秋分は過ぎたけれど、いつもこの時期になると咲いてくれるアスター。
密かに、“お彼岸アスター”と呼ばせてもらっている。
以前、オープンガーデンのショップで購ったものだが、同時に移植した
ピンク色のアスターはまだ蕾。
秋の空気に、淡い青紫の菊花はよく似合う。
本当の名は、“アスタープロフェクサーアントンキッペンバーグ”だけど、
これはとても覚えきらない。
秋の彼岸の頃に咲き始める、“お彼岸アスター”で通してもらう。
朝露をまとった、ペンスラモン・ダークタワーズ。
春から夏の開花期にかけて、葉や柄が黒っぽくなるのでダークタワーズ。
その葉が、いったん緑がかってから紅葉を始める。
一夏の変化を見ていると、面白い植物だ。
70年生のカラマツを伐採する際、何とか残してもらったハルニレ三本。
(一本は、二本のやや大きなハルニレの間)
かなり大きくなっているが、元をただせば風で飛んだ実生苗からこれまでに
育ったもの。
多分、赤屋根サイロのすぐ脇にある、大楡が母樹と思われる。
木は早く育てようと大きな苗を移植すると中々伸びないが、実生木などは
気づいたときには、こんなになっていたりする。
赤屋根サイロと赤屋根小屋の間に、その大楡の太い幹が見えている。
(手前はスモモの老木)
推定樹齢150年ほどの、ハルニレの木。
元は旧河川の低い崖縁に育った、これも多分実生木。
御維新の頃、ようやく数メートルの幼木としてユー地区の原野にアタマをもたげて
いたと思われる。
以前、太い枝が道路上にせり出して、落雪の危険から枝を伐採
してもらったときの画像。(2008年)
半世紀近く前、その道路用地の造成で根元が1m以上埋まったが
樹勢は衰えず、毎年初夏になると大量の種を風に乗せてばら撒き
続けている。
〔追加画像〕
大枝伐採前の状態。
枝に積もった雪が固まり、暖気になると路上に落ちる。
樹形としては、こちらが断然良いのだが…。
今年は盛んに芽出しをしていた頃、遅霜にやられて勢いが削がれたホトトギス。
秋も深まってきて、ようやく花を付けた。
画像で見るとおり、複雑な造りにハデな配色で、小さな花なれどよく目立つ。
これもまた、この地の“彼岸花”の一つに加えて良いかもしれない。