 

 

最後はやはり?定点画像。

強い朝日に温められて、小屋の赤屋根がべこんへこん言い始めた。

 

変わりやすい秋の空、晴れで朝をスタートしても、このまま続くとは限らない。

さて、今日は?

 

 


秋の白

2015-09-21 21:07:19 | 庭・ガーデン

シュウメイギクの白花が今を盛り。

シュウメイギク(秋明菊、貴船菊など)にはピンク系が多く、この庭にも
この白の他一重と八重のピンクが咲く。

どれも良いのだが、何となくこの白花がお気に入り。

 

 

 

 

 

 

アネモネの仲間というとおり、花姿はよく似ている。

花びらが散りやすいのと、地下でランナーを伸ばして増えすぎるのが、難点か。

 

画面左端にピンクの八重が咲き始め。

お八重さんは、白花や一重のピンクよりも晩生のようだ。

 

 

 

 

 

 

朝方の定点画像。

左端のカツラが、随分黄色くなってきた。

霜が降りるようになると、一気に黄葉が進むと思われる。

 

手前右端で鬱蒼としたのもカツラの木だが、こちらはまだこのとおり。

同じ種類でも、何かの事情があるのだろう。

 

 


秋、彼岸入り

2015-09-20 21:07:09 | ぐるりのこと

しばらく更新を怠っていたら、世に言うシルバーウィーク彼岸の入りと
なっていた。

庭の花々の季節変わりも、徐々に進んでいた。

サラシナショウマ(晒菜升麻)の仲間、キミキフューガシンプレックス・
ブラックネグリジェ。

庭の端で毎年、しどけない姿の花を咲かせてくれる。

 

 

 

 

 

 

厳密には、ミソハギとエゾミソハギは違うようだが、北の国ユー地区に咲くので、勝手に
エゾミソハギと思って見ている。

芽出しから緑の期間が長いが、秋彼岸時期には濃い花色で咲いてくれる。

 

 

 

 

 

 

芝の上の落ち葉も目立つようになってきた。

9月も半ばを過ぎたとあっては、致し方ない。

 

 

 

 

 

 

休みで人手があったので、晴れ間を縫うようにニンニクを採り入れた畑から秋起こし。

灰を撒き、刈った芝を積んで堆肥にしたものを鋤き込み耕運機で起こしていく。

数年休ませた別の場所も、秋蒔きのニンニク畑として同様に起こす。

手前セロリ畑はしばらく収穫が続くので、ずっと後。

 

 

 

 

 

 

育ちすぎたズッキーニが、葉の陰にごろんと数本。

こうなっては収穫する気も失せる。

 

 

 

 

 

 

日が沈んでから、西空の雲が焼けた。

ここ数日の日没場所が、真の西の方角となる。

 

今日も照ったり降ったりの変わりやすい天気。

シルバーウィークも、後半に向け天候は回復に向かうようだ。

 

 


やっぱり秋の空

2015-09-05 21:11:24 | ぐるりのこと

朝の秋晴れから、曇り、雨、また晴れと、一日でどれだけ天気が変わったか。

雨景色にはご遠慮願って、晴れ間だけを繋げてみた。

 

くるくる、ころころ、秋の空。

 

 

 

 

 

 

秋は、糸ススキが主役級。

野にススキの自生しないユー地区、庭に植えてもそんなには増えない。

やはり、“ススキが原”はできない土地柄か。

 

 

 

 

 

 

これも、自生はしていないワレモコウ。

先の雨から、株が乱れて倒れ気味。

それでも、逆光に見る朱い花先は秋の色。

 

 

 

 

 

 

午後の晴れ間に、ちょっとHDR風。

天気が変わるということは、雲の形が変化するということ。

雲と、青空と、お日様の塩梅が丁度良くなったところを見計らって一枚。

 

 

 

 

 

 

前の雲とお日様が夕刻まで続いたら、もっとキレイに焼けたのに。

今日は、雨は上がったが、淡く小焼けで日は暮れる。

 

 


雨の間に間に

2015-09-04 21:05:46 | 庭・ガーデン

昨晩からの断続的な雨、朝方少し強く降って昼前に上がった。

滴の重みに耐えかねて、首を垂れる庭の草花も多い。

 

そんな雨に似合うのは、遅咲きの小型ホスタ。

この糸ススキの根元近くに移植して数年、今年はたくさんの
花を付けた。

 

 

 

 

 

 

以前は、中型ホスタの葉の陰になっていたから、水を得たならぬ
場所を得た、というところ。

半日陰の、こんなところが相応しかった。

 

 

 

 

 

 

これも植えて数年の、濃赤ヘメロカリス。

滴を湛えて、雨に似合う内に入るか。

 

 

 

 

 

 

エゾスジグロチョウの羽根も、傷みが目立ってきた。

今日も、雨を避けるようにたくさんのチョウが吸蜜している。

 

 

 

 

 

 

雨上がりの湿った空気にヤブ蚊攻撃が始まったので、シラカバの根元に小さな秋を
見つけただけで退散した。

やはり、♪定番で。

 

夜になって、また雨音がし始めた。

 

 


秋の空ころころ

2015-09-03 21:06:30 | 庭・ガーデン

今日は朝から、照ったり、陰ったり、降ったりとくるくる天気。

野良に出た家人も出たり入ったり。

今を盛りの黄花のエキナケアも、お日様パワーがなければ色の
出方もこうは行かない。

 

 

 

 

 

 

こちら、咲き始めのシュウメイギクだが、あいにく陰ったところでシャッターが切れた。

せっかくの今シーズン初お目見えなのに、申し訳ない。

 

 

 

 

 

 

バックガーデンの斑入りの糸ススキ。

やっぱり、このテの葉が風に揺れるようになると秋だなぁ。

 

 

 

 

 

 

少しコントラストを上げた画像だが、カツラやシラカバに黄色い葉っぱが
目だってきた。

湿潤地を好むカツラを乾燥気味の場所に植えてしまい、伸びれないでいる
こともあって、毎年早く黄葉するのだ。

動けない草木には、やはり、適所植栽と土の吟味が大切だ。


ようこそ九月

2015-09-01 21:21:05 | ぐるりのこと

秋の訪れを言いふらしていたら、九月に入ったとたんに28度近くまで
気温が上がった。

夏の戻りの日中。

ただ、朝方と夕刻にはそれぞれ10度以下、20度以下になるので、
真夏の暑さとはちょっと違う。

 

タイトル画像、手前リナリア・プルプレアはさすがに花穂は枯れ姿。

中ほどアニスヒソップと、向こうの白花フロックスは盛りと言っていい。

 

 

 

 

 

 

フロントでも、ヒソップだらけ。

黄色のエキナケアと良い対比を見せている。

 

 

 

 

 

 

暑いので、日陰を探しながら。

真ん中の藪?はラズベリーだが、果実の収穫は終わって摘み食いができる程度。

ブルーベリーもほぼ終わり。

 

 

 

 

 

 

定点画像。

上から見下ろすと、芝の上にシラカバの葉が目立つようになってきた。

スモモの実が、ぽつりぽつりと落ち始めた。

 

 

 

 

 

 

殆どのベリ-類がエンディングを迎えている中で実りが始まったのはこちら、
ブラックベリー。

酸味が効いてなかなか良いと思うのだが、家人への人気は今ひとつ。

真っ白い花、赤から黒に変わるこの実、これからの季節では紅葉に凍り付いた
白い霜がとても良いのだが。